大学の進学で迷うときは進学した方がよい理由

2019年8月16日

きょうごく
本記事では「高校生です。大学に進学しようか迷っています。どう判断したらよいでしょうか」という疑問にお答えします

本記事の内容

  • 大学の進学で迷うときは進学した方がよい理由
  • 大学の進学で迷う方のための進学先の決め方のコツ

本記事を書いているぼくは現役の大学教授です。

オープンキャンパスを担当していると、高校生や保護者から「大学に進学しようかどうかで迷っている」と相談されることありです。

学費、交通費、生活費などもかかるし、やりたいことがはっきりしないと特に迷いやすいですよね。

本記事では現役に大学教授のぼくが上記の疑問にさくっとお答えします。

大学の進学で迷うときは進学した方がよい理由

結論:大学の進学で迷うときは進学した方がよい

結論をいうと、大学の進学で迷うときは進学した方がよいです。

理由は、日本社会は大卒・非大卒の間に明確な格差があるうえに、再チャレンジを許さない社会なので後で挽回しがたいからです。

詳しくは以下の書籍を読んでほしいのですが、大卒・非大卒の間にはさまざまな格差が存在しています。

具体的な一例を挙げると以下の通りです。

  大卒(大学院卒、大卒、短大卒、高専卒) 非大卒(専門学校を含む高卒、高校中退、中卒)
ポジティブ感情 高い 低い
・階層的帰属意識 高い 低い
・生活満足度 高い 低い
・幸福度 高い 低い
・主観的自由 高い 低い

これをみるとわかるように、大卒は非大卒に比べてポジティブ感情(Well-being)が高いです。

つまり、大卒は自身を上層であると認識し、生活に満足しており、幸福を感じやすく、自らの生き方を自由に決定できる、と考える傾向にあります。

他方、非大卒は自身を下層であると認識し、生活に不満足であり、不幸を感じやすく、自らの生き方を自由に決定できない、と考える傾向にあるわけです。

日本は再チャレンジが難しい社会なので、後でこれを挽回するには過度な努力と運が求めらます。

また、一度生まれた格差は慣性の法則にしたがって、子、孫の時代まで影響していきます。

なので、大学の進学で迷うぐらいなら、思いきって大学進学した方がよいです。

よくある疑問:大学間にも格差はあるのでは?

「大学間にも格差はあるのでは?」と疑問に思う方がいらっしゃいます。

典型的には偏差値格差です。

「Fラン」などと面白おかしく揶揄されることがあるので、これは気になるところかと思います。

けど、上記の文献を踏まえる限りにおいては、日本の格差は「大学間」ではなく「大卒・非大卒」で生まれる、と考える他ないです。

「Fラン」などと揶揄されることがあっても、大卒は大卒層でありまして、非大卒層の過酷な格差とは比較にならないのです。

もちろん、一部の日本的な大企業、官僚などになれば、国立のトップ大学を出ているかどうかで昇進のチャンスなどは違ってくるかもしれません。

けど、そういうところで働く人は大卒でも一握りです。

ほとんどはどんぐりの背比べな会社で働くことになります。

そうなると、大卒を所有していれば、その後の人生は大卒のフレームの中で争うことになります。

それは、大卒と非大卒の過酷な格差とはぜんぜん異なるものです。

結果に影響しないなら、大学間の偏差値格差はほとんど気にしなくてもOK。

大学の進学で迷う方のための進学先の決め方のコツ

大学の進学で迷う方のための進学先の決め方のコツは以下の通り。

ココがポイント

  • その①:理想的人生から逆算する
  • その②:オープンキャンパスで体験する
  • その③:興味・関心にそって選ぶ
  • その④:現実的制約から決める
  • その⑤:気になる大学の資料を集める

その①:理想的人生から逆算する

大学の進学で迷う人が進学先を決めるときは、自らの理想的人生を思い描いてそこから逆算するとよいです。

それによって、自分がどこを選ぶべきかを決めやすくなるからです。

具体例

具体的にお話しすると、金持ちになりたい、、、と思っているなら、将来的に事業を興す必要があります。

サラリーマンやっていても富豪にはなれないからです。

事業を興しやすい分野はどこだろう、、、と考えて、それに近い学部がある大学を選べばOK。

こんな感じで、自分の人生の理想を考えて、それに接近する方向で進学先を決めればよいです。

その②:オープンキャンパスで体験する

「人生の理想なんてない、、、」という人は実体験で選択肢を見つけるとOK。

経験すると具体的に考えることができるからです。

具体例

例えば、家の近所にある大学に一度足を運んでみたらよいです。

在校生、教員、職員などいろいろいるので、適当に話してみましょう。

実際に体験したら興味・関心が芽生えるから、進学先を決めやすくなります。

このように、オープンキャンパスで体験しつつ選択肢を明確にしていけばよいです。

その③:興味・関心にそって選ぶ

興味・関心があることがあるなら、それにそって進学先を決めればよいでしょう。

人間やっぱ興味・関心があれば頑張れるので、大学生活の質が向上するからです。

具体例

例えば、人助けに興味・関心があるなら、作業療法学科、看護学科、医学科などにいけばOK。

あるいは、法律に関心があるなら、法学部などに行きましょう。

大学にはいろんな学部がありますから、興味・関心にそって探索したらよいです。

このように、大学の進学に迷うなら、自身の興味・関心にそって選べばOKです。

その④:現実的制約から決める

なかには「お金が、、、」などと何らかの現実的制約によって大学進学が難しい人もいます。

現実的制約が厳しい人は、大卒所有の有無によって人生の格差は規定されるので、自身の条件でいけそうなところを探せばOK。

具体例

例えば、金銭的に厳しいなら国公立を目指せばよいです。

「成績不良、、、」という人は、そもそもの語彙力に問題があるので、各科目の用語の音読からはじめるべし。

音読→問題を解く→音読しつつ図解する、、、をやっていけば、たいてい成績は向上します。

こんな感じで、現実的制約がきつい人は、それを前提に進学する大学を決めればOK。

その⑤:気になる大学の資料を集める

気になる大学があれば、とりあえず資料を集めたらOK。

大学の進学に迷う人は資料を見つつ、選択肢をしぼることができるからです。

具体例

例えば、A大学、B大学、C大学に興味・関心があるなら、とりあえずそれらの大学の資料を集めたらよいです。

情報がなければ判断できないので、さくっと集めたらOK。

さらに詳しく知りたいと思ったら、オープンキャンパスに行くべしです。

こんな感じで、気になる大学があれば資料を今すぐ集めることです。

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まとめ:大学の進学で迷うときは進学した方がよい理由

本記事はひとまず以上です。

日本社会は大卒・非大卒の間に明確な格差があるうえに、再チャレンジを許さない社会なので後で挽回しがたいです。

18歳時点の意志決定がその後の人生を規定するので、迷っているぐらいなら大学進学すべしです。

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