
こんな方におすすめ
- 「リハビリテーション栄養臨床研究のすすめ」のご紹介!
- リハビリテーション栄養で京極が解説した各種研究法
「リハビリテーション栄養臨床研究のすすめ」のご紹介!
本雑誌は、日本リハビリテーション栄養学会が編集しておりまして、リハビリテーションあるいはリハビリテーション栄養の臨床研究の第一線で活動している先生方が書き下ろしています。
臨床研究の基礎から応用まで詳しく解説されており、ぼくが読んでも勉強になるところが多々ありました。
研究疑問の作り方、研究デザインの選択、研究計画の立案、結果の分析と解釈、論文の書き方まで幅広くカバーされています。
雑誌の性質上、「リハビリテーション栄養」を謳っておりますが、臨床研究に関心がある人ならば勉強になること間違いなしです。
目次は以下の通りなので、熟読のうえぜひお読みくださいませ。
特集 リハビリテーション栄養臨床研究のすすめ
企画主旨
1.なぜ臨床研究か
臨床研究の意義~あるリハビリテーション科医師の場合~(小山哲男)
リハビリテーション栄養関連の臨床研究の現状(藤原 大)
リサーチクエスチョンの作り方(紙谷 司 福原俊一)
臨床研究と学会発表,論文執筆の進め方(海道利実)
2.臨床研究の実践
文献検索(鈴木孝明)
研究デザイン(観察研究)(鈴木規雄)
研究デザイン(介入研究)(吉村芳弘)
研究デザイン(系統的レビュー)(湯浅秀道)
研究デザイン(理論的研究・質的研究・混合研究)(京極 真)
研究プロトコール(小蔵要司)
研究倫理・倫理審査の流れ(永見慎輔)
統計解析(山本紘司)
3.臨床研究のアウトプット
多施設症例データベースを用いたリアルワールドサーチ(百崎 良)
科研費―研究助成金を獲得する10条件(郡 健二郎)
論文の書き方(原著)(前田圭介)
論文の書き方(症例報告)(宇野千晴)連載
【災害支援とリハビリテーション栄養(3)】
災害時に生じる栄養不良と高齢者・障がい者の栄養ケア(笠岡(坪山)宜代)【リハ栄養あるある(3)】
回復期リハビリテーション病棟における看護師の視点―その嘔吐,原因はなんですか?(一柳有紀)リハビリテーション栄養 論文紹介(3)
(安福祐一)症例報告 サルコペニアの摂食嚥下障害の合併が疑われた回復期脳卒中患者に対するリハ栄養管理:症例報告
(渡部理子 西岡心大・他)原著 脳梗塞リハビリテーション患者の骨格筋減少と機能的予後との関連
(佐藤圭祐 前田圭介・他)サルコペニアと摂食嚥下障害4学会合同ポジションペーパー
日本リハビリテーション栄養学会 入会のすすめ
日本リハビリテーション栄養学会誌投稿規定
次号予告(引用元)
リハビリテーション栄養で京極が解説した各種研究法
上記の目次を見ていただくとわかりますように、ぼくは以下の研究法について解説しました。
京極が解説した研究法
- 理論的研究
- 質的研究
- 混合研究
それぞれ概要、目的、方法、利点と欠点が明確になるように論述しております。
理論的研究
理論的研究は原理的思考を軸に、理論上の難題を解消するアプローチの総称です。
本特集で紹介した方法は以下の通りです。
理論的研究の方法
- 歴史分析法
- 概念分析法
- 理論統合法
- 理論修正法
- 理論継承法
質的研究
質的研究は数量化しがたい現象の理解、説明、解釈を行うアプローチの総称です。
本特集で紹介した方法は以下の通りです。
質的研究の方法
- M−GTA
- TEA
- SCAT
- 事例コードマトリックス
混合研究
混合研究は質的研究と量的研究を組み合わせたアプローチの総称です。
本特集で紹介した方法は以下の通りです。
混合研究の方法
- 説明的順次デザイン
- 探索的順次デザイン
- 収斂デザイン
まとめ:リハビリテーション栄養臨床研究のすすめ
本記事では『リハビリテーション栄養』の研究法特集に記事を書いたので紹介しました。
研究疑問の作り方、研究デザインの選択、研究計画の立案、結果の分析と解釈、論文の書き方まで幅広くカバーされていますので、臨床研究に関心がある人は広く学べる内容になっています。
ぜひ多くの人に読んでいただけるとうれしいです。
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