不安は仮想現実だと気づけば和らぐ件【ただし恐怖は現実】

きょうごく
本記事では「将来が急に不安になるときがあって苦しいです。どうしたらいいですか」という疑問にお答えします

本記事の内容

  • 不安は仮想現実だと気づけば和らぐ件
  • 不安が和らぐための5つの対策

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不安は仮想現実だと気づけば和らぐ件

結論から言うと、「将来が急に不安になるときがあって苦しい」という状態を解消するには、「不安=仮想現実」と気づくことが重要です。

恐怖と比べると、不安の本質を理解しやすいです。

恐怖は恐れの対象が具現化している

恐怖とは、特定の対象に対して恐れている情動です。

例えば、目の前にいる人に銃を突きつけられたときに感じる感情は「恐怖」です。

差し迫った危機が明確だからです。

恐怖は危険が現にある状態で生じる気分なんです。

不安は恐れの対象が具現化していない

他方、不安は、特定の対象がない状態で恐れている情動です。

例えば、目の前にいる人に銃を突きつけられたまま、しばらく何も起こらなければ「これからどうなるのか」「もし撃たれたらどうしようか」「身代金を要求されたらどうしたらよいか」などなど、実際に起こっていないけども、これから起こりうる現実を予感し、不安にさいなまれることになります。

だけども、予期した現実はどれも現に起こっていません。

なので、不安は対象が不明瞭な恐れの情動であると言えるわけです。

結論:不安=仮想現実

したがって、不安はつまるところ仮想現実なわけです。

不安を感じている人にとって、不安は現実そのものです。

けども、不安を生起させる対象を織りこむと、その人にとって高い確度で生じると予期されたとしても、現に起こっていません。

映画『マトリックス』で主人公のネオが、仮想現実に気づいた途端に強くなったことからもわかるように、不安=仮想現実と気づくことによって気持ちがいくぶん楽になるもんです。

なんで、不安にさいなまれている人は、不安=仮想現実という気づきに注意を当てるとよいでしょう。

なお、上記の理屈がわからない人は、『マトリックス』を見ると不安=仮想現実と気づきやすいので、ぜひどうぞです。

メモ

不安が和らぐための5つの対策

不安=仮想現実と気づいたうえでできる対策としては、以下の5つがおすすめです。

おすすめ

  • その①:筋トレ
  • その②:ランニング
  • その③:マインドフルネス
  • その④:睡眠
  • その⑤:没頭できる作業

その①:筋トレ

運動はいくつかの研究で不安感を減少させることが明らかになっています。

筋トレもその1つです。

筋トレは自宅でもできるので、不安にさいなまれがちな人はやるべしです。

その②:ランニング

筋トレと同様に、ランニングもおすすめです。

特別な道具は必要ないし、気軽にできるからです。

不安がある人はランニングしましょう。

その③:マインドフルネス

運動よりも難易度高めですけど、マインドフルネスも不安の減少に効果があることが、複数の先行研究でわかっています。

マインドフルネスは現在に注意を当てることで不安を低減します。

呼吸法が手軽でやりやすいですので取りいれてみるべしです。

その④:睡眠

研究で睡眠不足が不安を強めることが示されています。

「不安がある→眠れない→不安が強くなる→眠れない→もっと不安になる、、、」という負のループに陥りがちです。

不安にさいなまれているときは、筋トレやランニングなどの運動で適度に身体疲労し、温かいお風呂にでも入って眠りやすい状態を整えるとよいです。

その⑤:没頭できる作業

没頭できる作業も不安の低減に作用します。

「没頭できる作業=興味あることに熱中する」ということであり、まだ起こっていない仮想現実に気をとられにくくなります。

興味あることを見つけて、それにがっつり取り組むとよいです。

追記:仮想現実は想像力次第でいくらでも増幅する

仮想現実はやっかいで、想像力次第でどんどんふくらんでいきます。

なので、不安にさいなまれはじめると、際限なくそれに飲まれるということが起こりえるんです。

病気でなくても、何かの拍子で不安が加速すると、一気におそわれるということは誰にでも起こりえます。

もちろん、 睡眠欲、食欲、性欲といった三大欲求が生じないぐらい不安につぶされそうなら病院に行った方がいいですよ。

まとめ:不安は仮想現実だと気づけば和らぐ件【ただし恐怖は現実】

本記事では「将来が急に不安になるときがあって苦しいです。どうしたらいいですか」という疑問にお答えしました。

結論を言うと、「将来が急に不安になるときがあって苦しい」という状態を解消するには、「不安=仮想現実」と気づくことが重要です。

そのうえで、以下の対策を実行するとよいです。

おすすめ

  • その①:筋トレ
  • その②:ランニング
  • その③:マインドフルネス
  • その④:睡眠
  • その⑤:没頭できる作業
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