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コミュニケーションの頻度は無駄に多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ

京極真
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本記事では「コミュニケーションの頻度は多い方がよいと聞きました。単純に多ければ多いほどよいのですか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • コミュニケーションの頻度は多ければ多いほどよいのかどうかわからない
  • どんな風にコミュニケーションの頻度を担保したら良いか知りたい

結論:コミュニケーションの頻度は無駄に多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ

結論からいうと、実際にかかわる機会が多い方が親近感を覚えるので、基本はコミュニケーションの頻度は多い方がいいです。

これは単純接触効果といって、コミュニケーションする頻度が多いほど、相手に親近感や好感を抱きやすくなるという法則です。

けど、無駄に多すぎるのはダメでして、もちろん少なすぎるのはもっとダメです。

無駄に多すぎるとしんどいですし、少なすぎるとまったく関係ない他人とかわらず、どちらも人間関係の質を低下させるからです。

少なすぎるのはダメというのは、簡単に理解できると思います。

まったく話したことない人と信頼関係を作れるかというと「無理だ」とおそらく誰でも感じるからです。

なので、無駄に多すぎるのはダメという点について、具体例を示しつつ解説します。

なお、単純接触効果については以下の書籍が詳しいですので、関心がある人は一読すべしです。

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無駄に多すぎる例

まずは具体例からです。

AさんはBさんにゲンナリしていました。

理由は、非常にささいなことで話しかけられるからです。

例えば以下の通り。

具体例:
  • 手元にご自身の時計があるのに、わざわざ「いま何時ですか?」とたずねてくる
  • 「Aさんの旧友が、私がいっているプールにいらっしゃって、偶然知りあいになりました。お元気ですか?と気にかけてましたよ」というように『旧友とたまたま知りあった』系のネタが多く、あまりに頻繁なので嘘か本当かよくわからない
  • 仕事に関係ない雑談が多く、しかも長い など

こんな感じで、コミュニケーションの頻度が無駄に多すぎると「単純接触効果で嫌いになっていく」という事態が起こりえます。

ぼくは信念対立という人間関係のトラブルを研究しているので、こういう問題にたびたび遭遇します。

たまに「単純接触効果があるから、コミュニケーションの頻度は多ければ多いほどよい」みたいな主張にであいますが、それはちょっと単純かし過ぎです。

コミュニケーションの頻度が少なすぎるのは論外ですけども、コミュニケーションの頻度が無駄に多すぎるのも考えものです。

コミュニケーションの頻度は確保しつつ「質」を高めるべき

結論:質を高める

コミュニケーションの頻度が少なすぎると親近感、好感をもたらせませんが、無駄に多すぎても結果は不調です。

なので、コミュニケーションの頻度は確保しつつ「質」を高めるという方向性でやっていくしかないです。

質を高めるには、目的と状況にあったやりとりを重ねるとOKです。

コミュニケーション能力の本体が、目的と状況におうじて柔軟にやりとりするチカラなので、結局そこにいきつくのです。

これはわりと本質です。

以下の記事でコミュニケーションに関する記事をまとめています。

あわせて読みたい
【まとめ】コミュニケーション能力とは何か?【本質と向上するコツをあわせて解説】
【まとめ】コミュニケーション能力とは何か?【本質と向上するコツをあわせて解説】

具体例で理解する質の意味

具体例は以下の通り。

具体例

先の例でいうと、「手元にご自身の時計があるのに、わざわざ『いま何時ですか?』とたずねてくる」ケースは「状況」がおかしいのです。

身につけている時計を見れば済むはずなのに、わざわざたずねてくるあたりで状況に違和感ありまくりなのです。

コミュニケーションの質を担保するには、状況にあったやりとりにしなきゃダメです。

同様に、「Aさんの旧友が、私がいっているプールにいらっしゃって、偶然知りあいになりました。お元気ですか?と気にかけてましたよ」といってくるケースは「目的」がよくわからないのです。

そんな偶然が続くわけないのに、見え透いた作り話をすることによって、何がしたいのかよくわからないからです。

コミュニケーションの質を担保するには、目的がしっかりしていないと変なことになってしまいます。

こんな感じで先の例を反面教師にして、コミュニケーションの頻度は多いけども、無駄なやりとりが多すぎるとおかしくなるので、状況と目的をしっかりすりあわせることによって質を担保していくべしです。

質が高くても、コミュニケーションの頻度が多すぎると仕事に集中できない

とはいえ、いくら質が高くても、コミュニケーションの頻度が多すぎると、仕事に集中できませんよね。

ぼくの場合だと、集中しはじめると周囲の声が聞こえなくなって、1時間半ぐらいならかなり熱中し続けることができます。

その間、誰とも話したくないし、誰にも邪魔されたくないです。

しかし、コミュニケーションの頻度が多すぎると、仕事がたびたび中断することになるので、ぶっちゃけしんどいです。

もちろん、必要なコミュニケーションなら無問題なんですが、目的と状況にあっていてもあまりに頻度が多すぎると「それ、まとめて言ってくれたらよいのに、、、」と思っちゃいますよね。

こんな感じで、質の高いコミュニケーションでも頻度が多すぎると、集中力が途切れてしまいます。

バランスが大事

だからといって、躊躇しちゃってコミュニケーションの頻度が少なくなりすぎると、基本的な信頼のところでつまずいたりします。

なので、コミュニケーションの頻度は以下を目指していくしかないわけです。

  • 目的と状況にあう
  • 無駄に多すぎない
  • 過剰に少なすぎない

つまり、コミュニケーションはバランスが大事でして、だましだましやっていくとOKです。

まとめ:コミュニケーションの頻度は無駄に多すぎてもダメ、少なすぎてもダメ

本記事では「コミュニケーションの頻度は多い方がよいと聞きました。単純に多ければ多いほどよいのですか」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、コミュニケーションの頻度は無駄に多すぎてもダメ、少なすぎてもダメです。

単純接触効果の法則が働くので、基本は密なコミュニケーションが必要です。

けど、明らかに無駄なやりとりは疲弊するだけです。

また、少なすぎるコミュニケーションは人と人のつながりを弱くします。

うまくバランスをとりながらやっていきましょう。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授(役職:保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長、人間科学部長、他)。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『OCP・OFP・OBPで学ぶ作業療法実践の教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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