将来が不安でしかないときは、現象学的に考えるとよい件

投稿日:2019年3月15日 更新日:

きょうごく
本記事では「将来が不安です。今後どうしたらよいかわかりません。こういうとき、どう考えたらよいですか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ

  • 将来が不安でしかないときは、現象学的に考えるとよい件
  • 不安でしかない将来を変えるなら、条件を変えるために行動すべし
  • 上記の対策でも将来が不安でしかないなら、専門家の支援を受けることも考えよう

本記事を書いているぼくは作業療法士でして、精神医療が主な専門です。

また、信念対立解明アプローチという哲学的実践論を提案しており、以前は『構造構成主義研究』という哲学誌の副編集長もしていました。

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本記事ではそんなぼくが、将来が不安なときにどう思考したらよいか、についてさくっと解説します。

将来が不安でしかないときは、現象学的に考えるとよい件

結論からいうと、将来が不安なときは現象学的に考えるとよいかと思います。

現象学といっても多種多様で論者によっても解釈が異なります。

本記事では簡単に以下の思考手順を解説します。

思考手順

  • その①:私の体験に着目する
  • その②:私の体験が成立している条件を検討する

なお、現象学を学べるおすすめ本は以下の記事で紹介していますので、ぜひあわせてお読みください。

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その①:私の体験に着目する

現象学的思考ではまず、私の体験をもっとも重視します。

これは、専門用語で「超越論的主観性」と呼びます。

あれこれ考えるにあたって、私の体験からはじめようというのが、現象学的思考の最初のポイントです。

今回の場合で言えば、私の体験は「将来を不安に感じる」というものです。

もちろん、現象学的思考は私の体験から考えるということなので、他にも「将来が楽しみである」「もっと自己研鑽して成長したい」「良い生活がしたい」などいろいろ思考対象にすることができます。

自身の体験を手がかりに強く深く思考できるところが、現象学的思考の良いところです。

なので、まずは私の体験にきっちり着目してください。

その②:私の体験が成立している条件を検討する

私の体験に焦点化したら、次にその体験が成立する条件を検討していきます。

つまり、私の体験の理由を深掘りしていくのです。

例えば、「将来を不安に感じる」のであれば、なんでそう感じちゃっているのかを問うていけばよいです。

すると、「先々の見通しが立たない」「ついつい悪い予想を先走らせている」「いまの職業に将来性がない」「漠然とした不安を抱えている」「収入が少ないので老後が心配」などが明らかになるかもしれません。

ここでスッキリすればよいですが、そうならないこともわりとあるので、さらに例えば「先々の見通しが立たない」と感じちゃっているのは何でなのか、と問うとよいです。

これを繰り返していくと、あるところで同じ思考が循環し始めるので、そうなったらそれ以上は考えなくてもよいです。

まとめると現象学的に考えるなら、基本は「私の体験に着目する→そう体験しちゃっている理由を考える」という手順でOKです。

不安でしかない将来を変えるなら、条件を変えるために行動すべし

現象学的思考によって将来を不安に感じる条件がわかれば、その条件を変えるために後はトライ&エラーを繰り返すべしです。

トライ&エラーの手順

  • その①:行動する
  • その②:検証する
  • その③:工夫して行動する

その①:行動する

現象学的思考によって「将来が不安でしかない」と感じちゃっている理由がわかれば、それを変えるために行動すべしです。

例えば、特に理由はないけども「ついつい悪い予想を先走らせている」のならば、悪い予想をするという行動をやめて、良い予想をするという方向に変えたらよいです。

あるいは「収入が少ないので老後が心配」ならば、給与所得に頼り切った状態を変えるために、事業所得を作ることに奔走したらよいです。

このように将来が不安でしかないならば「現象学的に思考する→プラグマティックに行動する」というステップを踏みましょう。

その②:検証する

もちろん、行動したからといって、すぐに将来の不安が払拭されるわけではないです。

なので、3ヶ月ぐらい行動したら、上手くいっているかどうかを検証すべしです。

行動し続けていると、現象学的思考が外れていたことがわかることがありまして、そのときは現象学的思考からやり直して行動に結びつける必要があります。

また、現象学的思考は外していないけども、行動が思うようにできていなかったこともあるので、そのときはどう行動を変えればよいかを検討すべしです。

その③:工夫して行動する

検討したら、その結果を踏まえて工夫して、再び行動につなげてください。

工夫しながら行動できるだけで、そうしない場合に比べて成功する確率が上がると期待できます。

「考える→行動する→検証する(考える)→工夫する→行動する」というプロセスは、将来の不安を払拭するためにとても重要なのです。

もちろん、工夫したらしばらく行動して、再び検証して改めて工夫して、、、というように試行錯誤しながら進めてくださいね。

上記の対策でも将来が不安でしかないなら、専門家の支援を受けることも考えよう

よく考えて、行動しても将来が不安でしかないときは、心の状態があまり良くないかもしれないので、専門家の支援を受けることも検討すべしです。

近くに精神科があれば気軽に受診したらよいです。

時間的、地理的な制約などで精神科を利用しがたいならば、オンラインカウンセリングを利用するのもありです。

24時間いつでもすぐに予約できるので、利用を検討してみるとよいでしょう。

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まとめ:将来が不安でしかないときは、現象学的に考えるとよい件

本記事では「将来が不安です。今後どうしたらよいかわかりません。こういうとき、どう考えたらよいですか」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、現象学的に考えてみると、どうしたらよいかを整理できることがあります。

思考手順

  • その①:私の体験に着目する
  • その②:私の体験が成立している条件を検討する

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  • この記事を書いた人

京極真

信念対立解明アプローチ、OBP2.0という哲学的実践論の体系化に取り組んでいます。作業療法士という国家資格をもっています。最終学位は博士(作業療法学)です。普段は吉備国際大学ならびに同大学大学院で教授しています。その他にも旭川医科大学医学科、聖隷クリストファー大学大学院博士後期課程、香川県立保健医療大学大学院修士課程などで教えています。

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