こんにちは、京極です。
先日、以下のTweetをしました。
現在、作業別の評価選択を支援するWebシステムを自作中。作業中心の評価は100以上あるので、クライエントの作業ニーズを軸に人口統計学的特性、評価方法、実践領域で絞り込み検索できる設計。作業で支援するためには、クライエントにあった作業中心の評価選択が非常に重要。とりあえずβ版で公開予定。 pic.twitter.com/K40we78mWf
— 京極真🌸近刊『作業療法理論の教科書』 (@MaKver2) September 24, 2020
現在、作業別の評価選択を支援するWebシステムを自作中。作業中心の評価は100以上あるので、クライエントの作業ニーズを軸に人口統計学的特性、評価方法、実践領域で絞り込み検索できる設計。作業で支援するためには、クライエントにあった作業中心の評価選択が非常に重要。とりあえずβ版で公開予定。
有言実行するために、ブログで構想を書いておきます。
【発表】作業療法評価検索プラットフォームを作成しています
基本コンセプト
設計思想は以下の通り。
ポイント
疾患・障害中心から作業中心の評価へとシフトチェンジを支援
システム的には「検索サイト+教材」みたいな感じです。
ぼくの臨床感覚的に必要だと感じる機能を実装しています。
信頼できる仲間に使ってもらいましたが、評判はかなり上々でした。
これ、試しに使わせてもらいましたがめっちゃいい!凄い直感的だし自分の好みや知識に左右されず必要な評価がピックアップできる!これが世に出たら世界が変わりますよ。 https://t.co/qBGkbRZFY3
— 🐰寺岡睦🐷@むっちゅーぶよろしく (@teraokamutsumi) September 25, 2020
ニーズはかなりありそう
上記のTweetをした後の反応をみますと、かなりニーズがありそうです。
いくつか紹介すると、以下のような感じ。
うひょー。
発想、思考、実行力…いや凄すぎる。
「選択肢が増える≒可能性が広がる」かつニーズに沿った絞り込み検索??
できるを支援するOTにとっては画期的で凄い。はぁ https://t.co/hsPsM2Bsxg— じゅそ (@jusomushi) September 24, 2020
すごっ。何この革命的なシステム!!
!公開が楽しみすぎますっっっ https://t.co/mVoLGBZWqN— ゆーこ(yuuuco13) (@sasakamanian) September 24, 2020
すんごいシステム。とんでもないことになりそうな予感です。(語彙力) https://t.co/FYjLDzgbcj
— スギモト (@333gimo) September 24, 2020
作成する理由
作業療法評価の教科書は多数あります。
例えば以下。
読むとわかりますが、評価の選択軸がすべて疾患・障害中心になっているんですよね。
もちろん、医学に強い作業療法士を育てるにはいいのですが、世界の潮流は作業中心の実践へのシフトチェンジです。
作業中心の実践というのは、1917年に作業療法が創設された以来、ずっと続いているこの領域の専門性のコアです。
作業中心の実践は評価が最大のキモですが、その選択軸が疾患・障害中心だと実践できないんですよね。
これは、100年以上の作業療法の歴史が教えてくれる教訓です。
個人的には、代表的な教科書がこういう感じだと、「日本だけ取り残されちゃうのでは?」という懸念が頭をよぎります。
新しい教科書を作る?
作業中心の評価をまとめた、新しい教科書を作るという方法もありかな、、、と思いました。
けど、それだと出版してくれる出版社を見つけるところからはじめなきゃいけません。
部数の関係で企画が通らないかもしれません。
それだったら、Webアプリでインタラクティブなシステムを作った方が話が早いのでは?と考えました。
さくさく調べることができれば、臨床や研究で使いやすそうですし。
「京極さん、webアプリなんか作れるの?」という声が聞こえてきそうですが、まぁ何とかなるもんです。
もちろん、出版の可能性を諦めたわけではありません。
この記事を読んで「出版してもよいよ!」という出版社さんがあれば、ぜひ連絡ください。
作業療法評価検索プラットフォームの概要
プラットフォームの名前は「エヴァβ」(仮)です
まだ検討しているところですけども、プラットフォームの名前は「エヴァβ」(仮)です
エヴァはevaluation(評価)のevaです。
evaluation(評価)は様々な情報を集めつつ、整理・分析しながら、最終的に何かしらの判断を下すことです。
作業療法士ならば誰でもやっていることです。
「エヴァβ」のエヴァは、evangelion(エヴァンゲリオン)のエヴァではありませんのでご注意ください(笑)。
βですが、まずはリリースを目指すという理由でつけています。
最終版が完成したら取るかもしれませんが、気に入ってそのままかもしれません。
作業から評価に出会える機会を提供する
実は、エヴァβの基本的なシステム自体は組み上がっています。
見ていただいたらわかるように、クライエントの作業に集中し続けることができる設計になっています。
エヴァβは、作業療法士や作業療法学生が、クライエントにとって
ポイント
- したいこと
- する必要があること
- することが期待されていること
に注意を向け続けることができるよう支援するシステムだからです。
なので、疾患・障害からではなく、その人の作業から必要な作業に出会えるようにしています。
なお、検索には引っかからない設定にしているので、皆さんは死に物狂いでググっても見つけることはできません。
作業中心の評価はいくらあるかご存じですか?
質問です。
はてな
作業中心の評価はいくらあるかご存じですか?
結論は国内外で100以上あります。
エヴァβにはそれらを実装させていく計画です。
1人でコツコツ整理していっているので、今のところ20ちょいの情報しか入っていません。
50ぐらい実装できたら、先行リリースする予定です。
しばしお待ちください。
ちょっと大変なので、信頼できる実力をもった仲間に手伝ってもらおうかなぁ、、、と思っています。
作業療法評価はわりと日進月歩なところがあるので、エヴァβは時間を追うごとにボリューミーになっていくことでしょう。
エヴァβの最新情報をいち早く知りたい方はTwitterをフォローしてください
エヴァβの最新情報はTwitterに投稿しています。
今後の情報をいち早く知りたい方は、ぼくのTwitterアカウントをフォローしてください。
無料でTwitterは利用できますし、アカウントの作成も非常に簡単です。
この機会にぜひどうぞです。
まとめ
というわけで、今回は以上です。
エヴァβは検索サイト×教材というかたちにしていく予定です。
作業を通して健康と幸福を支援したい作業療法士が、臨床でも、研究でも、教育でも使えるといいなぁと思っております。
追伸
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メンバー限定の特典は以下の通り。
特典
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