精神科の作業療法

2017年3月19日

精神科の作業療法

クライエントの状態に合わせた実践が行いにくい

精神科の作業療法は、診療報酬制度などにいろいろ不備があって、クライエントの状態にあわせた実践が行いにくい現状があります。

診療報酬は以下参照。

おかげでチームワークに参加しにくいし、2時間のしばりがあるからクライエントの状態に応じたきめ細やかな対応が行いにくいし、1日2単位 50人以内なんていう結構むちゃな基準があるから集団対応が周囲から求められるし、などなどいろいろ起こるわけです。

ぼくも精神科の作業療法士として臨床を歩んだので、その苦労は骨身に染みています。

新人の作業療法士のころから、信念対立解明アプローチの開発につながる研究を開始したのも、作業に根ざした実践に関する研究に取り組んだのも、精神科の作業療法で味わった辛さがあったからです。

現状に流されるだけでは、つらい状況はなかなか変わらないですからね。

さて、精神科の作業療法でなかなかしんどい状態に抗うには、個別の作業療法が必要な「状況」を明確に説明し、それによって達成したい「目的」に価値があると理解してもらえるよう説明し、1つでも多くのケースで目的を達成できたことを明確に示すとよいと感じています。

つまり何のために個別の状態に応じた作業療法が必要なのかを明確にし、その成否をきちんと示すのです。

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基本的なことですけど、しんどい状態のときほど基本が大切

それによってチームワークにも参加しやすくなるし、クライエントの状態に応じた個別の作業療法もしっかり行いやすくなるはずです。

また基本を大切に実践すると、集団作業療法もきちんと丁寧に見直し、集団ならではの効果を引き出しながら実践するという方向に舵を切ることにつながります。

精神科の作業療法にはいろいろ課題がありますけど、1つ1つの実践を大切にしたいですし、その積み重ねがないと現状を変えることにはつながらないと自覚しましょう。

ただ頑張りすぎて、あれれな方向にいっちゃう作業療法士もいろいろ見てきているので、自身の健康と生活もしっかりディフェンスしながらほどほどに取り組むようにね。

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