作業療法士の「将来性がない」という不安を消す方法は単純です

2019年9月1日

きょうごく
本記事では「作業療法士の将来性が不安です。どうしたらいいですか」という疑問にお答えします

本記事の内容

  • 作業療法士の「将来性がない」という不安を消す方法は単純です
  • 「作業療法士の将来性がない、、、」という不安を解決するために専門性を極める方法

本記事を書いているぼくは作業療法士です。

また、博士(作業療法学)という珍しい学位ももっています。

この業界で20年近く働いているので、作業療法士界隈についてはわりと詳しいです。

本記事ではそんなぼくが上記の疑問にさくっとお答えします。

作業療法士の「将来性がない」という不安を消す方法は単純です

結論:専門性を極める

結論をいうと、作業療法士の「将来性がない」という不安を消す方法は「専門性を極める」です。

作業療法士は作業療法の専門家なので、専門性を極めると信頼が生まれるので、仕事に困ることがなくなり、収入増にもつながるからです。

具体例

例えば、作業機能障害の評価を極めるとします。

すると、「あの人にまかせたら、作業機能障害を正確に評価してもらえるので、仕事をお願いしよう」となりますよね。

その評判は会社外にも伝わりますから「今度、あの人に作業機能障害の評価についてご講義いただこう」となります。

こんな感じで、専門性を極めると評判がたって仕事が増えていき、それにともなって収入も増加していきます。

なので、作業療法士で「将来性がない」と不安を抱えている人は専門性を極めるべしです。

よくある疑問:極める専門性はなにがおすすめ?

「極める専門性はなにがおすすめ?」と疑問に思う方がいます。

結論をいうと何でもよいです。

理由は将来的に何が当たるかわからないからです。

具体例

例えば、ぼくは「OBP(occupation-based practice)」という作業療法の本質を極めるべく努力を重ねています。

けど、作業療法にはOBP以外にも、身体障害、精神障害、発達障害などの障害に関連する専門分野に加えて、急性期、回復期、維持期、慢性期、終末期、予防期などプロセスに関する専門分野などいろいろあります。

自分がやっていて苦にならないテーマで専門性を極めたらOKです。

こんな感じで、作業療法には多種多様な専門領域があるので、それを極めていけばよいです。

よくある疑問:極める専門性は広い方がよい?

「極める専門性は広い方がよい?」と疑問に思う方がいます。

スペシャリストからジェネラリストへ、、、みたいな議論もあるので、そう疑問に感じることは普通です。

で、結論をいうと、極める専門性は狭く深いがよいです。

専門性を極めるとは、誰よりもそのテーマについて熟知している状態を指すからです。

具体例

例えば、ぼくはOBPの中でも哲学と理論に特に詳しいです。

評価や介入になれば、ぼくよりも詳しい人はいくらでもいると思いますが、哲学と理論については世界的にみてもぼくより上はたぶんそういないです。

極める専門性は狭く深いほど信頼を生むので、小さなテーマでもよいですからとことん詳しくなればOK。

作業療法士の将来性に関する不安を消したければ、狭く深く専門性を極めたらよいです。

よくある疑問:作業療法士「業界」の将来性は?

「作業療法士『業界』の将来性は?」と疑問に思う方もいます。

ぼくの上記の説明は「作業療法士個人」にフォーカスしているように見えるので、業界全体の将来性について疑問に感じるわけです。

結論から言うと、これも「専門性を極める」でOK。

業界は個々人の作業療法士の集合なので、それぞれが専門性を極めることでしか、業界の将来性を開くことはできないからです。

具体例

例えば、100人の作業療法士がいて、それぞれがそれぞれの専門性を極めて、周囲から信頼をえて、仕事増から収入増を実現していると想像してください。

その集合である作業療法士「業界」の将来性も明るい、、、と感じませんか。

たぶん90%の読者は「そういう状態なら未来は明るいわな」と感じるはずです(数字はテキトー)。

つまり、業界の心配をしているヒマがあるなら、自分の専門性を極めろって話です。

「作業療法士の将来性がない、、、」という不安を解決するために専門性を極める方法

専門性を極める方法は以下の通り。

おすすめ

  • その①:1人で頑張る
  • その②:志を共有する人たちと頑張る
  • その②:大学院に進学する
  • その③:レベルの高い職場で働く

基本はこれだけだと思います。

その①:1人で頑張る

最初の方法は1人で頑張るでして、これは他の方法をとるときも不可欠です。

理由は、自分で頑張らないとどうにもならないからです。

具体例

例えば、職場で担当している対象者の特性を分析し、全体傾向として認められる課題を解決できる専門分野を見つけます。

次に、その専門分野に関する研究論文、書籍を読みあさり、自身の実践に反映させていき、結果を分析して改善を重ねていきます。

1人で頑張ると中だるみするので、自分が自身への最大の批判者になって圧をかけ続け、自らのチカラで専門性を磨いていけばOK。

こんな感じで、専門性を極めたければ1人で頑張りましょう。

その②:志を共有する人たちと頑張る

1人で頑張るだけだと、成長曲線が鈍化することがあるので、志を共有する人たちと共闘すべし。

お互いに刺激し合えるので、専門性を極めやすくなるからです。

具体例

例えば、OBPについて極めたいなら、OBPの専門家が集まるところにでかけるべし。

共通する目標があるので、お互いに刺激し合えますから、深化の速度がアップします。

また1人で頑張るだけだと気づけなかった課題に気づいたり、解決できなかった問題を解決できます。

このように、志をともにできる仲間と切磋琢磨したらOK。

その③:大学院に進学する

専門性を極めたいなら大学院進学もおすすめです。

大学院進学って専門性を極めたい作業療法士にとっては一番の近道になることがあるからです。

具体例

例えば、OBPという専門性を極めたいなら、OBPに専門的に研究している教員がいる大学院に進学したらOK。

超ディープな世界が広がっているので、自己研鑽しているよりも圧倒的な速度で成長できます。

特に博士課程は専門性を極めるためのファーストステップなので、「将来性がない、、、」と不安視している作業療法士は博士号取得を目指すべしです。

大学院進学に関する情報は本ブログでもまとめていますので、以下の記事からどうぞです。

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その④:レベルの高い職場で働く

専門性を極めたいなら、レベルの高い職場で働いた方がよいです。

職場のレベルが低いと、専門性を極めようとしても、足を引っ張られたり、機会を失ったりするからです。

具体例

例えば、専門性を極めるなら、1つ1つの実践をハイクオリティにする必要ありです。

けど、レベルの低い職場だと「それやって何になるの?」「あなたひとり頑張ると、私たちがやりにくいから止めてほしい」と言われたりします。

そんな環境で働いていたら、専門性を極めたくても消耗するので無理ですよね。

なので、「将来性がない、、、」と不安視している作業療法士は、レベルの高い職場で働くべしです。

まとめ:作業療法士の「将来性がない」という不安を消す方法は単純です

本記事では「作業療法士の将来性が不安です。どうしたらいいですか」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、作業療法士の将来性が不安な人は専門性を極めるとよいです。

「専門性を高める→信頼が生まれる→仕事が舞い込む→収入増になる」という良循環を生みだしましょう。

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