辞めたい!と思った新人作業療法士は「作業」に戻るべし

投稿日:2019年4月9日 更新日:

きょうごく
本記事では「新人作業療法士です。実際に働きはじめたら、ミニ理学療法士、ミニ介護福祉士みたいな仕事ばかりで、作業療法士として動けません。もう辞めたいです」という悩みにお答えします

本記事の内容

  • 辞めたい!と思った新人作業療法士は「作業」に戻るべし
  • 作業療法士を辞めたいと思ったら読むべき本

本記事を書いているぼくは作業療法士であり、作業療法学の博士号ももっています。

また、新しい作業療法理論の構築にも取り組んでいますし、精神領域の作業療法の教科書も編集しています。

本記事ではそんなぼくが、上記の疑問にさくっとお答えします。

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辞めたい!と思った新人作業療法士は「作業」に戻るべし

結論:原点回帰しろ

結論は以下です。

ポイント

  • 辞めたい!と思った新人作業療法士は「作業」に戻るべし

4年ないし3年かけて作業療法を学んだのに、現場にでると作業療法を実践できず、ミニ理学療法士、ミニ臨床心理士、ミニ介護福祉士、ミニレクレーションワーカーみたいな仕事ばかりしている現状に悩んでいる新人作業療法士は、わりといらっしゃいます。

そういう現状を打破するためには、「作業」を中心にすえた実践に取り組む必要があります。

作業とは「クライエントの経験」です。

つまり、「作業」を中心にすえた実践とは、クライエントの日々の暮らしに寄り添い、日常の困りごとの解決に向けて尽力させていただくことです。

これは、作業療法の源流の現代化でして「何のために作業療法士になったのかわからない、、、」と悩んでいる新人作業療法士にとって重要な助言です。

作業療法が実践できずに辞めたいと思っている新人作業療法士は「作業に戻る」という視点を強く意識してください。

かくいうぼくもつらい時期があった

作業療法士なのに作業療法を実践できずにつらい、、、という状態は、作業療法士ならば誰でも体験する問題です。

ぼくも原体験にそれがあります。

せっかく作業療法士になったのに、その専門性が評価されておらず、自分たちに関係ない仕事ばかりやらされるとつらいものです。

それが、限定的なものならよいですが、ずっと続いていると辞めたくなるのは、人間として当たり前です。

この手の問題は、作業療法のアイデンティティクライシスというテーマで研究が進んでおりまして、その具体的解決策として原点回帰があるわけです。

現代作業療法の趨勢は原点回帰であり、作業療法業界としてあなたが感じている問題を克服するために努力していると理解しておくとよいです。

原点回帰するコツ

「作業」を中心にすえた実践に取り組むコツは以下の通り。

ポイント

  • その①:本を読む
  • その②:実践する

その①:本を読む

作業療法は哲学的実践という側面があります。

なので、まずはその設計図をアタマにインストールする必要があります。

本記事の後半で紹介した本を読み、自身の身体に設計図を染みこませてください。

その②:実践する

次に、設計図を実践に移してください。

クライエントの日々の暮らしに寄り添い、日常で体験している困りごとの解決に尽力していけばよいです。

その努力を通して、「作業」を中心にすえた実践ができるようになっていきます。

作業療法士を辞めたいと思ったら読むべき本

作業療法士を辞めたいと思ったら読むべき本は以下です。

おすすめ

  • 作業療法実践の理論原書第4版
  • 人間作業モデル
  • 作業療法士になろう!

作業療法実践の理論原書第4版

名著。

過去から現在までの作業療法の設計図を理解したいなら必読です。

これで全体像を把握すると、「作業」を中心にすえた実践がやりやすくなります。

人間作業モデル

「作業」を中心にすえた実践のための代表的なモデルです。

世界的に使われているモデルでして、いろんな実践に落とし込みやすいです。

作業療法を実践したい人は必ず読むべし。

作業療法士になろう!

上記2冊が難しいと感じた人は、本書を読むべしです。

作業療法を牽引する第一人者が書いた本でして、作業療法の本質を平易に説いています。

高校生でもわかるレベルなので、広くおすすめできます。

まとめ:辞めたい!と思った新人作業療法士は「作業」に戻るべし

本記事では「新人作業療法士です。実際に働きはじめたら、ミニ理学療法士、ミニ介護福祉士みたいな仕事ばかりで、作業療法士として動けません。もう辞めたいです」という悩みにお答えしました。

結論をいうと、辞めたい!と思った新人作業療法士は「作業」に戻るべしです。

それによって、原点にたちかえって作業療法らしい作業療法を実践しやすくなるはずです。

なお、「作業」を中心にすえた実践を本格的に取り組みたい人は大学院進学がおすすめですので、以下の記事をあわせてどうぞです。

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