
こんな方におすすめ
- YouTubeにアップされた動画のポイントを知りたい
- 約60分ある講義の概要を知りたい
- アーツ&クラフツ運動を学べる本を教えてほしい
動画講義「OBP2.0超入門 作業療法の哲学的基盤 アーツ&クラフツ運動①」のポイント
作業療法の源流は大きく言うと以下の3つがあります。
ポイント
- 道徳療法
- プラグマティズム
- アーツ&クラフツ運動
本動画ではこのうちアーツ&クラフツ運動について論じました。
アーツ&クラフツ運動には芸術運動と社会改革運動という2つの顔があります。
作業療法にはその両方の側面が流れ込んできています。
アーツ&クラフツ運動で重要な人物として、この講義ではラスキンとモリスに着目しました。
ラスキンはモリスの師匠であり、モリスは作業療法という領域を提唱したバートンの師匠です。
モリスはラスキンの他に、マルクスの資本論からかなり強い影響を受けました。
そのため、アーツ&クラフツ運動には社会主義の実践という側面があって、もちろん作業療法にもそのDNAは流れ込んできています。
動画ではその辺りについてかなり熱く説明しています。
なお、動画の資料は以下から入手できます。
手元に資料があると理解が進むので、ぜひそちらもご覧になってください。
アーツ&クラフツ運動を学ぶための本【厳選3冊】
アーツ&クラフツ運動の入門本として以下の3冊をピックアップします。
おすすめ本
- ウィリアム・モリスのマルクス主義 アーツ&クラフツ運動の源流
- アーツ・アンド・クラフツ運動
- 社会主義
ウィリアム・モリスのマルクス主義 アーツ&クラフツ運動の源流
モリスの思想史、アーツ&クラフツ運動の特徴、ラスキンとの関係、マルクスとその信奉者たちとの関係がコンパクトにまとまっている良書です。
特に、モリスの社会主義の本質をわかりやすく解説している点が秀逸です。
作業療法の源流であるアーツ&クラフツ運動を理解したい人は必ず読んでおきましょう。
アーツ・アンド・クラフツ運動
アーツ&クラフツ運動を理解したい人は絶対に読むべき本です。
というのも、本書はアーツ&クラフツ運動全史を明瞭に論じきっているからです。
これを読まずしてアーツ&クラフツ運動を語ることはできないので、必読中の必読。
社会主義
モリスはアーツ&クラフツ運動の主導者ですけども、その社会改革運動という側面は社会主義の実践と切っても切り離せません。
本書でモリスは自らの社会主義を提起しています。
マルクス=レーニン主義とは根本的に異なるモリスの社会主義を理解することは、アーツ&クラフツ運動を考えるうえで欠かせないものです。
まとめ
本記事では「OBP2.0超入門 作業療法の哲学的基盤 アーツ&クラフツ運動①」というテーマでYouTubeにアップした動画を紹介しました。
作業療法の源流は以下の3つがあり、その関係のうちでアーツ&クラフツ運動を捉えると理解しやすいです。
ポイント
- 道徳療法
- プラグマティズム
- アーツ&クラフツ運動
本動画が作業療法の理解に役立つようでしたらうれしいです。