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コミュニケーションにおける傾聴とその種類【2つの方法を解説】

京極真
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本記事では「もっと人の話はしっかり聴くべきだ。他人の話を傾聴できるようになった方がいい、と怒られました。傾聴って何ですか。傾聴にはどんな方法がありますか」という疑問にお答えします

  • コミュニケーションにおける傾聴の意味を知りたい
  • 傾聴の種類を教えてほしい

以下の記事にて、コミュニケーションについて書いた記事をまとめています。

合わせてどうぞ!!

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コミュニケーションにおける傾聴とその種類

傾聴ってなに?

簡単に言うと、傾聴とは相手を理解するために熱心に聴くことです。

つまり、傾聴ではただ単に人の話を聴くのではなく、他者理解に向けて丁寧に注意深く聴く必要があります。

一般に、相手に対して「しっかり聴いてくれている」と伝われば、理解を深めやすいよう熱心に話してくれるようになります。

傾聴は相手が話したいこと、伝えたいことを促進し、理解を深めていく方法であると言えるでしょう。

言語的傾聴と非言語的傾聴

コミュニケーションにおける傾聴の種類は大きくわければ以下の2つです。

コミュニケーションにおける傾聴の種類
  • その①:言語的傾聴
  • その②:非言語的傾聴

基本はこの2つです。

その①:言語的傾聴

言語的傾聴は、言語的コミュニケーションを通して注意深く聴く方法です。

言語的傾聴には以下の主な技法があります。

主な技法
  • 相槌:相手の語りに合いの手を入れる
  • 繰り返し:相手の語りを反復する
  • 促進:相手に語りを促す
  • 要約:相手の語りの要点をまとめる
  • 意訳:相手の語りを踏まえて理解した内容を伝える など

基本はこれだけです。

その②:非言語的傾聴

非言語的傾聴は、非言語的コミュニケーションを通して注意深く聴く方法です。

非言語的傾聴には以下の主な技法があります。

主な技法
  • 沈黙:黙って聴くこと
  • 態度:文脈にそって身体表現(ジェスチャー)をする
  • アイコンタクト:適切なタイミングで目を合わせる など

基本は以上です。

コミュニケーションで傾聴したいなら2つの種類を活用する

結論:他人の話をしっかり聴いていると思われたければ2つの傾聴を活用すべし

他人の話をしっかり聴いていると感じてほしいなら、上述した2つの傾聴技法を積極的に活用したら良いです。

傾聴は相手に対して「しっかり聴いてくれている」と伝わることで、語りやすい状態にしていき他者理解しやすくしていく方法です。

傾聴技法はそのための方法です。

言い方を変えたら、傾聴技法を活用していけば、他人の話をしっかり聴いていると感じてもらいやすくなります。

なので、他人の話を丁寧に聴いていると言われたいなら、傾聴技法を活用したらOKです。

活用のコツはコミュニケーション能力の本質を視点にすればOK

本来のコミュニケーション能力とは「状況や目的にあわせて柔軟に対応できるチカラ」です。

言語的傾聴と非言語的傾聴も状況や目的にあわせてしなやかに使っていけば良いです。

例えば、相手に「納得しながら聴いている」と思ってほしければ、「なるほど」「そういうことですか」などと相槌を打っていけばよいし、沈黙を使って落ちついて話せるように仕向けたらよいですよね。

また、さらに深く語ってほしければ「もう少し詳しく話していただけますか?」と促進を行えばよいです。

こんな感じで、言語的傾聴と非言語的傾聴は状況や目的にあわせて複数組み合わせつつ柔軟に繰り出していけばOKです。

傾聴がうまくできるようになると信頼関係も作りやすい

ぼくの経験上、傾聴がうまくできるようになると信頼関係を作りやすいです。

「もっと人の話はしっかり聴くべきだ」などと注意されている状態だと、お互いに安心して関係を作れないです。

けど、しっかり話を聴いてくれていると思われる状態は、そうでないときに比べて信頼してもらいやすいものです。

ぼくら人間は何だかんだいっても社会的存在なわけでして、信頼関係があるとないでは生きやすさにだいぶ差が生まれます。

コミュニケーション能力を高めて、言語的傾聴と非言語的傾聴を活用できるようになれば、そうでない場合に比べてたぶんハッピーな日々を過ごせますし、仕事でもプラスに作用しやすいです。

結局のところ、最終的には人と人の問題なんで、しっかり傾聴技法を使えるようになりましょう。

まとめ:コミュニケーションにおける傾聴とその種類

本記事では「コミュニケーションでは傾聴が重要であると聞きました。傾聴ってなんですか。またどんな種類がありますか」という疑問にお答えしました。

簡単に言えば、傾聴とは相手を理解するために熱心に聴くことです。

また傾聴の種類は大きくわければ以下の2つです。

コミュニケーションにおける傾聴の種類
  • その①:言語的傾聴
  • その②:非言語的傾聴

本記事が皆さんの傾聴の理解に役立てばうれしいです。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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