
こんな方におすすめ
- コミュニケーションが苦手である
- 具体例を通して理解を深めたい
コミュニケーションが苦手な人は注意の向け方を変えたらよい話
結論:目的と状況に注意を当てる
結論から言うと、コミュニケーションが苦手な人は、関係する人たちの目的と状況に注意を当てていくと改善しやすいです。
理由は、目的と状況に注意を当てると、話がかみあいやすいからです。
一方、コミュニケーションが苦手な人は、自分が他人から変に思われないかってことに注意を当てがちです。
コミュニケーションは本来、目的と状況におうじて柔軟にやりとりしていくものです。
状況にあったコミュニケーションができれば、けったいなやりとりにならないです。
また、目的にあったコミュニケーションができれば、やりとりがかみあわない事態に陥りにくいです。
ところが、自らに対する他者評価に注意が向くと、自身がその都度感じとった他者評価にあわせてコミュニケーションしていくことになるので、目の前にいる相手とのやりとりに支障がではじめます。
そうなると「気づいたらなんかうまくいっていない」という事態に陥ります。
したがって、コミュニケーションが苦手な人は、関係する人たちの目的と状況に注意を当てていくようにしましょう。
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具体例
理解を促すために、具体例を示しながら解説していきます。
自らに対する他者評価に注意が向いている場合
例1





この例では、相手が困りごとを言いはじめたのに、「他人によく思われたい」という自分の気持ちに注意が向いてしまい、他者とのやりとりが深まらず自分語りに終始してしまっています。
こうなると、関係性の構築が難しくなるので、コミュニケーションが終わった後には「やっぱ苦手」みたいな気持ちになりがちです。
目的と状況に注意が向いている場合
例1





この例では、相手が困りごとを言いはじめたときに、背景にある目的や状況に注意を当てながらやりとりしており、対話を重ねるたびに理解が深まっていく過程が見てとれます。
このようであれば、自他ともにコミュニケーションがかみあっている感覚がやってくるので、「コミュニケーションはやっぱり苦手だ」とは思いにくいはずです。
たいていコミュニケーション能力が高い人は、背景にある目的や状況に配慮しながらやりとりしています。
コミュニケーションが苦手な人が目的と状況に注意を向ける方法
自分の課題と他人の課題を切り分ける
上述したように、コミュニケーションが苦手な人は、自分が他人から変に思われないかってことに注意を当てがちです。
しかし、他人があなたをどう思うかは、あなたの努力によってコントロールすることは不可能です。
不可能な問題に注意を向けると、思い通りにならない体験が積み重なるので、苦手意識はばかりがふくらみます。
そうした事態を回避するには、自分の課題と他人の課題を切り分けることが重要です。
他人があなたをどう評価するかは、あなた自身の課題ではなく、他人の課題です。
何をどう思おうが、個人の勝手だからです。
しかし、注意の向け方は、あなた自身の課題であり、これは自らのチカラでコントロールできます。
コミュニケーションが苦手な人は、関係する人たちの目的と状況に注意を当てていく必要があります。
コミュニケーションが苦手な人は自分の課題と他人の課題を整理して、自分でコントロールできる注意の向け方を変えることに取り組むべしです。
問いをもつことで目的と状況に注意を向けやすくする
目的と状況に注意を向けるには、自分の課題と他人の課題を切り分けたうえで、目的と状況に関する「問い」をもつとよいです。
問いがフックになって、目的と状況に注意を当てやすくなるからです。
目的に関する問いは例えば以下の通りです。
ポイント
- 目的は何だろうか?
- 何を意図しているのか?
- 本当に伝えたいことは何だろうか? など
状況に関する問いは例えば以下の通りです。
ポイント
- 状況はどうなっているのか?
- 何があったのだろうか?
- どういう経緯でこうなったのだろうか? など
目的と状況に注意を向けるには、これらの問いをもっておくとフックになるので便利です。
コミュニケーション能力の本質は「目的と状況にあわせて柔軟に対応できること」です。
問いをもつことは、この本質にそったコミュニケーションを行うきっかけ作りになるので、コミュニケーションが苦手な人はぜひやってみてください。
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まとめ:コミュニケーションが苦手な人は注意の向け方を変えたらよい話
本記事では「コミュニケーションが苦手です。変に思われないか気にしながらコミュニケーションしていますが、気づいたらなんかうまくいっていません。どうしたらいいですか」という疑問にお答えしました。
結論を言うと、コミュニケーションが苦手な人は、関係する人たちの目的と状況に注意を当てていくとよいです
理由は、目的と状況に注意を当てると、やりとりがかみあっていくからです。
本記事がコミュニケーションの苦手意識の低下に役立つようでしたらうれしいです。
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追記:信念対立解明アプローチの書籍はこちらから
本記事の基盤にある信念対立解明アプローチの書籍は3冊あります。
本記事が面白かった人は、ぜひ書籍もあわせてお読みいただけるとうれしいです。