
こんな方におすすめ
- 自分のために生きるべきか、他人のために生きるべきか、で悩んでいる
- 生き方で迷っている
自分のために生きるのか、それとも、他人のために生きるのか。
どういう生き方が正しいのか、、、と悩んだことはありませんか?
現代はわりと閉塞感たっぷりなので、偏った意見がウケますからどちらか一方を主張する人多いです。
けど、A or Bと問われて、どちらかしか選べないというのは錯覚です。
本記事ではそういう観点からさくっと解説です。
「自分のため VS 他人のため」のワナにハマっちゃいけないよ
結論:自分のためにも、他人のためにも、でOK
結論をいうと、自分のためだけでもダメだし、他人のためだけでもダメです。
正しくは「自分のためにも、他人のためにも生きろ」です。
理由は、どちらか一方が欠けても、人生ハードゲーム化するからです。
簡単に言えば、以下のような感じ。
具体例
- 自分のために生きる:利他行動ができず、人間集団の強みが活かせない→人生ハードゲーム化
- 他人のために生きる:同調圧力で消耗し、自分らしい人生を過ごせない→人生ハードゲーム化
どちらか一方にふりきると、両者がもつ利点を存分に引き出せません。
結果として人生ハードゲーム化しやすくなります。
なので、「自分のために生きろvs他人のために生きろ」という信念対立に遭遇したら、基本はスルーでOKです。
人生は複雑。二者択一はほぼ錯覚
人生は複雑なシステムです。
ぼくらは複雑なシステムをそのまま理解できないので、単純なフレームに落とし込む思考のクセみたいなものがあります。
なので、二者択一で問われたら、思考にすんなりなじむので、その問いに対して答えようとしがちです。
けども、「理解しやすい=システムの実相」ではありません。
単純なフレームに落とし込んだために、さくっと切り落としされたものがたくさんあるからです。
上記の例で言えば、「自分のために生きろvs他人のために生きろ」と問われたら、どちらか一方を選ばなきゃいけないと考えがちです。
けど、その他には「自分と他人のために生きる」とか「神のために生きる」とか「無益に生きる」など無数の選択肢があるわけです。
さしあたり、上記の問いに直に答えるなら、「自分と他人のために生きる」になるでしょうけど、他にいろいろあってもいいわけです。
二者択一はほぼ錯覚なので、A or Bと問われたら問いそのものの妥当性を疑うべし。
よくある疑問:自分と他人のために生きるなんてできるの?
はてな
「自分と他人のために生きるなんてできるの?」と疑問に思う人がいます。
確かに、どちらか一方に偏った人が目立つかもなので(極端な意見はSNSウケしやすい)、両者のために生きるって無理ゲーじゃないかと感じるかもです。
けどね、本来はそれがふつーなので、むしろ肩の力をぬいて適当にやっていれば、自然とそうなっているものですよ。
例えば、仕事。
もしかしたら、あなたにとって仕事は自己実現の手段かもしれせん。
その限りにおいて、あなたにとって仕事は「自分のため」です。
でも、今日やった仕事が回り回って、見知らぬ誰かに役立っていれば、それは「他人のため」になっちゃいますよね。
複雑なシステムにおいて、意味は要素の相対的な関係性によって規定されます。
なので、ふつーに生きてれば、勝手に自分のためにも、他人のためにもなっているものなんですよ。
「自分のため VS 他人のため」のワナにはまらない思考法
結論:信念対立解明アプローチ
ではどうしたら「自分のため VS 他人のため」のワナにはまらずにすむか?
結論をいえば、ぼくが提案している信念対立解明アプローチはそのワナにはまらない思考法として使うことができます。
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信念対立解明アプローチは、現象学や構造構成主義などという哲学原理を発展的に継承したものでして、それらのエッセンスを反映した思考法を展開するものです。
信念対立解明アプローチの思考法はさくっと示すと以下の通り。
簡単な流れ
- A or Bと問われる
- ケースバイケースで考える
基本これだけです。
「自分のため VS 他人のため」のワナはどう考える?
「自分のために生きろvs他人のために生きろ」という問いについてもケースバイケースで考えたらOK。
具体的には、状況と目的から考えればいいです。
例えば、どんな状況、どんな目的なら「自分のために生きる」がうまく機能するかを考えるんです。
ポイント
すると、「ストレスフル」という状況で、「ちょっとでも楽に生きたい」という目的があるなら、「自分のために生きる」ことがたぶんうまく作用しますよね。
他方、「連携が必要」という状況で、「共通の目的を達成」という目的があるならば、「他人のために生きる」ことが必要になってくるかもしれません。
あるいは、「家族を養っている」という状況で、「家庭を守る」という目的があるならば、「自分のためにも、他人のためにも生きる」がうまく機能するでしょう。
こんな感じで、ケースバイケースで考えていき、その時々でより妥当と思われる生き方を選んでいけばOK。
よくある疑問:場当たり的すぎるのでは?
はてな
「場当たり的すぎるのでは?」と思う人がいます。
確かに、ケースバイケースというと、場当たり的でいい加減と感じるかもです。
けどね、それは二者択一の思考のワナにハマった状態から抜けていないから、そう感じているだけですよ。
つまり、そう感じる時点ですでに視野狭窄に陥っている。
原理的に考えてほしいんですが、あらゆる事柄の意味は必ず状況と目的によって規定されるしかありません。
この原則に例外なしです。
そう考えると、どちらか一方を選ぶべきという思考が場当たり的で、ケースバイケースで考える方がむしろ一貫しているという話になります。
なので、もしも場当たり的、、、と感じたら、思考の可動域を広げるようにしましょう。
まとめ:「自分のため VS 他人のため」のワナにハマっちゃいけないよ
本記事では「SNSを見ていると『自分のために生きろ』と主張される方がいるかと思えば、『他人のために生きろ』と主張される方もいます。どっちが正しいの?」という疑問にお答えしました。
結論を言うと、どちらか一方を選ばないといけない、、、という発想から抜けだしましょう、です。
A or Bと問われると、どちらかを選ばなきゃ、、、と感じがちですけど、それっとわりと錯覚です。
なので、もうちょい肩の力をぬいていきまっしょい。
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