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頑張っても結果が出ないときは頑張りすぎない方がよい件

京極真
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京極真
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本記事では「めちゃくちゃ頑張ったのに結果がでません。もっと頑張るべきでしょうか。でもこのままでよいのかどうか不安です。どうしたらよいですか」という疑問にお答えします

頑張っても結果が出ないときは頑張りすぎない方がよい件

結論:頑張りすぎない

結論から言うと、頑張っても結果が出ないときは頑張りすぎない方がよいです。

理由は、すでに頑張っているわけでして、そこからさらに頑張るとドツボにハマるだけだからです。

もちろん、頑張っても結果が出ないと、さらに頑張らなければならないと感じる気持ちはわかります。

実際、ぼくも一部の仕事で頑張ったのに結果が出ない問題を抱えているので、そう感じちゃうことには一定の理があることは皮膚感覚レベルで共感できます。

でも、だからといって「いまよりももっと頑張らなければならない」とか「もっとふんばらなければならない」などと思わないようにしています。

そうしちゃうと、さらなる泥沼にはまり込んでいくからです。

頑張っても結果が出ない→さらに頑張る→焦って視野が狭くなる→失敗を重ねてドツボにハマる

頑張っても結果が出ないときは、最善の努力を重ねに重ねたあげく討ち死にする構造がある、と理解すべきです。

理由は、頑張っても結果が出ないからさらに頑張ると、当然のことながら成果を求めて焦りはじめ、その結果として視野が狭くなってさらなる失敗を重ねるということが起こるからです。

生きていればどんなに頑張ってもどうにもならないことってわりと起こりがちです。

そうした場合、「いまの何倍も頑張ろう!」と考えるがゆえに「急いては事をし損じる」状態に陥ってしまう可能性がカパッと開くことになるわけです。

頑張っても結果が出ないと焦ります。

だからさらに頑張ろうとしてしまい、いらぬ失敗を重ねてドツボにハマる。

そういう構造が、ぼくたちのすぐソバに潜んでいるのです。

頑張っても結果が出ないときの対策3つ

ではどうしたらよいか。

本記事で解説する対策は以下の3つです。

対策
  • その①:冷静に分析する
  • その②:小さな改善を重ねる
  • その③:上手くいった点に着目する

その①:冷静に分析する

まずは、頑張っても結果が出ない理由を冷静に分析すべしです。

それによって、最善を尽くしていたはずなのに、味方から足を引っ張られていたとわかることがあります。

また、努力の方向性がズレていたと気づくかもしれません。

あるいは、さまざまな要因が重なって、いかようにも成果を出せない構造になっているとわかるかもしれないです。

冷静に分析することによって、問題が成立する条件がわかるので、きっちり把握していきましょう。

その②:小さな改善を重ねる

冷静に分析したら、一度に大きく変えるのではなく、小さな改善をこつこつ重ねていきましょう。

理由は、一挙に問題点を改善しようとすると、過度な努力が必要になって、結局ドツボにハマって討ち死にするからです。

頑張っても結果が出ないときは、心身ともにドツボの構造と共振しているので、大きな改善に挑まない方がいいです。

もちろん、すぐに対応しないと小さな改善によって成果が出る前に討ち死にしそうなら応急処置でがーっと対応した方がいいです。

けど、その後は小さな改善を重ねていくべしです。

その③:上手くいった点に着目する

頑張っても結果が出ない場合、小さな改善を重ねても成果がなかなか出ないものです。

そうすると、だんだん無力感にとり憑かれて、わりと萎えるんですよね。

実際、ぼくも全体としては上手くいっているんですが、仕事の一部で頑張っても結果が出ない問題を抱えているので、その無力感が沸き起こる感覚はよくわかります。

なので、頑張っても結果が出ないときは、無力感をそぎ落とすために上手くいった点に着目しながら小さな改善を重ねることを推奨いたします。

そもそも上手くいっていないわけですから、今さら焦ってもしょうがないわけでして、それならちょっとでも上手くいったことに着目しつつ小さな改善を重ねた方が成功確率も上がるかもしれないです。

