
本記事の内容
- 作業療法教員としての7つのサバイバル術がわかる
- 作業療法教員のサバイバルに役立つ本がわかる【厳選3冊】
- 作業療法教員のサバイバルに役立つSNSアカウントがわかる【厳選4つ】
これから作業療法教員になる人のためのサバイバル術
結論から言うと、これから作業療法教員になる人は、以下の対策がサバイバル術になってきます。
これから作業療法教員になる人のためのサバイバル術
- その①:博士号は必ずとる
- その②:何か1つを極める
- その③:圧倒的に量をこなす
- その④:水平展開する
- その⑤:英語論文は必ず書く
- その⑥:自分の事業を育てる
- その⑦:Webで積極的に情報発信する
これらのサバイバル術は実行したら絶対に生き残れるというわけではありません。
でも、やらなければ生き残れない確率だけは高まります。
以下の記事で詳述したように、これから作業療法教員になる人にはかなり厳しい世界がまっています。
なので、生き残る確率を高めるために、ゴリラマッチョになってサバイバル術を実行していきましょう。
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その①:博士号は必ずとる
これから作業療法教員になる人は、必ず大学院に進学して博士号をとるべしです。
現時点で60代前後の先生方は時代的制約もあって、博士号がなくても作業療法教員としてやってこれましたが、いまはもう不可能だと思った方がいいです。
これから作業療法教員になるのに博士号をとらないのは、素人がメイウェザーとリングで戦うようなもんです。
博士号をとったからといって何かが変わるわけではないですが、これがないと作業療法教員としては未来がないのでどんなことしてでもとってください。
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その②:何か1つを極める
これから作業療法教員になる人は、どんなテーマでもよいので何か1つ徹底的に極めてください。
まずは、あなたがいないところで「〇〇といえば、〜〜さん」と誰もがテーマに関連してあなたの名前を口にするぐらい頭抜けた存在を目指しましょう。
小さなテーマでも徹底的に極めると、そのぶん仕事が舞い込みやすくなり、生き残りやすくなります。
遠回りに感じるかもですが、何か1つでもよいから徹底的に極めることが、いざというときにセーフティーネットとして機能します。
その③:圧倒的に量をこなす
何か1つを極めるためには、とにかく圧倒的に量をこなすべしです。
圧倒的な量が質を高め、結果として頭抜けた存在へと押し上げてくれます。
具体的には、これから作業療法教員になる人は「毎月、研究論文を投稿し続ける」「毎年、国際学会で発表する」などの目的を定めて確実に達成するとよいです。
どの程度の量をこなせばよいかは状況によって変わるので、基本はご自身の限界を超えるレベルで量をこなし続ければよいです。
その④:水平展開する
これから作業療法教員になる人は、何か1つを極めたらその成果を活かして水平展開していくべしです。
例えば、「作業科学」の何らかのテーマを徹底的に極めたら、そこにとどまるのではなく他領域にどんどん攻め込んでいくのです。
狭いテーマでもよいから頭抜けた存在になった状態で横展開していくと、他領域のトップともつながりができやすく、それがさらなる成果を生みだしてくれます。
水平展開する量は多ければ多いほどよいですが、基本は水平展開した先でも何か1つでもよいから極めるために圧倒的な量をこなすべしです。
その⑤:英語論文は必ず書く
研究論文は目的に応じて日本語で書いたり、英語で書いたりしたらよいです。
けど、サバイバル術という観点から言うと、英語論文の方が圧倒的におすすめです。
インパクトファクターの付いている国際誌に投稿し、英語論文で掲載されるように頑張り続けてください。
その方がいざというときの就活時の選択肢が広がります。
その⑥:自分の事業をしっかり育てる
これから作業療法教員を目指す人は、自分の事業をしっかり育てるべきです。
現時点で60代前後の先生方は「臨床家→作業療法教員」のキャリアパスで安泰でしたが、このモデルは既に通じない時代に入っていまして、既存の作業療法士養成校(大学・短大・専門学校)にのみインカムを頼っているのは明らかに不安定です。
サバイバル術という観点からいえば、作業療法教員になったら自分の事業を作りだして、きっちり育てていく必要があります。
事業の育成は最低でも3年はかかるし、うまくいくかどうかもまったく不明だし、しかもめちゃくちゃ大変なので余裕で1000回ぐらい絶望しますが、これやっておかないとこの先ちゃんと生き残っていくのは難しいです。
