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人生には夢も希望もないと気づいてから本当の勝負がはじまるのかもしれない

Makoto KYOUGOKU
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京極真
京極真

本記事は「人生に疲れた。だって、夢も希望もないんですもん。どうしたらいいの?」という疑問にお答えします

本記事のポイント
  • 基本的に人生には夢も希望もありません
  • でも、絶望する必要はありません
  • 人生には夢も希望もないけども、こころ楽しく生きることはできるからです

また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。

お困りの方は以下の記事を参考にしてください。

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人生には夢も希望もない

結論:人生には夢も希望もない

結論から言うと、人生には夢も希望もありません。

理由は、時間がたてばたつほど、人生の選択肢が減っていくからです。

人生の選択肢は夢と希望の源泉です。

つまり、あらゆる人間は生きていくうちに、夢も希望も失っていくしかないわけです。

以下の図は人生の可能性と年齢の関係を示したものです。

年齢とともに人生の選択肢は減っていき、やがて迎える死とともに「ゼロ」になる

0歳の赤ちゃんの人生の選択肢は最大化しています。

将来、政治家になることもできれば、弁護士になることもできます。

ところが、時間が経つにつれて人生の選択肢はどんどん減っていきます。

最後は死にますから、人生の選択肢はゼロになります。

よくある質問:具体的に教えて!

そういうと「もうちょっと具体的に教えてほしいなぁ」と思うかもしれません。

いくつか例を挙げると以下の通り。

具体例
  • 子どもの頃は野球選手を目指していたけども、部活動に入ったら他にうまい連中が沢山いたからあきらめた
  • 本当は医者になりたかったけども、頭がそれほどよくなかったから別の進路を選んだ
  • 歌手になりたかったけども、人よりも上手い程度でパッとしなかったのでサラリーマンになった

こんな感じで、「昨日よりも今日」「今日よりも明日」といったペースで夢も希望も失われていきます。

あなた自身に実感はなくても、今日は昨日よりも確実に選択肢が減っているからです。

そして、高齢になったらTVをみて、ときどき散歩してぐらいしか選べなくなって、最後はをもって選択肢が皆無になってしまうのです。

よくある質問:絶望するしかないのですか?

「人生には夢も希望もないなら、絶望するしかないのか・・・」と思う人がいるかもしれません。

先の図で考えれば、残された選択肢に夢も希望もなければ、絶望するしかない人生がまっています。

残された選択肢に夢も希望もないと、絶望するしかない人生になりやすい

他方、残された選択肢に多少なりとも夢も希望もあれば、こころ楽しく生きられる可能性は残っています。

残された選択肢に夢も希望もあれば、こころ楽しい人生になりやすい

したがって、理屈上は残された選択肢に夢も希望もあれば、時間が経つにつれて人生の選択肢がへってもこころ楽しく生きられる可能性ありです。

しかし、そうでなければ時間が経つにつれて絶望するしかないかもしれません。

人生には夢も希望もないからこそ「だましだまし生きる」

そう気づいてからの生き方は、大きくわけると3つのパターンがあります。

3つのパターン
  • パターン1:人生には夢も希望もないからあきらめる他ない
  • パターン2:他の人生には夢と希望があるけども、残念ながら自分の人生にはそれがなかった
  • パターン3:自分の人生には夢も希望もないけど、こころ楽しく生きられる可能性はあるかもしれない

パターン1:人生には夢も希望もないからあきらめる他ない

ひとつは、自分の人生には夢も希望もないから何をやっても無駄だと思いながら生きる、というものです。

可能性がないという感度は、運命にしがたうという態度を育みます。

その結果として、あらゆる努力に価値を見いだせない状態をもたらします。

すると、人生には夢も希望もなく、努力しても無駄なのであきらめることになります。

こうなったらとてもつらいので、人によっては死にたいと思うかもしれません。

パターン2:他の人生には夢と希望があるけども、残念ながら自分の人生にはそれがなかった

もうひとつは、どこかに夢と希望に満ちた人生がある。

けども、いまの自分の人生には夢と希望はない、というものです。

つまり、現にある人生には絶望しつつも、彼岸のかなたに本来あるべきユートピアを見いだすのです。

隣の芝生は青いと感じている状態ですね。

これも逃げ場がないとめっちゃつらいので、ひどくなったら生きる気力を失うかもしれないです。

パターン3:自分の人生には夢も希望もないけど、こころ楽しく生きられる可能性はあるかもしれない

最後のひとつは、自分の人生には確かに夢も希望もないけども、それでもなお楽しく感じられる可能性にめがけて身を投げるというものです。

これは、自身の人生には可能性はないとリアルに感じつつも、過度に頑張りすぎず絶望するわけでもなく、いまある生を精一杯いきるというものです。

ぼく個人のこれまでの経験から、夢も希望もないなかでも、こころ楽しく生きている人はたいてい最後のパターンであると感じています。

ぼくの師匠の池田清彦先生は以前「人生はだましだましだよ、京極くん」と教えてくださいましたが、最後のパターンはまさにそれを体現していると思います。

確かに、人生には子供の頃に思い描いたほどには、夢も希望もない。

けども、そう気づいてからが本当の人生のはじまりです。

皆さんだましだまし生きぬいていきましょう。

夢も希望もない人生から抜けだすために

人生には夢も希望もないと気づいてからが本当の勝負です。

人生は1回しかないので、夢も希望もないなかでも、こころ楽しく生きるために勝負すべしです。

具体的な勝負の仕方は以下の通りです。

  • その①:得意なことを見つける
  • その②:それに集中する

その①:得意なことを見つける

こころ楽しくいきるためには、時間が経つにつれて減っていく人生の選択肢の中に、多少なりとも夢も希望も残しておく必要があります。

そのためには、人生の選択肢がたくさんあるうちに、自分の得意を見つけておく必要があります。

得意なことを見つけるには、いろんなことにチャレンジするしかないです。

チャレンジ期間に自分にとって得意を見つけられないと、残された選択肢に夢も希望もない状態になりやすいです。

【再掲】残された選択肢に夢も希望もないと、絶望するしかない人生になりやすい

その②:それに集中する

得意なことを見つけたら、それに集中的にリソースを投下すべしです。

リソースを集中投下しても、常によい結果をもたらすわけではないです。

人生は予定調和にできていないので、うまくいくこともあれば失敗することもあるからです。

大事なことは最終的にプラスになるように、トライ&エラーを繰り返しながらリソースを集中投下することです。

途中で失敗しても、再起して再び集中する。

その結果として、残された選択肢に夢も希望もある状態を作れます。

よくある疑問:得意なことがわからない

「得意なことがわからない」という方もいるかと思います。

そういう人は人生の難易度を下げる可能性が高いことに集中するとよいです。

現時点では以下の3つがおすすめです。

おすすめ
  1. 哲学
  2. データサイエンス
  3. プログラミング
  4. 動画制作

まとめ:人生には夢も希望もないと気づいてから本当の勝負がはじまるのかもしれない

本記事は「人生に疲れた。だって、夢も希望もないんですもん。どうしたらいいの?」という疑問にお答えしました。

長く生きていれば、自分の人生には思っていたよりも夢も希望もないと気づくものです。

でもそれは絶望のはじまりではなく、むしろ本当の勝負のはじまりなんです。

「私やあなたの人生には大した可能性はない」と直視しながらも、絶望したり、頑張りすぎたりせず、与えられた生を充実させていきましょう。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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