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取り返しがつかない失敗しても、学ぶことはできる件

京極真
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本記事では「取り返しがつかない失敗をしてしまいました。多くの人に迷惑をかけてしまい、後悔してもしきれません。どうしたらよいですか」という疑問にお答えします

本記事の内容
  • 取り返しがつかない失敗しても、学ぶことはできる件
  • どんなに取り返しがつかない失敗からでも学ぶことはできる
  • 学びすらできない失敗こそ、本当に取り返しがつかない失敗
  • 取り返しがつかない失敗から学ぶコツ

また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。

お困りの方は以下の記事を参考にしてください。

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取り返しがつかない失敗しても、学ぶことはできる件

筆舌に尽くしがたい苦悩があるかと思いますが、結論は以下の通りです。

結論

取り返しがつかない失敗しても、学ぶことはできる

挽回できないミス、決定的な間違い、築き上げた信頼の失墜、周囲への多大なる迷惑などが起こると、「取り返しがつかない失敗をした!」と感じるものです。

その場合、胸が張り裂け、押しつぶされるような思いにかられ、いまにも逃げ出したい心境に支配されたり、ときに死が頭をよぎることもあるかと思われます。

圧倒的な絶望に打ちひしがれ、「死んだ方が楽だ」と何度も考えるぐらいつらいでしょう。

しかし、それでもなお、ぼくは「取り返しがつかない失敗しても、学ぶことはできる」と言いたいです。

どんなに取り返しがつかない失敗からでも学ぶことはできる

例えば、最善を尽くしたにもかかわらず、盲点で決定的な間違いを犯し、自他の人生に大きな傷をつけてしまったとします。

きっと、立ち直れないぐらいのショックを受け、食欲はすっかり失せ、睡眠もままならなくなるはずです。

たとえ寝れても、悪夢で途中に何度も目が覚めて、いっこうに気が休まらないでしょう。

このまま消えたいという気持ちになるでしょうし、もしかしたら死が頭をよぎることもあるかもしれません。

非常につらい失敗を体験すると、死が魅力的な解決策に見えてくることさえあります。

もしかしたら、生涯にわたって後悔し続けることだって起こりえます。

それぐらいひどい失敗だったとしても、その経験から「次は間違わないように、こうしよう」「今度は必ずもっと慎重に物事を進めよう」などと教訓を引き出すことはできます。

それはまさに取り返しがつかない失敗からの学びです。

あまりにひどい失敗だと、次のチャンスはやってこず、教訓を活かす機会がめぐってこないこともありえます。

けど、失敗から教訓を引き出せたこと自体はできます。

二度とチャンスはやってこないかもしれませんが、手痛い失敗体験から教訓を引き出して学ぶこと自体は誰でもできるのです。

そんなふうに思えない気持ちはわかりますが、そう思うことでしかたぶん救わません。

失敗があまりにもひどいと、そう思っても救われないこともありますが、、、。

学びすらできない失敗こそ、本当に取り返しがつかない失敗

言い方を変えると、学ぶことすらできない状態こそが、本当に取り返しがつかない失敗です。

それがどんな状態なのかは、ぼくにはわかりません。

人によっては「死」を連想するでしょう。

「死」と一言で表してもいろいろなかたちがありまして、大往生な死、病死、志半ばの死、不慮の死などさまざまです。

でも、人間は必ず死ぬわけでして、「死」が本当に取り返しがつかない失敗だとしたら、ぼくらは皆それに向かって生きていることになります。

確かに、死んでしまったら、当の死者にとっては学びも何もないかもしれません。

けど、人間は皆、死ぬわけですから、それをもって本当に取り返しがつかない失敗というのは、何だか実感にあわないです。

そう考えると、本当に取り返しがつかない失敗は学ぶことすらできない状態ですけども、それはとてもとても限られたものなのかもしれないと思えてくるわけです。

つまり、本当に取り返しがつかない失敗はとても少ない。

多くは、単に取り返しがつかない失敗であって、それがどんなに人生にダメージを与えるものであったとしても、学びだけは得ることができる可能性がある。

むしろこれは、かえって絶望をもたらす気づきかもしれませんが、恐らくほとんどの取り返しがつかない失敗は学ぶチャンスが残されています。

取り返しがつかない失敗から学ぶコツ

取り返しがつかない失敗から学ぶコツは以下の通り。

  • その①:死なないこと
  • その②:抱え込みすぎないこと
  • その③:今後の希望に焦点化すること

その①:死なないこと

取り返しがつかない失敗をしたら、死にたくなる気持ちはわかります。

死はすべてを解決すると感じることがあるかもしれませんけど、死んでしまったら当の死者はそれ以上の学びの機会がない可能性が大です。

取り返しがつかない失敗から何かを学ぶには、むしろ絶望的になるかもしれませんけども生を選んでください。

どうしても「死」という観念が頭から離れないときは、病気の可能性があるので病院を受診してください。

その②:抱え込みすぎないこと

取り返しがつかない失敗をすると、後悔の念にさいなまれて思考停止しがちです。

そこから何かを学ぶには、思考停止から抜けだす必要があります。

そのためには、「取り返しがつかない失敗をしてしまった、、、」と抱え込みすぎないことです。

確かにそれは、自他の人生を台無しにする問題かもしれませんが、最善を尽くしてもそうなることだってあるのでどこかで「あのときはそれ以外の選択肢がなかった。仕方がなかったんだ」と思えた方がいいです。

その③:今後の希望に焦点化すること

取り返しがつかない失敗は過去の出来事です。

どんなに後悔しても、今さらもう変えることはできません。

そこから学ぶには、これからどうやって希望を見いだしながら生きていくかを問うた方がいいです。

むしろ将来の可能性を考えると絶望するかもしれないですけど、そこに焦点化しなければ後悔に押しつぶされて学ぶことは困難です。

過去の失敗に気付いて後悔する理由

以下の記事で過去の失敗に気付いて後悔する理由につい紹介しています。

過去の失敗に気づくと後悔してしまうのはどうしてなのか?疑問に思われる方は合わせてお読みください。

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まとめ:取り返しがつかない失敗しても、学ぶことはできる件

本記事では「取り返しがつかない失敗をしてしまいました。多くの人に迷惑をかけてしまい、後悔してもしきれません。どうしたらよいですか」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、取り返しがつかない失敗しても、学ぶことはできるです。

取り返しがつかない失敗は逃げ出したい気持ちをドライブさせ、絶望から死へと連想させる強い力をもっています。

なので、簡単ではないことは重々承知しています。

けど、ごくごく一部の本当に取り返しがつかない失敗を除いて、何かは学べます。

それは絶望と希望が入り交じり、心も体も引き割かれるつらさがともなうかもしれませんが、、、。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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