作業療法士の「やりがい」は「作業」にある話

投稿日:2019年6月25日 更新日:

きょうごく
本記事では「作業療法士を目指しています。作業療法士のやりがいを知りたいです。作業療法士にやりがいを感じている人の話を聴いてみたい」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ

  • 作業療法士を目指している
  • 作業療法士のやりがいが知りたい

本記事を書いているぼくは、作業療法士歴18年ほど。

現在は作業療法研究者として活動しており、大学や大学院で教育したり、研究指導したりしつつ生計を立てています。

作業療法士という仕事にはやりがいを感じておりまして、今までまったく飽きたことがありません。

本記事ではそんなぼくが上記の疑問にさくっとお答えします。

作業療法士の「やりがい」は「作業」にある話

ぼくが作業療法士にやりがいを感じる理由は「作業」が面白いからです。

作業療法士の本質は「生活を守り、生活を育む」ことです

作業療法士の本質って「生活を守り、生活を育む」ことにあると思います。

作業療法士が「生活を守り、生活を育む」例

  • 日常生活を過ごせない人を支援する
  • 仕事したい人に仕事の機会を提供する
  • ゆっくり休みたいのに休めない人の休息を促す

こんな感じ。

ぼくら人間は疾患・障害など何らかの理由で生活が困難になることがあります。

作業療法士は作業すなわち生活を支援する専門家なので、「生活を守り、生活を育む」ことにアプローチします。

わりとここが、作業療法士の仕事の本質です。

人間は作業的存在です

もうちょい深掘りします。

作業に根ざす作業療法士ですが、その理由は人間が作業的存在だからです。

作業的存在とは

  • 人間の生存には作業が欠かせない
  • 作業を通して人間と社会は発達する
  • 作業は健康と幸福の源泉である
  • 作業は治療媒体として機能する など

ここでいう作業は生活と読み替えてOK。

人間の生存には作業が欠かせない

具体的に説明すると、ぼくら人間が生きていこうと思ったら、安全・安心な住環境を手に入れて、栄養バランスのよい食事をとって、運動したり、仕事したり、ゆっくり休んだりしなきゃ駄目ですよね。

それを抜きにして、ぼくら人間が生きていくって考えられないわけです。

なので、生活=作業は人間の生前に不可欠だという話になるわけです。

作業を通して人間と社会は発達する

ぼくらってどうやって成長・発達するかというと、日々の暮らしの積み重ねですよね。

これは社会も一緒でして、そのとき生きている人びとがどう暮らすかによって社会のあり方も変わってくるわけです。

人間と社会の発達はぼくらの生活=作業の積み重ねにかかっているのです。

作業は健康と幸福の源泉である

どんなふうに生活するかによって、健康と幸福は変わってきます。

具体的にいうと、自堕落な生活していたら不健康&不幸になりやすいけども、自分で自分を律しながら生活していたらそうでない場合に比べて健康&幸福になりやすいです。

健康と幸福は良くも悪くも生活=作業の影響を受けるのです。

作業は治療媒体として機能する

したがって、生活=作業の仕方を工夫すれば、それ自体が健康と幸福を改善する要因になりえるわけです。

その要因をコントロールするのが、作業療法士です。

作業療法士は、ぼくら人間の生存に欠かせない生活=作業を使って健康と幸福を改善していく専門家です。

作業療法は「人間の生存の中心を支えるアプローチ」です

ちょっとかっこよく言ってみましたが、、、笑。

わりとこのあたりが、作業療法士のやりがいにつながっているかと思っています。

クライエントの生活を守り、生活を育むことに貢献できると、それだけでその人の人生に貢献できているわけです。

つまり作業療法士の主戦場は人の暮らしです。

どんな仕事も生活を豊かにするためにありますが、そこに直に関わらせていただける仕事が面白くないわけないじゃないですか。

作業療法士のやりがいは、やってみないとわからないです

作業療法士のやりがいが気になるなら、「まずは実際に体験してみること」をおすすめします。

そして、ちょっとでも良さそうだと思ったら進学してみましょう。

実際に進学すると入学金と学費がかかってしまいますが、人生100年時代で死ぬまで労働ですから「気になるなら、とりあえず挑戦したらよい」というのが、ぼくの結論です。

まずはオープンキャンパスにいってみよう

まずは、作業療法士養成校の情報を集めてみましょう。

作業療法士養成校には大学・短大・専門学校があります。

そして気になるところがあれば、オープンキャンパスにいけばOK。

オープンキャンパスにいったら、作業療法士が必ずいますので作業療法士のやりがいについて聴いてみましょう。

一見すると答えは人によって異なるかもしれませんが、最終的なところで言えば、ぼくが上述したやりがいにつながっていくはずです。

作業療法士養成校の情報は以下のサイトで効率よく集められるのでおすすめです。

創造的な性格の方が、、、作業療法士に向いていると思います

ちなみに、創造的な性格の方が、作業療法士に向いていると個人的に思っています。

理由は、人の暮らしは多種多様なので、個性豊かなライフスタイルにあわせた問題解決策を考えていくことが求められるからです。

創造的な人とそうでない人の比較

  • 創造的でない人:個性豊かな生活にあわせた問題解決策を考えられない。作業療法士という仕事に向いていないのではないかと悩む
  • 創造的な人:個性豊かな生活にあわせて問題解決策を考えることができる。作業療法士という仕事にやりがいを感じる

基本的に、様々な生活にアプローチする業種でありますから、創造的な人柄の方が向いているかな、という個人的印象です。

もうちょい、作業療法士について学んでからオープンキャンパスに言ってみたいという方は、以下の記事で紹介している本をぜひお読みください。

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まとめ:作業療法士の「やりがい」は「作業」にある話

本記事では「作業療法士を目指しています。作業療法士のやりがいを知りたいです。作業療法士にやりがいを感じている人の話を聴いてみたい」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、作業療法士の「やりがい」は「作業」にあると思います。

作業療法士のやりがいが、少しでも伝わったらうれしいです。

その他、作業療法関連の進学情報は以下の記事でまとめているのでどうぞです。

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