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支配的な人に対処する方法

京極真
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本記事では「支配的に関わってくる人に困っています。どのように対処すればいいですか?」という質問にお答えします

こんな方におすすめ
  • 支配的な人に対する対処の仕方を知りたい
  • 支配的な人に困っている人

僕のyoutube に 質問をいただきました。

いつも参考になる動画をありがとうございます。

作業療法士として訪問看護事業所に勤務している者です。

一つ悩み事があります。

訪問看護師の同僚で私に対して支配的態度をとる方がいます。

支配しようとする相手には、どのような態度で接するのがよいでしょうか?

これは、なかなか難しい問題です。

支配的で相手をコントロールしようとする人は、思い通りにならないと感情的になったり、話を盛って自分の意図した通りに持っていこうとしたり、コミュニケーションも上手です。

そんなこともあり、先手を打たれて結果的に選択肢があるようでないような状況に追い込まれてしまい、しんどい思いをするということがあります。

では、支配的な人へはどのように対処すればいいのかについてサクッと紹介します。

また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。他のことでもお困りの方は以下の記事を参考にしてください。

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支配的な人に対処する方法

支配的な人に対する対処方法3つ

支配的な人に対する対処方法ですが、いろいろ個別事例で考慮すべきポイントもありますが、ここでは対処方法3つについて紹介します。

対処方法
  1. 適度な距離を取りましょう
  2. パターンを把握する
  3. 相手の得意とするパターンに乗らないようにする

この3つについて説明します。

①適度な距離を取りましょう

1つ目は、適度な距離を取ることです。

これは、ありきたりな方法ですが、ありきたりというのはとても重要だということです。

支配的で人をコントロールしようとする人は、人との距離の取り方が微妙です。

支配的な人の距離の取り方

良いとき:すごく近づいてくる

悪いとき:距離を取る(急に冷たいことを言ったり、突き放す)

支配的な人は、不安的に距離をとることで、あなたとの関係性をコントロールしようとしてきます。

支配的な人に対して、あなたも同じように良いときには近づき、悪いときには距離を取るという距離の取り方をすると、相手の得意なパターンにはまってしまいます。

結果的に、支配的な人の支配から逃げられないということになってしまいます。

では、どうしたらいいかって言うと、良い時も悪い時も距離間を一定に保つということをします。

距離の取り方

良いとき:相手が近づいてくる→少し距離をとる

悪いとき:相手が距離を取る→距離を突き放したりせず、適当にいつも通りに付き合う

近すぎると当然しんどいし、遠すぎると大事な仕事できないので困ります。

だから、適度に距離を取るということをするわけです。

適当なほどよい距離をとることができれば、良いときも悪いときも関係が安定します。

そして、支配的な人の支配力が相対的に落ちることを期待することができます。

②パターンを把握する

2つ目は、パターンを把握することです。

支配的な人

得意とするパターンがある

支配的な人がどのようなパターンを得意としているのいるのかを把握していくということをします。

ですが、パターンを把握するときには注意点があります。

パターンを把握する注意点

一つ一つの言動や、振る舞いを見ていく:パターンを把握することは難しい

では、パターンを把握するためにはどうすればいいのか?

相手の言動と振る舞いの背後に潜んでいる構造を掴んでいくということをする

そうすると、どんな条件のときに、どういったことが起こるのかを、ある程度一般化できる形で取り出すことが可能です。

その構造がわかれば、この状況ならこんな事をしてくる、こういうことをしそうだということがわかります。

そのように予測できるようになると、先手を打ちやすくなるわけです。

だから、そういう支配的な人には、一個一個の言動に囚われるのではなく、言動の背後に潜んでいる構造を掴んでいく、パターンを掴んでいくようにしてください。

③相手の得意とするパターンに乗らないようにする

3つ目は、相手の得意とするパターンに乗らないようにするということです。

では、具体的にどのようなすればいいのかというと、、、。

具体例

感情的に言うことで周りの空気を凍らせて、自分の多い通りに物事を進めようとする

→ユーモアで包んで受け流していく

支配的な人は、強く言ったら周りは引くと思っていますが、ユーモアで包まれてしまうと、それ以上話を進めれなくなってしまいます。

そうなると、支配的な人は、あなたに対して苦手意識を持ちます。

自分の支配が及ばないたい相手だとわかると、今度は支配的な人があなたを警戒することになります。

メリット

相手の支配したい対処から逃れる可能性が出てくる

ここで、注意するポイントがあります。

注意ポイント

やりすぎる→支配的な人の癇に障る

そうならないためには、適度な距離を取りながら、うまい具合に徐々に徐々にずらしていということをしましょう!

ただ、言うのは簡単ですが、これをやるのはすごく難しいという問題があります。

実際にやっていくには、自分の気持ちも乱れてしまうこともあるので、なかなか思い通りにいかないということもあります。

そんなときには、ありきたりですけども、①で紹介した「まずは距離を取る」というところを意識してやってみるようにしましょう!

まとめ:支配的な人に対する対処方法

本記事では「支配的に関わってくる人に困っています。どのように対処すればいいですか?」という質問にお答えしました。

支配的な人に対する対処方法を3つ紹介します。

対処方法
  1. 適度な距離を取りましょう
  2. パターンを把握する
  3. 相手の得意とするパターンに乗らないようにする

相手の得意とするパターンに乗らないようにするというのは、実際に行うのは難しいです。

最初は、適度な距離をとるということから始めてみましょう!

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著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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