作業療法から、人間を見る

作業療法は、人間を見る仕事である。 いきなりこんなことを言うと、「医療職なんだから、人間を見るのは作業療法だけじゃないでしょう」と思う人がいるかもしれない。 それは、もちろんそうである。 医師も、看護師も、理学療法士も、心理職も、それぞれの専門性を通して人間を見ている。 ぼくが言いたいのは、そういうことではない。 作業療法には、**作業を通して人間を見る**という独特の切り口がある。 何をしているのか。 何ができなくなったのか。 何をしたいのか。 どんな役割をもっているのか。 普段どういうふうに一日を過ごしているのか。 そういうところから人間を見る。 ぼくは長く作業療法をやってきたけども、この…