成人の日に読むべきおすすめ哲学本3冊+α【よりよい人生を過ごそう】

投稿日:2019年1月13日 更新日:

きょうごく
本記事では「成人の日を迎えた人に素敵な本をプレゼントしたいです。成人の日におすすめの哲学本があれば教えてください」という疑問にお答えします

本記事の内容

  • 成人の日に読むべきおすすめ哲学本【厳選3冊】
  • 成人の日に読むべきおすすめ本【+α】
  • 成人の日に読むべきおすすめ哲学本を読んだ後にすべきこと

本記事を書いているぼくは作業療法士という医療専門職ですが、理論研究に取り組んでいることもあって哲学誌『構造構成主義研究』の副編集長もやっていました。

『構造構成主義研究』一覧

本記事ではそんなぼくが、成人の日に読むべきおすすめ哲学本を厳選紹介いたします。

成人の日に読むべきおすすめ哲学本【厳選3冊】

本記事で紹介する哲学本は以下の3冊です。

おすすめ

  • 永遠平和のために
  • 精神現象学
  • 現象学の理念

いずれの哲学書も人類史上、最高峰の天才たちが書いたものでして、私たちがより良く生きるために知っておくとよい理路ばかりです。

未読の人は、成人式を迎えたら必ず読みましょう。

永遠平和のために

誕生してから死ぬまでの間、少しでも生きたいように生きるためには、紛争や戦争で社会が混乱していない状態を維持する必要があります。

平和が持続しない限りにおいて、私たちは自分の人生を生きることはできないのです。

本書の目的は「平和」が成立する条件を解き明かすことです。

この本が書かれた当時(18世紀)、ヨーロッパは戦争が絶えず、人びとは疲弊しきっていました。

そうした社会情勢を背景に、哲学者カントは永遠平和を実質化するための可能性の条件を洞察していきました。

本書は、本当の平和を実現するために、現代を生きる私たちに努力の方向性を光照らしています。

平和は大人が絶え間ない努力によって作りだすものです。

本書は成人の日を迎えたら必ず読みたい一冊です。

精神現象学

成人の日を迎えたからといって、成熟した大人になれるわけではまったくありません。

むしろ、成人の日は大人として生きていくためのスタートラインに過ぎず、これから自分の人生を生きるために各人が努力しながら成長していく必要があります。

本書は、人間のさまざまな類型と成長の道標を哲学的に解き明かしています。

これを読むことによって、最終的にどのような方向性で成長していけば、よりよい生き方になりえるのかを考えることができます。

結論を言ってしまえば、それは「自由の相互承認」というものになります。

つまり、各人がそれぞれ生きたいように生きるためには、お互いに生きたいように生きたいと欲していると認め合うしかない、というものです。

これは、平和で安寧な社会を実現するために不可欠の原理であると考えられています。

成人の日を迎えたら本書を読み、「自由の相互承認」の感度を育めるよう成長していきましょう。

現象学の理念

成人の日を迎えたら一応大人の仲間入りなので、これから自分で考えて生きていく必要があります。

ではどう考えたらよいかというと、これがいまいちよくわかっていない人が少なくないです。

本書は強く深く考えるための方法を提示しており、自分で生き抜いていかざるを得ない人たちに希望の光をもたらします。

人生はわりとハードゲーム化しやすく、ボーッと生きていたら真っ当に生き抜きがたいです。

現象学は本質洞察を実質化する思考の原理でして、人生というハードゲームを生き抜くためにとても役立ちます。

本質洞察は、物事の意味の中心を抽出していくものであり、上手くできるようになれば正しい答えがわからないままさしあたりの最適解を引き出しやすくなります。

成人式を迎えたら、本書を通して思考の可能性を引きだし引き伸ばしましょう。

成人の日に読むべきおすすめ本【+α】

上記の3冊は必読書ですが、特に「精神現象学」と「現象学の理念」は本格的な哲学書なのでわりと難しいです。

なので、「これは難しい!」と感じた人は以下の入門書を手元においておきましょう。

おすすめ

  • 超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』
  • 超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』

なお「永遠平和のために」は原著もわりと平易な内容なので、入門書がなくても読み解けると思いますからご安心ください。

超解読! はじめてのヘーゲル『精神現象学』

本書はヘーゲルの「精神現象学」の前提知識ゼロでも理解できるよう、めちゃくちゃ平易に解読したものです。

「精神現象学」は哲学史上最難関と言ってもよいぐらい難解です。

でも、本書を片手に読めば、その意味をわかりやすく理解できますので、手元に一冊置いておくとよいです。

超解読! はじめてのフッサール『現象学の理念』

本書はフッサールの「現象学の理念」をめちゃくちゃ平易に解読したものです。

「現象学の理念」は「精神現象学」に比べたら圧倒的に読みやすいですが、「永遠平和のために」よりも難しく概念の意味も受け取りにくいです。

本書は前提知識ゼロでも「現象学の理念」が理解できるように解説してくれていますので、自ら強く深く考えられるようになるために買っておくとよいです。

入門書を読んでも理解できない人は読書の方法から学び直そう!

上記の入門書2冊の内容すら理解できない場合は、読書の方法に問題があるかもしれません。

読書は単に字面を追えばできるものではなく、それぞれの力量にあわせた読み方というものがあるものです。

以下の記事では効果的に読書する方法を解説しているので、入門書の理解が難しかった人はぜひお読みください。

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成人の日に読むべきおすすめ哲学本を読んだ後にすべきこと

読書したら成熟した大人になるための素養が身につくわけではありません。

成人の日に読むべきおすすめ哲学本を読んだら、以下のサイクルを回すべしです。

ポイント

  • 手順①:読書する
  • 手順②:行動する
  • 手順③:改善する

「読書→行動」というサイクルを回すと、圧倒的に理解しやすいですし、読んだ成果が表れやすいです。

また、行動した結果から改善点を見つけて、再び「読書→行動」というサイクルに乗せると成長しやすいです。

その理路は以下の記事で詳述したので、ぜひそちらもあわせてお読みください。

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まとめ:成人の日に読むべきおすすめ哲学本

本記事では「成人の日を迎えた人に素敵な本をプレゼントしたいです。成人の日におすすめの哲学本があれば教えてください」という疑問にお答えしました。

本記事で紹介した哲学書は以下の3冊です。

おすすめ

  • 永遠平和のために
  • 精神現象学
  • 現象学の理念

なお、成人式を迎えた人たちへのメッセージは以下の記事でまとめています。

以下の記事では、ぼくが成人の日に知っておいたら良かったと思うことばかり書いています。

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