精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツ

2019年5月29日

きょうごく
本記事では「精神科で作業療法しています。OBPやろうとすると『集団でレクやってくれていればいい』『個別対応は不要です』と批判されます。挫折しそうになりますが、どうしたらよいですか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ

  • 精神科作業療法におけるOBPで悩んでいる
  • 挫折しそうになっているのでどうにかしたい

こんにちは、京極真です。

名探偵コナンの『京極真』と同姓同名ですけども、ぼくはまったくの別人で中年の作業療法士です。

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作業療法士になった頃から人間作業モデルを武器にOBPに取り組んできました。

本記事ではそんなぼくが上記の疑問にさくっとお答えします。

精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツ

結論:精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツは3つ

結論から言うと、精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツは以下の通りです。

精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツ

  • その①:敵対関係で捉えない
  • その②:方法よりも目的と状況を優先する
  • その③:やりたいことではなく、必要なことをやる

要するに、周囲の人たちと連携しつつ、目的と状況にあわせてニーズを掘り起こしながら実践すると反対されず、結果として挫折することなく実践し続けることができる、、、です。

その①:敵対関係で捉えない

クライエント1人ひとりを大切にしようと思ってやっているのに、「個別対応は不要」「集団レクやっていればいい」と言われると仲間とは思えないかもしれませんが、、、最強の方法は以下の通りです。

一緒に働く人たちと連携する

マジこれが重要です。

若かりし頃のぼくは、他職種と喧嘩することもありましたが、その多くの結果は不毛でした。

ストレスがたまって挫折しそうになるだけです。

敵対関係よりも協力関係を築くと、精神科でもOBPがめちゃやりやすくなります。

その②:方法よりも目的と状況を優先する

OBPは作業療法そのものですから、作業療法士なら「やって当たり前」と思い込みがちです。

けど、作業療法は端的に言って方法です。

あらゆる方法は目的と状況によって規定されるため、作業療法も例外ではありません。

作業療法士にとってはOBPの出番でも、目的と状況によっては医学モデル、心理モデルの方が適していることだってあります。

「いつでもどこでもOBP」ではなく、「適材適所でOBP」をモットーにすると、他職種からも反対されないので挫折しにくいです。

その③:やりたいことではなく、必要なことをやる

OBPは作業療法そのものなので、作業療法士は「OBPをやりたい」という気持ちが先走りがちです。

若かりし頃のぼくがそうだったのでよくわかるんですが、やりたいことが先走ると現場で求められる必要なことからズレがちです。

作業療法士は「OBPやりたい」と思っていても、クライエントは急性期でそれどころではないこともあるわけです。

また、他職種が必要性を感じていることは生活支援(OBP)ではなく、症状の軽減だったりすることもあるわけです。

「やりたいことやる」で突き進むと、ニーズとマッチせずに抵抗を産みがちです。

まずは必要なことに焦点化しつつも、生活支援のニーズを掘り起こしていくと、抵抗が生まれないので挫折しにくいです。

精神科作業療法でOBPを実行するために知っておっくべきこと【2つのポイント】

以下の2つです。

ポイント

  • ポイント①:OBPの基礎知識
  • ポイント②:OBPの現状と課題

おすすめ資料も紹介しつつ、順番に解説していきます。

ポイント①:OBPの基礎知識

ぶっちゃけ、これはめちゃくちゃ重要です。

OBPは総合的な方法論なので、軸をぶらさないようにするためにも、徹底的に知識を吸収することですね。

例えば、以下の質問にパッと答えられない人は基礎知識が不足しています。

  • 精神科OBPの守備範囲は?

解答をいうと、障害群、リスク群、健常群に大別できるのですが、これを見てもピンとこない人は基礎知識を吸収した方がいいです。

精神科OBPの基礎知識については、動画講義付きの資料を用意しているので、おぼつかない人は学習すべしです。

おすすめ

ポイント②:OBPの現状と課題

上記で解説した精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツは、実践環境の実態を分析し、うまく適応していく、ということです。

精神科OBPは方法なので、現状と課題にあわせて実行する必要があるからです。

例えば、以下の質問に答えられない人は現状と課題の分析が弱いです。

  • 国内外の精神科OBPで共通の課題は?

この問いにさくっと解答できない人は、現状と課題の整理を行った方がいいです。

ラッキーなことに、本日(5/29)の19:00からこのテーマで無料のライブ講義をYouTubeで行います。

資料は有料(500円)ですが、参加費は無料なので、精神科OBPを挫折せずに続けるために現状と課題を整理したい人は参加すべしです。

おすすめ

2つのポイントを押さえたら実践あるのみ

最低限2つのポイントを押さえたら実践あるのみです。

たまに「作業療法士だからといって、作業療法を実践することにこだわる必要はない」という同業者がいますが、それは端的に言っておかしな話です。

作業療法士=作業療法の専門家ですから、作業療法を実践することにこだわるのは当たり前です。

例えば、警察官が「警察官だからといって、犯人を逮捕することにこだわる必要はない」、消防士が「消防士だからといって、消防活動にこだわる必要はない」なんて言い出したら、ヤバいってわかりますよね。

作業療法士なんだから作業療法(OBP)しましょう。

まとめ:精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツ

本記事では「精神科で作業療法しています。OBPやろうとすると『集団でレクやってくれていればいい』『個別対応は不要です』と批判されます。挫折しそうになりますが、どうしたらよいですか」という疑問にお答えしました。

結論は以下の通りです。

精神科作業療法でOBPを挫折せずに続けるコツ

  • その①:敵対関係で捉えない
  • その②:方法よりも目的と状況を優先する
  • その③:やりたいことではなく、必要なことをやる

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