【結論】社会人に求められる最も基本的なマナー【研究者が語る】

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きょうごく
本記事では「社会人としてのマナーがなっていない!と怒られました。社会人としての基本マナーってなんですか?」という疑問にお答えします。

本記事を読むと、社会人として最も重要な根源的マナーについて理解できます。

本記事の内容

  • 社会人としての基本マナーを論じる前に
  • 社会人の基本マナーの根底にある考え方
  • 社会人に求められる最も基本的なマナー

この記事を書いているぼくは、コミュニケーションスキルを研究しておりまして、信念対立解明アプローチという理論の体系化に取り組んでいます。

信念対立解明アプローチは意見や価値観の対立を解消するためのものでして、医療や教育を中心にいろいろ活用されています。

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信念対立解明アプローチは哲学原理を実践につなげるものなので、いろんなテーマをできるだけ根源から考えていくことになります。

本記事ではそんなぼくが、社会人としてもっとも基本的なマナーについて論じます。

社会人としての基本マナーを論じる前に

まず、言葉の意味を確認しましょう。

社会人の辞書的意味は以下の通りです。

社会人の意味

  • 学校や家庭などの保護から自立して、実社会で生活する人
  • 社会を構成している一人の人間 など

引用元:weblio辞書

つまり、社会人とは実際に社会に参加している自立した人だといえるでしょう。

次に、マナーの辞書的意味は以下の通りです。

マナーの意味

  • 行儀
  • 礼儀・作法のこと など

引用元:weblio辞書

行儀、礼儀、作法は社会で守ることが求められるルールだと考えると、マナーは人々が社会のなかで心地よく生活するためのルールのようなものだ、といえそうです。

以上を踏まえると、社会人のマナーという場合、それは「実際に社会参加している人が、円満に社会で過ごせるために守る必要のあるルール」と理解することができるでしょう。

社会人の基本マナーの根底にある考え方

社会人=実際に社会に参加している自立した人から構成される社会は「市民社会」といいます。

市民社会は、一部の強い人がその他大勢を支配するシステムではなく、各人が対等な関係のもとで合意形成しながら社会を構成するシステムです。

市民社会の原理は「自由の相互承認」です。

自由の相互承認とはルソー、カント、ヘーゲルらが鍛えたげた理路を、竹田青嗣が徹底した原理的思考を通して再構築したものです。

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サクッと言うと、自由の相互承認とは各人が生きたいように生きるために、お互いに自由な存在であると認めあうことです。

これは約200年前に見いだされた可能性の原理でして、それまで人類は農業革命からの約12000年間にわたって社会の根底に普遍闘争の原理をおいていました。

普遍闘争は弱肉強食を良しとするものであり、人生をめちゃくちゃなハードゲームにする考え方です。

というのも、これを基礎にした社会は奪いあい、殺しあいが日常だからです。

そんなハードゲームに勝てる人はごく一部で、多くの人は生に希望をもてません。

そこで、人類の知の最高峰の人たちが考え抜いて、いわゆる自由の相互承認という考え方にいきつくわけです。

社会人は市民社会の一員であるわけですから、当然のことながら、社会人の基本マナーの根底に自由の相互承認があることになります。

社会人に求められる最も基本的なマナー

枝葉末節のマナー

一般に、社会人のマナーは以下のような事柄が例示されがちです。

一般的な社会人のマナーの例

  • 挨拶はハキハキするべき
  • 正しい敬語を使う
  • 謝罪のお辞儀は45度、通常のお辞儀は30度
  • 名刺は右手で出して、左手で受け取る
  • 電話は必ず3コール以内にでる
  • 服装はシワのないスーツにする   などなど

しかし、これらは市民社会を前提に考える限りにおいて、完全に枝葉末節の話でして社会人にとって最重要の基本マナーではありません。

これらは、単純に好みの問題に過ぎないのです。

だから、好きな人はやればいいし、そうでない人は別に気にしなくてもよいです。

社会人に求められる最も基本的なマナー

市民社会を前提にする限りにおいて、社会人に求められる最重要の基本マナーは、自由の相互承認を遵守することだといえます。

なぜなら、市民社会の基礎には自由の相互承認があり、社会人もそのメンバーである以上、社会のなかで心地よく生活するには自由の相互承認をルールとして守る必要があるからです。

自由の相互承認は、他者に対して不可逆的に迷惑をかけない限りにおいては、各人が生きたいように生きるためにお互いに自由な存在であると認めあうことです。

なので例えば、以下のような行動が自由の相互承認を遵守するマナーであると言えるかもしれません。

自由の相互承認を遵守するマナーの例

  • 他人に迷惑をかけない限りは、各人の自由意志を最大限尊重する
  • 「お前のためを思って・・・」など都合よい理由をつけて、他者に求められていないないのにいちいち助言しない
  • プライベートな時間の使い方に口出ししない
  • 「一般的な社会人のマナーの例」で示したような、世間一般の常識を一方的に押しつけない
  • 他人に恩義を押し売りしない   などなど

このように市民社会の基礎である自由の相互承認を前提にすれば、「挨拶はハキハキするべき」などの一般的なマナーよりも、各人が生きたいように生きられるよう配慮しあうことの方が遙かに重要で基本的なマナーになるはずです。

ここでは、例えば酒を飲めないから断っているのに「なんだ!俺の酒も飲めないのか!」などと強要する上司は最悪なマナー違反でして、社会人としてあるまじき行為だという話にもなりえます。

正しくは「あっ。酒を飲めないのね。じぁぼく1人で飲むわ」という態度になります。

酒を飲むも飲まぬも個人の自由なんですから、とやかく言う筋合いはまったくありませんので、つべこべ言わずにさっと身を引く必要があるのです。

重要なので繰り返しますが、市民社会を前提にする限りにおいて、社会人に求められる最も基本的なマナーは自由の相互承認を遵守することです。

これを踏み外すと、人生はハードゲームになるしかないのでご注意あれ。

まとめ

本記事では「社会人としてのマナーがなっていない!と怒られました。社会人としての基本マナーってなんですか?」という疑問にお答えしました。

枝葉末節の社会人のマナーに振りまわされず、市民社会のメンバーとして最も大切な基本マナーを身につけるようにしましょう。

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