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コミュニケーション能力が低い!何度教えても改善しないときの対策

きょうごく
本記事では「コミュニケーション能力が低く、同僚やクライエントに迷惑をかけている人がいます。改善してもらうために、いろいろ助言しているのに、まったく改善しないです。こういう場合、どうしたらよいですか」という疑問にお答えします。

こんな方におすすめ

  • コミュニケーション能力が低い人に繰り返し教えても改善しないから困っている
  • 何度も同じこと教えなきゃいけないので疲れている

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コミュニケーション能力が低い!何度教えても改善しないときの対策

対策は以下の通り。

対策

  • その①:年単位で考える
  • その②:自らが消耗しないよう注意する
  • その③:具体的かつ明確に教える

その①:年単位で考える

何度助言しても変わらない場合、変化を引き起こすには「年単位」かかると思いさだめた方がよいです。

理由は、相手の方も大人になるまでそれでやってきており、その間もおそらくいろいろ指導を受けてきてその状態のままなので、そう簡単に変わるわけないからです。

エピソード

具体的にお話しすると、とある方は「約束を守らず、平気で嘘をつく」「必要な連絡・報告・相談ができない」「同僚や顧客からクレームが絶えない」という状態でした。

当時すでに20代後半でその状態でして、過去をご存じの方に聞くと「昔からずっとそうだった」「変わらない」という話でした。

2年ほど一緒に働きましたが、その後、自分も退職し、その方もどこかに移りました。

10数年後、たまたまとある会合で再開したところ、以前よりも誠実な態度で必要なやりとりもできるようになっていました。

「ずいぶん成長したね」と声をかけると、この間、本人もいろいろ苦労し続け、徐々に変わっていったということがわかりました。

こんな感じで、コミュニケーション能力が低く何度言っても変わらない場合、そう簡単に変わるわけないです。

けど、まったく変わらないかというとそうでもなく、年単位の歳月を重ねれば変わっていくこともあります。

しかし、短期間で変わってもらおうとするとわりと無理ゲーです。

なので、コミュニケーション能力が低く何度言っても変わらない場合は、年単位で考えるようにしてください。

その②:自らが消耗しないよう注意する

こういう問題は年単位で考えないとダメですけど、その間の最大の課題はあなた自身が「消耗する」リスクです。

同型の問題を何度も引き起こし、改善を促すために何度も繰り返し教えても、何ら変化が認められないとバーンアウトしかねないからです。

エピソード

具体的に説明すると、とある方はコミュニケーション能力が低く、繰り返し教えてもいっこうに改善しない部下に辟易していました。

助言すると、そのときは「わかりました」「すいません」と快活に返事するんですが、その後に続かないのです。

あまりにも変化しないので、そのうちイライラ、ムカムカしはじめて、相手に強くあたるようになりました。

また、自分自身にも自責を覚えて「自分の教え方が悪いのではないか」と責めるようになりました。

そうこうするうちに、だんだん疲れてきてどうでも良くなってきました。

気づいたらクレームがあっても、コミュニケーションのミスで問題が起こっても、「あいつには何を言っても無駄だ」「どうせ何も変わらない」と思うようになりました。

その気持ちは広がっていき、ついには自分自身の仕事についても情熱を感じなくなり、ウツウツとした日々を過ごすようになってしまいました。

このように、繰り返し教えてもまったく改善しないと、まともな方から消耗してしまう事態に陥ります。

消耗することによって、物事が良くなる可能性は皆無です。

また、「消耗→うつ」のリスクもあるので、改善しない人のために自分の人生が危険にさらされる恐れありなわけです。

したがって、消耗しないように期待値を下げておく必要があります。

あまりに消耗がひどいときは、あなた自身をケアしなきゃいけないですよ。

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その③:具体的かつ明確に教える

この手の問題には地道な取り組みが必要なわけですけど、実際に改善を促すときは具体的かつ明確に教える必要があります。

例えば、「声が小さいから、もっとしっかり声出すように」という程度の指導では、どのくらいの大きさで出したらよいのかわからないからです。

何度言っても変わらないときは、年単位で具体的かつ明確にお伝えしていく必要があります。

エピソード

具体的にお話しすると、とある方は声が小さすぎて顧客に聞こえないという問題を繰り返していました。

上司は「声が小さすぎる。もっと声を出して」と伝えても、いっこうに変化の兆しがありませんでした。

