The Return to Reilly

投稿日:2016年10月24日 更新日:

きょうごく
本記事では20世紀最大の作業療法の理論家の一人であるReillyについてサクッとご紹介します
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The Return to Reilly

「作業」に関心が高まる

近年,作業療法士の世界では,人々が行う「作業」に対する関心が高まっていると思います。

たとえば,作業科学は作業それ自体を探究する学問として,人間作業モデルは作業を治療に役立てる実践論として,国内外の作業療法士が注目しています。

他にもさまざまな作業に焦点を当てた学問,実践モデルはあります。

作業に注目したきっかけはReillyにあり

各学問,あるいは各実践モデルによって,人々が行う作業の捉え方は異なりますが,作業が注目される契機となったのはReillyの作業行動(Occupational Behavior)である,という点ではおそらく合意形成されるのではないでしょうか?

Reillyがこの世界に与えた影響を考えると,彼女は20世紀最大の作業療法理論家の一人であったと言える,と僕は考えています。

では,そもそもReillyはどのようなモチーフから作業行動を提唱し,そしてまたそのモチーフに応えるためにどのような理路を整備したのでしょうか?

その意義は何で,同時にどのような問題点があったのでしょうか?

おそらく,このような疑問は,これまでも立てられ、そして探求されてきたことだと思います。

だけども,作業に対する関心が今までになく高まってきつつある状況だからこそ,その足場を見失わないようにするために,私たちはReillyの議論を,そのモチーフを踏まえながらできる限り根本から考えなおしていき,作業行動をより普遍的な「原理」,すなわち「本質論」として捉えていく必要があるのではないか,と思っています。

Reillyの文献目録

という関心のもと,下記ではReillyの文献目録を,『作業療法実践のための6つの理論』から打ちこんでみました。

国内でも重要文献(たとえば,『遊びと探索学習』に収録された山田孝先生の「作業行動理論と遊び」,同じく山田先生の『作業-治療的応用』に収録された「作業行動理論と作業」など)があります。

僕自身,これらの文献のたいはんは既に何度も読んではいるのですが,今の課題がひと段落したら改めてそうした文献を丁寧に読みこみ,解読していきたいと考えています。

  1. Licht S, Reilly M: The correlation of physical and occupational therapy. Occupational Therapy and Rehabilitation, 22, 171-175, 1943.
  2. Reilly M, Barton WE: Do’s and don’t’ in military occupational therapy. Occupational Therapy and Rehabilitation, 23, 121-123, 1944.
  3. Reilly M: The role of the therapist in protective and functional devices. American Journal of Occupational Therapy, 10, 118-132, 1956.
  4. Reilly M, Ryerson AM: Therapeutically influenced recovery. American Journal of Occupational Therapy, 10, 229-232, 1956.
  5. Reilly M: An occupational therapy curriculum for 1965. American Journal of Occupational Therapy, 12, 293-299, 1958.
  6. Reilly M: Research potentiality of occupational therapy. American Journal of Occupational Therapy, 14, 206-209, 1960.
  7. Reilly M: Occupational therapy can be one of the great ideas of 20th century medicine. American Journal of Occupational Therapy, 16, 1-9, 1962.
  8. Reilly M: The challenge of the future to an occupational therapist. American Journal of Occupational Therapy, 20, 221-225, 1966.
  9. Reilly M: A psychiatric Occupational Therapy program as a teaching model. American Journal of Occupational Therapy, 22, 61-67, 1966.
  10. Reilly M: The educational process. American Journal of Occupational Therapy, 23, 299-307, 1969.
  11. Reilly M: Selecting human development knowledge for occupational therapy. In W. L. West (Ed.), Occupational therapy functions in interdisciplinary programs for children. Proceedings of the Conference, The Training Function of Occupational Therapy University-Affiliated Centers. Rockville, MD: Department of Health, Education and Welfare. pp. 64-75, 1969.
  12. Reilly M: The modernization of occupational therapy. American Journal of Occupational Therapy, 25, 243-246. 1971.
  13. Reilly M (Ed.): Play as Exploratory Learning: A Study of Curiosity Behavior, Beverly Hills, CA: Sage, 1974.
  14. Reilly M: A response to: Defining occupational therapy: the meaning of therapy and the virtues of occupation. American Journal of Occupational Therapy, 31, 673-674, 1977.
  15. Reilly M: The issue is ? The importance of the client versus patient issue for occupational therapy. American Journal of Occupational Therapy, 38, 404-406, 1984.

まとめ:The Return to Reilly

本記事では20世紀最大の作業療法の理論家の一人であるReillyについてサクッとご紹介しました。

あなたもReillyを読みましょうね。

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