【解説】作業療法における教員公募情報の集め方【初心者向け】

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きょうごく
本記事では「将来、作業療法教員になりたいです。教員公募の情報はどう集めたらよいですか」という疑問にお答えします

本記事の内容

  • 作業療法における教員公募情報の集め方
  • 教員公募から作業療法教員になるには

本記事を書いているぼくは作業療法士ですが、現在は大学&大学院で教員をしております。

これまで、京極研の博士後期後期で研鑽した8名中3名が現時点で大学教員であり、来年度も数名が大学教員のポストに就く予定です。

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本記事ではそんなぼくが、作業療法教員を目指している方向けに、教員公募情報の集め方をさくっと解説します。

作業療法における教員公募情報の集め方

結論をいえば、作業療法における教員公募情報の情報源は以下の通りです。

ポイント

  • JREC-IN
  • 人脈
  • 作業療法士養成校の公式ホームページ

作業療法士養成校は大学、短大、専門学校がありまして、それらすべてに対応するには上記の3つから情報を集めることになります。

作業療法教員になるには狭き門を突破する必要があるので情報源の理解はかなり重要です。

これから作業療法教員になりたい人は、これらの情報源からうまく情報を集めていくべしです。

JREC-IN

大学教員、短大教員になりたいならば、JREC-INは最重要の情報源です。

大学教員、短大教員の公募情報は、JREC-INに掲載されます。

また、最近は専門学校の公募情報も掲載されるので、教員になりたいならここは絶対に抑えておくべきサイトです。

公募情報の見逃し防止のために、マッチングメールを活用するとよいです。

これを使えば、希望にあった公募情報をメールで受け取ることができます。

人脈

JREC-INに情報が掲載される前に、公募情報が内々で出回ることがあります。

その理由は、採用する側が公募でハズレくじを引かないために、前もって適任者を探そうとすることに由来しています。

公募は採用側にとっても博打のようなものでして、求めているレベルの人材がエントリーしてこないこともままあります。

そうした事態を回避するために、採用側の中の人たちが、公募情報が一般公開される前に内々で適任者を探し求めるのです。

引き抜き、コネ公募などもこれに含まれます。

場合によっては、数年前から情報が伝わってくることもあります。

こうした直撃弾を頂くには「人脈」がめちゃくちゃ重要であり、これがないと前もって公募情報が入ってくることはないです。

人脈作りは「信頼」が命ですから、日頃から研究活動などを通して信頼関係を構築していき、いざというときに直撃弾を頂けるようにしておきましょう。

作業療法士養成校の公式ホームページ

極々まれに、作業療法士養成校の中には自校のwebサイトでのみ求人情報を出しているところがあります。

働いてみたいところがあれば、気になる作業療法士養成校のwebサイトを欠かさずチェックするとよいです・

ただし、これはレアケースなので徒労に終わるかもですけども。

教員公募から作業療法教員になるには

教員公募情報から作業療法教員になるには、以下の条件がそろう必要があります。

ポイント

  • 年齢
  • 学位
  • 研究業績
  • 教育歴

運はめちゃくちゃ重要です。

例えば、あなたが身体障害領域で脊髄損傷のADL関連のテーマで研究業績がいっぱいあっても、採用条件で「脳血管障害」が最重要項目ならば公募に落ちる可能性大です。

自身の条件にあった公募がでるかどうかは、完全に運です。

また、採用側の組織の有力者に友人がいれば多少条件が異なってもねじ込めるかもしれませんが、公募がでた組織にそういう人がいるかどうかも運次第です。

運は自分でどうすることもできないので、ぼくでも運が悪ければ教員公募でさくっと落ちます。

年齢

年齢もわりと重要です。

例えば、30代の優秀な作業療法研究者が、教授の公募にエントリーしても落ちる確率が高いです。

教授の場合、学科長などの管理職ができる45歳以上を求めていることが多いからです。

年齢があっていないと、ぼくでも教員公募で落ちる確率大です。

年齢は運と同様に自分ではどうにもならいですが、そういうものなので受け入れるしかないです。

学位

学位もめちゃ重要です。

将来的に作業療法教員になりたい人は、最低でも修士号は取得しておきましょう。

大学教員を目指している人は、博士号の取得は必須です。

博士号というとビビるかもしれませんが、アメリカは2027年には最低でも博士号をとらないと作業療法士になれなくなるので、そんなにビビる必要はありません。

博士号を取得した大学で足きりされることはないので、自身が研究したいテーマでがっつり研究できる大学院を選びましょう。

研究業績

研究業績もかなり重要です。

研究業績は査読付の研究論文が最重要です。

学会発表、講演、著書などはほぼノーカウントなので、これから作業療法教員になりたい人は、とにかく査読付の研究論文を増やすようにしましょう。

査読付の研究論文もできれば、インパクトファクター付きの雑誌に掲載される方がよいです。

大学教員の公募の中にはインパクトファクターの大きさで評価を変えるところがあるからです。

教育歴

専門学校の場合、教育歴が問題になることはあまりないです。

が、大学教員の場合、公募に「大学で教育した経験があること」という条件がついているところがわりとあります。

博士号も、研究業績も同じぐらいの人が応募してくると、教育歴が優れている方をとる確率が高いです。

大学教員を目指している作業療法士は、非常勤講師として大学で教えられるチャンスがあれば確実に食い込むべしです。

ただし、専門学校で教育した経験は、大学の教育歴としてカウントされないので、その点はご注意ください。

まとめ:作業療法における教員公募情報の集め方

本記事では「将来、作業療法教員になりたいです。教員公募の情報はどう集めたらよいですか」という疑問にお答えしました。

作業療法における教員公募情報の情報源は以下の通りです。

ポイント

  • JREC-IN
  • 人脈
  • 作業療法士養成校の公式ホームページ

なお、作業療法教員になりたい人は以下の記事もあわせてお読みください。

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