そこで、本人の同意のもとで、話している様子をビデオに撮って一緒にふり返り、実際の様子を共有しつつフィードバックしていきました。

本人も「聞こえないですね」と問題意識をもてたので、どの程度の声の大きさが良いかを理解してもらうために発声練習しました。

まず上司が具体的に声を出して、それを真似してもらいました。

次に、本人が自ら良いと思う程度で声をだしてもらいました。

すると、以前よりも声がでるようになりましたが、しばらくすると元に戻るという事態を繰り返していました。

なので、上記の方法で何度も助言していき、数年後には仕事で求められるレベルで声がでるようになりました。

こんな感じで、何度も繰り返し教えても変わらないときは、抽象的に教えると奏効しないです。

なので、事実として確認できる方法をとりいれ、具体的かつ明確に教えていく必要があります。

上記のエピソードはわかりやすくするために極端な例を示してますから、「めんどうくさい!」と思うかもしれません。

その気持ちはよくわかるので、そこまでしたくないならやらなくてもよいです。

でも、何度教えても変わらないときは、程度の差はあれども具体的かつ明確に教える必要がある、という点は覚えておくとよいです。

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あなたが「何度言ってもわからないヤツだ!」と思っているときは、相手もそう思っている可能性があります。

理由は人間関係は相互作用するからです。

例えば、あなたが繰り返し「連絡・報告・相談してください」と伝えるとしましょう。

すると、あなたの中で「何度も同じこと言っているのに、何で変わらないんだ。本当にコミュニケーション能力が低い人だなぁ・・・」と思っちゃいますよね。

ここで視点を回転して、何度も同じこと言われる人の立場になってみてください。

面白いことに別の景色が見えてくるものでして、「この人は同じ話を繰り返すうっとうしいヤツだ。1回言ったらわかっていることがわからないなんて、マジでコミュニケーション能力が低いヤツだ」などと思っちゃっても不思議ではないです。

人間関係は相互作用するので、お互いにそう思ってしまう可能性を考慮すべきです。

コミュニケーション能力が低い人だと思われたら、何を言っても聞いてもらえない

あなたが「コミュニケーション能力が低い人だ」と思っているように、相手があなたに対してそう思ってしまったら何を言っても聴く耳をもってもらえません。

自分よりも能力が低いと思う相手の助言を聞こうと思わないのは、自然な心理だからです。

お互いに「コミュニケーション能力が低い」と思っていると前提すると、いくら具体的かつ明確に伝えても空回りするだけです。

だって、そもそもお互いに向きあっていないんですから。

じゃ、相手に真摯に向きあうよう強制できるかというと、ほぼ無理ゲーです。

あなたにはあなたの人生があるように、相手には相手の人生があるからです。

こういうケースで変わることができるのは、自分だけです。

「聴く耳もっていないな、、、」と感じることがあれば、相手はあなたに「コミュニケーション能力が低い」と思っている可能性ありです。

なので、まずはあなたから相手の意見に耳を傾けて、対話していく可能性を拓くようにしましょう。

結局のところ、コミュニケーションは共同生成です

結論をいうと、コミュニケーションはマジで共同生成です。

あなたが一方的に良いと思う態度を求めると、うまくいくものもうまくいきません。

あなたの助言に耳を傾けてもらうには、あなた自身が相手の意見に耳を傾ける必要があります。

「なんであんなコミュニケーション能力が低いヤツの意見を聞く必要あるのか」という疑問は、よくわかります。

でも、あなたがそう思って対応しているうちは、相手も「人に対してなんて失礼な態度だ。あんなコミュニケーション能力が低いヤツの意見を聞くもんか」と思ってしまう恐れありです。

繰り返しますが、結局のところコミュニケーションは共同生成なんです。

なので、こういうケースでは相手もあなたに「コミュニケーション能力が低い!」と思っている可能性ありです。

もう一度、関係を結びなおさないと、年単位かけても好転しないかもしれません。

まずは、あなた自らオープンでフェアな感覚を取り戻しましょう。

まとめ:コミュニケーション能力が低い!何度教えても改善しないときの対策

本記事では「コミュニケーション能力が低く、同僚やクライエントに迷惑をかけている人がいます。改善してもらうために、いろいろ助言しているのに、まったく改善しないです。こういう場合、どうしたらよいですか」という疑問にお答えしました。

結論は以下の通りです。

対策

  • その①:年単位で考える
  • その②:自らが消耗しないよう注意する
  • その③:具体的かつ明確に教える

本記事が役立つようでしたらうれしいです。

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