混合研究法の捉え方

投稿日:2016年12月31日 更新日:

きょうごく
本記事では「混合研究法の捉え方について教えて欲しい」という質問にお答えします。

この記事を書くぼくは大学教員であり、研究や講演活動など仕事をしています。そんなぼくが混合研究法についてサクッと解説します。

【買うべし】混合研究を学びたい人におすすめな本【研究方法も解説するよ】

きょうごく本記事では「混合研究について興味がありますけど、いまいちよくわかりません。簡単に説明していただけますか。また、混合研究について学べるおすすめ本があれば知りたいです」という疑問にお答えします ...

続きを見る

混合研究法の捉え方

混合研究は特殊ではない

この前、混合研究法が特殊な位置にあるかのような意見を聞きました。

認識論的には確かにとてもチャレンジングではあるけど、決して特殊な研究法ではないよというお話です。

混合研究について

混合研究法というと、質的研究と量的研究を見合わせた手法という見解が一般的です。

そして狭義には、ひとつの研究論文で質的研究と量的研究の両方の成果を報告する、という意味で使われがちです。

なので認識論的には、構造構成主義やプラグマティズムを軸にすることになる。

でもだいたい、ひとつの研究論文ですべて書くことはできず、別々の研究論文で書くことになります。

じゃ混合研究やってないかというと、そうではない。

でも広義には、みんなやっていることだと思うんだよね。

だって、新しい領域を拓こうと思ったら、どれかひとつの研究法じゃ心許ないもん。

それともうひとつ。

混合研究法って、本当は理論的研究と質的研究と量的研究を組み合わせたものになる

例えば、京極研で寺岡さんが中心になって展開中のCAOD研究

信念対立解明アプローチを基盤にしたOBP2.0を開発する理論的研究に加えて、内容妥当性で質的研究の一種であるconsensus methodを行い、それ以外の尺度特性の検討は量的研究の手法である構造方程式モデリングを活用しています。

そういう観点で言うと、CAOD研究は、理論的研究と質的研究と量的研究の混合研究法で成り立っていると言えるわけです。

研究の規模が大きいので、ひとつの論文ですべて表現することはできないけど。

がっつり研究するには、質的研究と量的研究だけではどだい無理で、理論的研究も含めて、あらゆる手段を目的にあわせて使いこなす必要があります。

まとめ:混合研究法の捉え方

本記事では「混合研究法は特殊な研究法ですか」という質問にお答えしました。

混合研究法は特殊ではないし、とても大事だよー。

大学院における論文指導実績一覧

きょうごく本記事では「大学院進学を検討しています。大学院における京極の論文指導実績を教えてください」という疑問にお答えします こんな方におすすめ 大学院進学を検討している 京極真の修士課程・博士前期課 ...

続きを見る

おすすめ記事一覧

1

きょうごく本記事では「現在の職場は人間関係が最悪で、労働条件も悪く、日々消耗しています。より好待遇な職場に移りたいです。おすすめの求人転職サイト・エージェントを教えてください」という疑問にお答えします ...

2

きょうごく本記事では「いまの職場は人間関係も労働条件も悪いので、より好待遇な職場で働くために転職したいです。医療福祉系の転職は転職サイトや転職エージェントを使ってもよいですか。おすすめはどこですか」と ...

3

きょうごく本記事では「コミュニケーション能力を高めたい。けど、そもそもコミュニケーション能力って何だろう?コミュニケーション能力の本質を理解したい」という疑問にお答えします こんな方におすすめ コミュ ...

4

きょうごく本記事では研究を学べるおすすめ本を紹介した記事のまとめます こんな方におすすめ 研究を学べるおすすめ本を知りたい 選りすぐりのおすすめ研究本で学びたい 本記事を書いているぼくは作業療法士であ ...

5

大学院に進学したい作業療法士向けのまとめ記事。 本記事では、大学院進学に興味のある作業療法士向けに書いた記事をまとめました。 今後も記事は増える予定ですが、これから大学院進学を検討している人はぜひ参考 ...

6

きょうごく本記事では、このブログで解説した作業療法士を目指す高校生のための記事をまとめています 本記事の内容 『作業療法士が何なのかよく分からない』という人から、『作業療法士になりたい』といった方向け ...

7

きょうごく本記事では学会発表・学会参加で失敗したくない人向けの記事をまとめています こんな方におすすめ 学会発表・学会参加のコツを知りたい 本記事では学会発表・学会参加で失敗したくない 学会発表のレベ ...

-研究
-

Copyright© 京極真の研究室 , 2019 All Rights Reserved.