大切なのは思考?それとも作業?人付き合いが苦手でも友達を作るコツ

2019年5月4日

きょうごく
本記事では「人付き合いが苦手で友達がなかなかできません。考え方が似ている方が友達になりやすいかなぁと思うのですが、いまいちうまくいきません。どうしたら友達を作ることができますか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ

  • 人付き合いが苦手で友達ができない
  • 友達を作るのコツを知りたい

本記事を書いているぼくは作業療法士でして、特に精神科リハビリテーションが専門です。

また、信念対立解明アプローチという人間関係のトラブルを解消する哲学的実践論の体系化にも取り組んでいます。

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本記事ではそんなぼくが、上記の疑問にさくっとお答えします。

大切なのは思考?それとも作業?人付き合いが苦手でも友達を作るコツ

結論:友達を作りたいならば、作業の類似性が重要

結論をいうと、人付き合いが苦手でも友達を作りたいならば、思考が似ているよりも作業が似ている方が重要です。

古い研究ですけども、友達を作るには、思考の類似性よりも好きな作業の類似性の方が重要であるという結果が報告されています。

この研究では友情と思考、友情と作業の関連性を分析して、友情を築くうえでどっちが重要かを検討しています。

結果は、考え方が似ているよりも、好きな作業が似ている方が友情と密接に関連していると明らかになりました。

単一の研究で決定的な判断はできませんけども、友達を作りたいならば考え方が似ている人よりも、好きな作業が似ている人を選んだ方が良さそうです。

作業ってなに?

ここでいう作業というのは、ぼくたち人間が行っていることすべてです。

例えば以下がそれに含まれます。

作業の分類の例

  • ADL
  • IADL
  • 休息/睡眠
  • 教育
  • 仕事
  • 遊び
  • レジャー
  • 社会参加

友情を育むには好きな作業の類似性がポイントなので、遊び、レジャーなどが特に関与してくるでしょう。

人付き合いが苦手な人ほど作業の類似性が重要

ぼくの考えでは、人付き合いが苦手な人ほど友達を作るときは作業の類似性が重要です。

理由は、思考の類似性は、コミュニケーションを通してでしか確認できないからです。

思考ってその人の頭の中で起こることなので、観察から推し量るのは難易度が高く、コミュニケーションを重ねて理解していくしかないです。

ところが、人付き合いが苦手な人は、そもそもコミュニケーションが不得意です。

なので、考え方が似ているかどうかで友達を作ろうとすると、それを確認する前段階で失敗しがちです。

ところが、好きな作業が似ているかどうかは、思考に類似性に比べてコミュニケーションの位置づけが低くなります。

理由は、どんな作業が好きそうかどうかは、環境を共有している限りにおいて観察である程度わかるからです。

あるいは、「趣味は何?」とか「休日は何しているの?」と聞くだけでも、好きな作業をある程度特定することだってできます。

それに比べて、思考の類似性の確認はコミュニケーションを重ねないと理解し難いです。

しかも、友達を作りたいならば、何を一緒に話すかよりも、何を一緒にするかの方が重要です。

なので、人付き合いが苦手な人は考え方が似ているかどうかを確認するよりも、好きな作業が似ているかどうかで友達を選ぶ方がハードルが低いと言えるでしょう。

人付き合いが苦手で友達ができにくい人は相手の関心に焦点化したコミュニケーションを行うべし

コミュニケーションゼロは不可能

とはいえ、好きな作業が似ているかどうかで友達候補を選ぶといっても、まったくコミュニケーションしないというわけにはいけません。

好きな作業が何かぐらいはやり取りしなきゃいけない場面はあるでしょう。

また、共通の好きな作業をしながらお話することだってあるからです。

そう考えると、コミュニケーションゼロはほぼほぼ不可能です。

人付き合いが苦手な人は相手の関心に焦点化すべし

ではどうしたらよいかというと、人付き合いが苦手な人は相手の関心に焦点化しながらコミュニケーションしたらよいです。

人付き合いが苦手な人は、相手とコミュニケーションしているときに、自分の言動に関心がむきがちでして、その結果としてやりとりに集中できず、コミュニケーションエラーを引き起こすことがあります。

すると、相手に変な印象を与えてしまい、それに気づいてさらに相手とのやり取りよりも、自分の言動に関心が向き、ますますちぐはぐなやりとりが起こりやすくなります。

好きな作業が類似していても、コミュニケーションエラーが頻発すると、友情を育みがたくなります。

そうした事態を回避するためには、自分の言動よりも相手の関心に集中しながらやり取りしたらよいです。

好きな作業の類似性が親近感を支えてくれる

そんなことができたら誰も苦労しないと感じるかもですが、そこは好きな作業の類似性が親近感を支えてくれます。

つまり、「相手の関心に集中したコミュニケーション→好きな作業で親近感をバックアップする→多少のコミュニケーションエラーが生じる→好きな作業の類似性が関係を修復しつつ育んでくれる」というプロセスの中に身をおくことによって、人付き合いが苦手という状態に下駄を履かせるわけですね。

思考の類似性から友情を作ろうとするよりも、好きな作業の類似性で絡みあいながら友情を育む方がハードルが低くなるので、わりとうまくいきやすいかと思いますよ。

まとめ:大切なのは思考?それとも作業?人付き合いが苦手でも友達を作るコツ

本記事では「人付き合いが苦手で友達がなかなかできません。考え方が似ている方が友達になりやすいかなぁと思うのですが、いまいちうまくいきません。どうしたら友達を作ることができますか」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、友達を作りたいならば、作業の類似性が重要です。

特に、人付き合いが苦手な人は好きな作業の類似性がもつ力で支援を受けた方がよいでしょう。

なお、苦手なコミュニケーションをどうにかしたいという人は以下の記事でおすすめ書籍を紹介しているので参考にしてください。

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