
こんな方におすすめ
- バイトでコミュニケーション能力を鍛えたい
- バイトで本来のコミュニケーション能力を鍛える方法を知りたい
ただ単にバイトしてもコミュニケーション能力を鍛えることはできない
結論:おすすめのバイトは特になし
結論をいうと、コミュニケーション能力が低いからアルバイトでどうにかしようと思っても、たぶんそのままだとほぼ変わらないですから、おすすめのバイトは特になしです。
理由は、アルバイトで鍛えることができるのは、そのアルバイトで必要なコミュニケーションテクニックに限局されがちだからです。
例えば、コンビニでアルバイトしたら、コンビニの店員として必要な接客や販売に関するコミュニケーションテクニックを身につけることはできます。
でも、それはバイトが変わったらあまり使えなかったりしますよね。
例えば、「コンビニのバイトからリハビリ助手のバイト」に鞍替えしたら、必要なコミュニケーションテクニックが大きく異なるので、ほぼほぼイチから出直しです。
こんな感じで、アルバイトで鍛えることができるのは、そのバイトで求められるコミュニケーションテクニックです。
なので、ただ単にアルバイトするだけなら、本来のコミュニケーション能力を鍛えることは難しいです。
バイトの時間を増やしてもたぶん無駄
なかにはバイトの時間を増やしたらいいのではないか?と思う人がいらっしゃるかもしれません。
けど、バイトの時間を増やしたら、たぶん消耗するだけです。
消耗するとストレスが溜まるので、元々の能力が全体的に目減りします。
ストレスは判断を誤らせるので、パフォーマンスとアウトカムが劣化するからです。
また、ストレスによって学習能力も低下します。
「長時間バイト→消耗する」の負のループに突入しても、コミュニケーション能力が高めることはほぼないです。
コミュニケーション能力が低い人が本当に鍛えるべきこと
普通にバイトすると、鍛えることができるのは、バイトで必要なコミュニケーションテクニックです。
しかし、コミュニケーション能力が低い人が、本当に鍛えるべきは恐らくそれではありません。
以下の記事で詳述したように、コミュニケーション能力が低い人は、目的と状況にあわせてしなやかに対応できないという特徴があります。
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つまり、コミュニケーション能力が低い人が本当に鍛えるべきは、目的と状況にあわせて柔軟にふるまえるチカラです。
ところが、バイトで必要なコミュニケーションテクニックを鍛えても、これは高まりません。
それで鍛えられるのは、あくまでも個別のシチュエーションに対応したことがらです。
どんなバイトでも本来のコミュニケーション能力を鍛えるコツ
結論:状況と目的にきっちり注意を向ける
ぼくは医療系の大学で働いていますが、たまに学生自らがコミュニケーション能力を高める目的でバイトにいきます。
けど、残念ながら、それで本来のコミュニケーション能力が鍛えることができたケースを知りません。
本来のコミュニケーション能力を鍛えるには、ただ単にバイトしているだけではダメで、それを高めるために一工夫必要だというのが、ぼくの考えです。
結論から言うと、それは「状況と目的にきっちり注意を向ける」というものです。
今どういう状況だからどう振る舞った方がいいのか、どんな目的があるからそれを達成するためにどう対応したらよいのか、を徹底的に意識することです。
そうすると、自然と目的と状況にあった対応が促されるので、本来のコミュニケーション能力を鍛えることができると期待されます。
バイトでコミュニケーション能力を鍛えたいなら、まずは「状況と目的にきっちり注意を向ける」ことが重要です。
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問いが最大のポイント
状況と目的にきっちり注意を向けるポイントは「問い」です。
自分の中に問いがあると、状況や目的に注意を向けることができ、明確に把握しやすくなります。
状況への問いの例は以下の通りです。
状況への問い
- 状況はどうなっているのか?
- 何が起こっているのか?
- どういう経緯でこうなったのか?
- きっかけは何か?
- 背景には何があるのか? など
目的への問いの例は以下の通りです。
目的への問い
- 目的は何か?
- 何を意図しているのだろうか?
- どういう関心をもっているのか?
- 何を欲しているのか?
- どうしたいのか? など
こういう問いをもってバイトすると、状況と目的に気づきやすくなります。
状況と目的にてらして適した振る舞いを実行する
状況と目的に気づけば、後はそれに適しているであろうやりとりを実行したらよいです。
その際、自分のコミュニケーションパターンへの気づきが重要です。
たいていコミュニケーションパターンは以下に分類できます。
コミュニケーションパターンの分類
- 受け身的
- 攻撃的
- 作為的
- アサーティブ など
無自覚に振る舞っていると、上記のいずれかのパターンに陥りがちです。
なので、まずは自分のパターンをしっかり把握してください。
そして次に、状況と目的に応じて上記のコミュニケーションパターンを使い分けるように意識していきましょう。
それを繰り返しているうちに、バイトでも本来のコミュニケーション能力が高まっていくと期待できます。
まとめ:ただ単にバイトしてもコミュニケーション能力を鍛えることはできない
本記事では「コミュニケーション能力が低いと言われます。コミュニケーション能力を高めたいのでアルバイトしようと思っています。おすすめのバイトはありますか」という疑問にお答えしました。
結論を言うと、おすすめのバイトは特になしです。
ただ単にバイトしてもコミュニケーション能力を鍛えることはできないです。
なので、どのバイトを選ぶにせよ、バイトの仕方を工夫する必要があります。
どうせバイトするなら本来のコミュニケーション能力を鍛えるようにしましょうね。
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