
こんな方におすすめ
- コミュニケーション能力を教育する方法を知りたい
- コミュニケーション能力を教育する方法の限界もあわせて知りたい
コミュニケーション能力を教育する方法
結論をいうと以下の通りです。
ポイント
- その①:気づく
- その②:改善する
- その③:成果を確認する
コミュニケーション能力が高い人はだいたいこれがしっかりできています。
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その①:気づく
コミュニケーション能力を教育するには、学習者に自らのコミュニケーションパターンを気づいてもらう必要があります。
例えば、自身の思い通りにならない場面に遭遇すると、すぐ怒る方がいらっしゃいます。
それで物事がうまくいくならよいですが、たいていは悪い方向に進むことが多いです。
ところが、何かあるとすぐ怒るコミュニケーションを採用する人は、半分無意識でそうしているので「何かある→すぐ怒る」という悪循環から抜けられません。
そうした事態を回避し、よりよいコミュニケーション能力を身につけるには、ご自身のコミュニケーションパターンに気づいてもらう必要があります。
コミュニケーションパターンに気づくには、比較的冷静なときに「普段どのようなコミュニケーションを行っているか」を内省するとよいです。
あるいは、比較的冷静なときに、信頼できる人からフィードバックをもらうのも効果的です。
内省やフィードバックがあると、自身のコミュニケーションパターンに気づくことができ、よりよいコミュニケーション能力の学習に向けて一歩踏み出せる可能性があります。
その②:改善する
気づいたら、次に改善する必要があります。
コミュニケーション能力の本質は「状況と目的にあわせて柔軟に対応できる」ことです。
例えば、相手の目的が売り上げのアップであり、現在の売り上げが落ちつつあるという状況ならば、売り上げアップするための対策を提案したり、改善点を検討したりするやり取りを率先しておこなえるとよいわけです。
別の例で言うと、相手は入院中で自分がセラピストという状況で、相手の目的が「辛いことはしたくない」であり、自分の目的が「心身機能を回復するために身体を動かしてもらいたい」であるならば、「辛いことはせずに心身機能の回復を動かす身体活動」の導入に向けてやり取りできると拒否など回避しながらアプローチを進めていけるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人は自他の関係性にあわせて柔軟にやりとりできます。
他方、コミュニケーション能力が低い人はそれが困難です。
したがって、自らのコミュニケーションパターンに気づいたら、コミュニケーション能力が高い人のように状況や目的を読み解きながら必要に応じてしなやかにやり取りできるよう自らの振る舞いを改善していく必要があります。
より具体的には、相手や自分がおかれている状況に注意を向けて、ある程度確からしいかたちで把握していくように努めます。
また、相手や自分がコミュニケーションの背後にもっている意図(目的)を、ある程度正確に読み解くように努力を重ねていくのです。
最初は難しいと思いますが、状況と目的に狙いを定めて把握していく作業を繰り返しているうちに、だんだん状況と目的の中心点を把握していくことができるようになるはずです。
状況と目的が読み解ければ、後はそれにあわせて最適であろうと思われるやり取りを繰り出していけばOKです。
もちろん、これも言うは易く行うは難しですけども、そうした観点のもとで繰り返し行動しているうちに、よほど認識が歪んでいない限りにおいて、だんだん柔軟に対応しやすくなってくるはずです。
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その③:成果を確認する
状況と目的にあわせて柔軟に対応するという観点から行動を重ね、しばらく経過したらその成果を確認するようにしましょう。
成果の確認は、測定によって数値化する方法と感覚レベルで良好な関係性を気づけているかを確認する方法があります。
ここでは後者について解説すると、コミュケーション能力が改善していれば、たいてい人間関係のストレスが低減しています。
だって、状況と目的に応じて柔軟に対応できているわけですから、他者との間でややこしい問題が起こりにくくなるからです。
それゆえ、コミュニケーション能力が教育によって改善していれば、人間関係がつらいと感じる機会がそれ以前に比べて減っていることが多いわけです。
成果の確認では、以前に比べてしんどいと感じることが減ったかどうかという観点から内省すると感覚レベルで把握しやすいであろうと思われます。
コミュニケーション能力を教育する方法は、うまくいかないこともある話
コミュニケーション能力の教育は難しい
大きなフレームで言うと、上述したようにコミュニケーション能力を教育する方法は以下の通りです。
ポイント
- その①:気づく
- その②:改善する
- その③:成果を確認する
けど、当たり前すぎる話ですが、現実の世界ではうまくいかないことも少なくないです。
人間関係は、生き物です
うまくいかない理由は簡単で、人間関係はダイナミックでインタラクティブなプロセスだからです。
カタカナばかりで読みにくいかもです。
とはいえ、これはわりと事実です。
ぼくが思うに、人間関係はそれ自体が生き物みたいなものです。
なので、「気づく」ことが上手くできても、それはコミュニケーションパターンの一側面でしかなく、すぐさま他の側面が現れてくることになります。
なので、「気づく」は点で終わるようなものではなく、「改善する」と同時に「気づく」必要があり、「気づく」と同時に「改善する」という取り組みが必要になってきます。
すると、複雑になってくるので、できる人はできるけども、できない人はいつまでもできない、みたいな状態に陥ることがあります。
コミュニケーション能力の教育には、気づくことからはじめるしかない
とはいえ、コミュニケーション能力の教育には、気づくことからはじめるしかないはずです。
コミュニケーションパターンは生活に埋め込まれているので、そのままだとほとんど空気みたいな感じで溶けこんでいるから、自分がどんな風にやりとりしているか自覚できないです。
自覚できないということは、改善しようにもどうしたらよいかわからないという状態に陥ることがあります。
つまり、コミュニケーション能力の向上に向けて教えることができないわけです。
したがって、コミュニケーション能力の教育は困難さがともなうことがあったとしても、しっかり「気づく」ことから教えていくしかないです。
内省やフィードバックを活用しつつ、自他のコミュニケーションパターンに気づく機会を提供していくこと。
そして、気づきを手がかりに改善を促していくこと。
しぶとくここからはじめるしかないんじゃないかなぁと思います。
まとめ:コミュニケーション能力を教育する方法
本記事では「コミュニケーション能力を教育する方法が知りたいです。コミュニケーション能力はどう教育したらよいですか」という疑問にお答えしました。
結論は以下の通りです。
ポイント
- その①:気づく
- その②:改善する
- その③:成果を確認する
コミュニケーション能力はより良く生きるために欠かせないので、効果的な教育方法を開発していきたいですね。
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本記事の基盤にある信念対立解明アプローチの書籍は3冊あります。
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