頑張っても結果が出ないときは諦めも大切です

諦めも大切です

ただし、頑張っても結果がでないときは、諦めることも大切だという視点はもっておくべきです。

自身は「まだ可能性はある!」と思っていても、実はすでにゲームオーバーになっていたという可能性だってあるわけです。

ゲームオーバーを迎えていることに気づいていないのは本人だけで、既にそのゲームは終わっているかもしれない。

かりにそうならば、冷静に分析して小さな改善を重ねても、そもそもチェックメイトなわけでして努力が無駄に終わるだけです。

なので、ここぞというときは、さくっと見切りをつけることもめちゃ重要だ、という視点をもっておくべしです。

諦めることができるように同時並行で別のことにも取り組んでおくべき

いざというときにさくっと諦めるためには、同時並行で別のことにもしっかりコミットしておくとよいです。

例えば、ぼくの場合、大学&大学院の教員として働きつつ、その他にも講演業、執筆業、研究開発業など同時にいろいろ走らせています。

やり方は人それぞれですが、こんな感じで同時並行でいろいろ取り組んでいれば、いずれかが頑張っても結果が出ない状態に陥ったときにさくっと諦めて他に注力するということができます。

結果を出すために最善の努力を重ねつつ、いつ詰んでも良いように他の事業も発展させていくわけです。

そうすると、諦めるという選択肢も現実的にとりやすくなります。

頑張っても結果が出ないときに読むべき本

頑張っても結果が出ないときに読むべき本は以下の3冊です。

ぼくも頑張っても結果が出ずしんどいときは何度も読み返していますので、ぜひ皆さんもお読みください。

おすすめ本
  • ラクをしないと成果はでない
  • 忙しい忙しいと言うわりに成果の出ないあなたのためのタイミング仕事術
  • エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

ラクをしないと成果はでない

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結果が出ないからさらに頑張って何とかしようとする、と、さらに上手くいかなくなると気づかせてくれます。

内容はもちろん素晴らしいのですが、ぼくが特に気に入っているのはタイトルです。

「頑張っても結果が出ない→さらに頑張ろう!」と簡単に思っちゃいがちですが、本書はタイトルを見るだけでドツボにハマる事態を回避するよう示唆してくれます。

本棚に置いておくだけでも価値ある一冊です。

忙しい忙しいと言うわりに成果の出ないあなたのためのタイミング仕事術

頑張っても結果が出ないときは、重要な何かを見落としている可能性大です。

本書は「タイミング」に着目することによって、盲点になりがちな好機を逃さず成果を出す視点を提供してくれます。

また、タイミングは自分にとってのそれではなく、相手にとってのタイミングに着目する必要があると気づかせてくれます。

頑張っても結果が出ないと焦って自分本にになりがちなので、それだとさらにドツボにハマるので本書で視野を広げるとよいです。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

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頑張っても結果が出ないときは、そもそも無駄な努力を重ねています。

本書は99%の無駄な努力をそぎ落とし、本当に重要なことに確実にコミットする方法論を提供しています。

それを実際に遂行するには、もちろん努力がともないますけども、でも知らず知らずのうちに無駄な努力を重ねるよりもはるかにマシです。

最少の努力で最大の成果を出したい人は必読です。

まとめ:頑張っても結果が出ないときは頑張りすぎない方がよい件

本記事では「めちゃくちゃ頑張ったのに結果がでません。もっと頑張るべきでしょうか。でもこのままでよいのかどうか不安です。どうしたらよいですか」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、頑張っても結果が出ないときは頑張りすぎない方がよいです。

そのうえで対策は以下の3つですが、ときに諦めることも重要だと理解しておくべきです。

対策
  • その①:冷静に分析する
  • その②:小さな改善を重ねる
  • その③:上手くいった点に着目する

なお、頑張っても結果が出ないと誰かに相談したくなりますけど、相談する相手を間違えると詰むことがあるので要注意です。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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