その⑦:Webで積極的に情報発信する
これから作業療法教員を目指す人は、Blog、SNS、YouTubeなどで積極的に情報発信すべしです。
昔の作業療法教員は年に1本でも研究論文を発表していたら御の字でしたけど、いまそんなことやっていても誰も認知してくれません。
認知されないということは、何か1つ極めても知ってもらえず、水平展開しようにもトップとつながれず、苦労がただただ徒労に終わるという意味です。
Webで積極的に情報発信する戦略はゲームを有利に進めるチート行為みたいなもんなので、これから作業療法教員を目指す人はサバイブするためにBlog、SNS、YouTubeなどの積極活用を行ってください。
これから作業療法教員になる人のサバイバル術に役立つ本【厳選3冊】
これから作業療法教員になる人のサバイバル術に役立つ本は以下の通りです。
おすすめ
- 日本再興戦略
- 多動力
- 死ぬこと以外はかすり傷
日本再興戦略
必読書。
本書を読めば、全国のすべての作業療法士養成校(大学・短大・専門学校)は国立・公立・私立を問わず、少子高齢化・人口減少で苦境に立たされていますが、発想を変えることによって人類史上希なチャンスであると理解できます。
その具体的戦略はぼくたち自身で考える必要がありますけど、本書は意識を変えることによってピンチをチャンスに変える可能性を示しています。
多動力
必読書。
本記事では、これから作業療法教員になる人のためにサバイバル術を解説しましたが、基本的にゴリラマッチョにならないとやっていけないものばかりです。
本書を読めば健康と幸福を維持しながらゴリラマッチョになるにはどうしたらよいかが理解できます。
死ぬこと以外はかすり傷
必読書。
本記事で解説したサバイバル術をもってしても、作業療法教員として生き残れるかどうかわからないぐらい全国の作業療法士養成校(大学・短大・専門学校)は苦境に追いやられています。
本書を読めばたとえ作業療法教員として生き残れなくても、死なない限りは再起の可能性があるので気軽に頑張ろうと思えて、たぶん皆さんの心の支えになります。
これから作業療法教員になる人のサバイバル術に役立つ作業療法系のSNSアカウント【厳選3つ】
これから作業療法教員になる人のサバイバル術に役立つ作業療法系のSNSアカウントは以下の通りです。
ぼく個人の見解でいうと、以下の先生方は全国にすべての作業療法士養成校(大学・短大・専門学校)が超厳しいここで書いたようなサバイバル術を実行していると感じておりまして、
おすすめ(敬称略)
- 竹林崇
- 友利幸之介
- 寺岡睦
- 京極真
竹林崇
CI療法で世界的に著名な竹林先生。
Twitterの活動が活発で、たまにボヤがでますが、良質な情報を発信しています。
彼は嗅覚が半端なくよいので、フォローしておくと世の中の動きがわかりますから、これから作業療法教員になる人はフォローしてください。
友利幸之介
ADOCで著名な友利先生。
問題意識とその対策ともにスマートで非常に参考になります。
本質を突いた情報を発信してくれるので、これから作業療法教員やる人はフォローすべし。
寺岡睦
OBP2.0で著名な寺岡先生。
作業療法界のイノベーターとして注目株でして、Web教育にも一石を投じるシステムを発案しています。
新しい動向をつかむにはうってつけなのでフォロー推奨。
京極真
本記事を書いているぼく自身のTwitterアカウントもわりとおすすめです。
研究・臨床・教育に関するイノベーティブな情報を積極的に発信しています。
上記のお三方と同様にフォローしておくとよいです。
まとめ:これから作業療法教員になる人のためのサバイバル術
本記事では「将来的に作業療法教員になりたいですが、作業療法教育界は先細り感が半端ないと聞きました。どう対策したらよいですか」という疑問にお答えしました。
本記事で解説したサバイバル術は以下の7つです。
これから作業療法教員になる人のためのサバイバル術
- その①:博士号は必ずとる
- その②:何か1つを極める
- その③:圧倒的に量をこなす
- その④:水平展開する
- その⑤:英語論文は必ず書く
- その⑥:自分の事業を育てる
- その⑦:Webで積極的に情報発信する
7つのサバイバル術は実行したら絶対に生き残れるというわけではありませんが、やらなければ生き残れない確率だけは高まります。
これから作業療法教員になる方々の参考になればうれしいです。
なお、これから作業療法教員になるメリットとデメリットは以下の記事で解説しているので参考にしてください。
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