
こんな方におすすめ
- 転職で作業療法の分野を変えたい
- うまく分野を変える転職の方法を知りたい
作業療法士が転職で分野を変える3つのコツ
本記事で解説するコツは以下の通り。
ココがポイント
- その①:知識は国家試験勉強で復習する
- その②:技術は研修会等で習得する
- その③:最新動向は研究論文・書籍等で把握する
これらは、ぼくが作業療法士から転職で分野を変えたいと相談されたら実際にする助言ばかりです。
また、ぼくが実際に分野を変えるなら「こうする!」と思っている内容でもあります。
では、さっそく要点を解説します。
その①:知識は国家試験勉強で復習する
転職で分野を変えたいなら、最低でも過去5年の国家試験で合格点をとれるレベルまで勉強すべしです。
国家試験合格が新卒の作業療法士が求められる最低レベルなので、既卒者で分野変えするときも必要最低限欠かせない知識になるからです。
自戒を込めて言えば、作業療法士になってしまったら、自分の専門分野以外の知識ってわりと忘れますよね。
分野を変えるときは、これがハードルになるわけで、最低でも国家試験で合格レベルに達するぐらい復習しておく必要ありです。
そういう努力に欠くと起こる問題例は以下の通り。
問題例
例えば、精神障害領域で10年臨床した後に、身体障害領域に転職したとしますよね。
すると、脳血管障害をもつ対象者を担当させていただいたのに、評価でBRSすらとっていない、、、みたいな問題が起こったりします。
採用側は作業療法士の中途採用という捉え方なので、そういう基本的な知識が欠落していると信頼を失うので、めちゃくちゃ苦労することになります。
何よりも、担当された対象者が不利益を被りますよね。
こういう問題は、ぶっちゃけ国家試験で合格点に達する知識があれば防げる問題です。
なので、転職で分野を変えたい作業療法士は、転職活動に並行して国家試験勉強にも勤しみましょう。
その②:技術は研修会等で習得する
転職で分野を変えるときは、基本的な知識に加えて基礎技術も学習しえおくべしです。
分野が違うといえども、臨床経験ありの作業療法士なわけでして、新卒+αぐらい動けないと先が思いやられるからです。
これも自戒を込めますけども、作業療法士になると自分の専門分野の技術に磨きはかかりますけど、それ以外はサビついてしまいがちですよね。
分野を変えるなら、サビを落とす必要があるので、かっちり基礎技術を学びつつ転職活動した方がいいです。
基礎技術の学習は以下の方法が使えるでしょう。
具体例
- 日本作業療法士協会等の研修会に参加する
- 民間主宰の研修会に参加する
- 研修受け入れOKな病院・施設で学ぶ
- 大学・専門学校の演習科目を履修する など
技術は本を読んでも学べません。
繰り返し身体を動かす必要ありです。
なので、技術を学べるところに通って身体を使って学ぶべし。
その③:最新動向は研究論文・書籍等で把握する
転職で分野を変えるなら、基礎の知識・技術の学習に加えて、最新動向も把握しておくといいです。
異なる分野で作業療法をしていたとはいえ、一応プロの専門家なので最新動向も知っておかないと信頼されず、後で働きにくくなるからです。
これもまた自戒を込めると、作業療法と一言であらわしても、めちゃ広いので分野が変わると知らないことばかりです。
なので、1からやりなおすつもりで、最新動向も謙虚に学んでいきつつ、転職活動に勤しみましょう。
最新動向の把握は以下の方法が使えるはずですよ。
具体例
- PubMed等で研究論文(メタ分析・システマティックレビュー)を調べて読む
- 出版年月日が新しい書籍を読む など
分野が変わると、最新動向に関する文献を読んでも意味プーかと思います。
けど、いろいろ発展しつつあるという感覚を肌身で味わっておくと、分野を変えたときにカルチャーショックを受けにくく、適応していきやすいかと思っております。
なので、転職で分野を変えたい作業療法士は最新動向も把握していきましょう。
転職で分野を変える作業療法士のための求人の見つけ方
基本的な方法は以下の通り。
ココがポイント
- その①:コネ・紹介
- その②:ハローワーク
- その③:転職エージェント
それぞれメリットとデメリットありですので、そのあたりも含めて解説します。
その①:コネ・紹介
多くの人がやっているのは、コネ・紹介です。
これのメリットは、
- つながりのあるところで働けるので安心感あり
- 多数の求人から選定しなくていいのでわりと楽
- 内部情報をもらえるので納得したうえで決められる など
です。
デメリットは、
- 選択肢がかなり限られ、実質ゼロのこともあり
- 利害関係ありなので内部情報が偏っている恐れあり
- 条件交渉・手続き等すべて自力なのでしんどい など
です。
注意点は、
- コネ・紹介にかかわる人の意図を読む
- 限られた情報のみで決めない
- ハローワーク、転職エージェントも同時に活用する など
です。
コネ・紹介はいいんですけども、わりとデメリットが忘れられがちで、それに頼りきるのもどーかなーという感じです。
その②:ハローワーク
ハローワークを利用する人も多いです。
メリットは、
- 無料で利用できる
- 特定エリアの求人を探せる
- 職業相談、面接対策あり など
です。
デメリットは、
- 非公開求人がない
- 作業療法士の求人・転職に精通していない
- 条件交渉・手続き等すべて自力なのでしんどい など
です。
注意点は、
- 掲載された求人情報の意図を読む
- 限られた情報のみで決めない
- コネ・紹介、転職エージェントも同時に活用する など
です。
ハローワークはいいんですけども、作業療法士の求人・転職に特化していないので、その点がどーかなーといった感じです。
その③:転職エージェント
転職エージェントを活用される方もいます。
メリットは、
- 無料で利用できる
- 作業療法士の求人・転職に特化しており、非公開求人が豊富である
- 専門のエージェントが職業相談、条件交渉、面接対策、書類作成など支援してくれる など
です。
デメリットは、
- しょぼすぎると利用できないことあり
- エージェントとの相性で結果が左右されることもある など
です。
注意点は、
- 必ず複数の転職エージェントに無料登録する
- 紹介された求人の意図を読む
- 限られた情報のみで決めない など
です。
転職エージェントはいいんですけども、利用するときは複数のところに無料登録し、一番相性が良さそうなところにしぼって分野を変える転職活動に取り組みましょう。
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人生は一度きりなので、分野を変えたいなら、今すぐ行動しましょう。
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