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2020年に読んだ本の中からマイベストを紹介【厳選5冊】

京極真
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本記事では「2020年も終わろうとしていますが、今年読んだ本の中からおすすめの本があれば教えて欲しいです。本を読んだ後にやるべきことも知りたいです」という疑問にお答えします

  • 今年読んだ本の中からおすすめな本を教えて欲しい
  • 本を読んだ後にやるべきことも知りたい

2020年に読んだ本の中からマイベストを紹介【厳選5冊】

本記事で紹介する本は以下の5冊です。

2020年読んだ本の中からベスト5

1位 ゲロン戦記

2位 アフターコロナの生存戦略

3位 独学大全

4位 定本MーGTA

5位 苫野一徳特別授業「社会契約論」

では、早速紹介していきましょう。

1位 ゲンロン戦記

最高に面白い本でした。

しばらく肌身離さず持ち歩いていたぐらい面白い本です。

ポイント
  • 著者は天才、東浩紀さん
  • 彼が創業したゲンロンの挫折と発展の奇跡を濃密に開示している
  • 本書では、その天才がびっくりするぐらいの苦労にいかに向き合い、自らの哲学を作っていったのかを知ることができる

想像を絶するような苦労の連続で、個人的にはよくそこまで大変な状況の中で、あれほどの生産性を維持できるもんだなぁと驚嘆しました。

やはり天才はすごい。

とにかく本書は非常に興味深く、学ぶところが多いてす。

本書を読んで気づいたのですが、ぼくはゲンロン本は(たぶん)すべてもっていまして、自分でも気づかない間にファン化していました。

ぜひ、多くの人に読んでもらいたい本です。

2位 アフターコロナの生存戦略 不安定な情勢でも自由に遊び存分に稼ぐための新コンセプト

コロナで世界が大きく変わってしまい、これからどのように生きていこうかという問題で悩まれてる方は少なくないかなっていうふうに思います。

ポイント
  • 本書は、著者の博学を背景に、コロナと共に生きざるを得ない、今後の世界を見通すような議論で構成されている
  • 特に面白かったのは、日本最大のリスクはコロナよりも天災だというところ

確かに、これは言われてみればその通りで、日本は大規模な地震もあるし、今後、火山の噴火も起こりうる。

しかも、毎年のように台風もやってきます。

その上、夏はめちゃくちゃ暑い。

こういう身近な問題にも目を配りながら、アフターコロナの世界を生き抜くためのヒントが散りばめられています。

誰も逃れられない問題なので、本書を読んで考えるきっかけになればいいんじゃないかなと思いますし、僕自身もかなり勉強になりました。

3位 独学大全

社会人必携の本だと思います。

独学は、人生100年時代において、必ず身につけておくべき技能のひとつです。

これがないと、長い人生をかけて成長することは困難になりますし、変化の激しい時代に適応していくことも、とても難しくなってしまいます。

ポイント
  • 本書は、独学に必要な知識から具体的な方法まで、非常に網羅的に解説している
  • 自分の人生をメンテナンスしながら、生きていく為に必要な技能を習得することができると感じた

しっかり独学できるかどうかで、自分の人生の質は決まってきます。

とはいえ、何をどう学べば良いのかっていうのは、非常に難しい問題です。

それに対して、本書は、具体的なノウハウにも踏み込んでいますので、手元に1冊置いておくと自分自身の人生をより良いものにしていくヒントを得られることでしょう。

めっちゃおすすめです。

4位 定本M-GTA

ポイント

かなりマニアックな本になりますが、質的研究に興味関心がある方は本書を必ず読む必要があると思う

M-GTA はGTAをベースにした質的研究法であり、特にヘルスケア領域等において、非常によく使われているものです。

僕自身もM-GTA を使った研究論文を発表したりしておりますので、その方法と有効性はそれなりに理解しているつもりです。

本書は、そんな僕でも目から鱗の連続でして、学ぶべきポイントが本当にたくさんあるなぁというふうに感じました。

しっかりとデータに根差しながら理論を立ち上げていき、意味の世界を探求していくためにM-GTAが非常にパワフルなツールです。

M-GTAを使って理論記述を行なっていきたい方はですね、ぜひ本書を読んで、そのエッセンスを体系的に学んでいってください。

質的研究者すべてにおすすめです。

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5位 苫野一徳特別授業「社会契約論」

ポイント
  • 友人の一徳君が書いた哲学入門書
  • 本当に分かりやすく社会契約論の原理を解き明かしており、今までルソーの社会契約論を読んでいまいち理解できなかった方でも、そのエッセンスを十分に学べる内容になっている
  • 特に個人的に興味深かったのは、一徳君の哲学書の読み方が、本書でわかるところ(どんな風に読んでいけば、哲学の本質と原理をしっかり把握し、単なる議論を超えて、現実の世界に影響を与えるような理路を読み解くことができるのかを、本書を通して学ぶことができるところが、1冊で二つ美味しい側面です)

とにもかくにも、社会契約論は民主主義の基本原理ですし、互いの自由を認め合いながら生きたいように生きる社会を作るために不可欠のものです。

ここ数年社会は分断され、信念対立が蔓延しております。

だから、一徳君のこの本を通して民主主義の基本原理を理解し、相互の自由を承認しあえるような社会の構築に少しでも貢献できるようになれる人が増えたらなぁと思いました。

めっちゃオススメです。

おすすめ本を読んだ後にやるべきこと

おすすめ本を読んだ後にやるべきことは以下の2つです

  1. 本の内容を誰かと話してみる
  2. 少しでも自分の生活の中に取り入れてみる

以下、それぞれ簡単に解説します。

本の内容を誰かと話してみる

①周囲に本の内容を話す仲間がいる場合

本を読んだら読みっぱなしにしていると、数日でかなりの部分を忘れてしまいます。

だから、せっかく良い本を読んだのならば、自分の中でとどめておくだけではなくて、本を読んで感じたこと考えたことを、ぜひ周囲の人と共有してみてください。

  • 読書は個人の営みから、社会の営みへと変換することができる
  • 自分自身の中でも定着させることができる

本というのは知のネットワークを作っていくためのツールになっております。

だから、読書をして周囲の人と話して、その内容や感覚や思考を共有しネットワークを広げ、自らの中に定着させていくことによってはじめて読書の目的を達成することができる側面がある訳です。

②周囲に本の内容を話す仲間がいない場合

是非、ブログ等で本の感想を書いていきましょう。

批判的なことを書くのは時間の無駄になるので、自分が選んで学んだこと、自分が選んで良い方向に感情が動いたことにフォーカスを当てて書く

そうすると、仮に自分自身がしょうもないなと思うような本を読んだとしても、そこから何かしらの学びを掴み出すことができて、プラスに変換することができます。

読書感想の書き方も、工夫すれば無駄な読書を良い方向に持っていくことができます。

是非チャレンジしてみてください。

少しでも自分の生活に取り入れてみる

読書したら、自分にとって良かったなと思う内容を是非、自らの生活に反映させていきましょう。

そうすることによって、読書で自分の人生を少しでも良い方向に持っていくことが不可能でなくなります。

具体例:ゲンロン戦記

【失敗との向き合い方を自分の生活に転用させることができる】

  • 問題をいかに分析し、そして解釈し対処していくのか、ゲンロン戦記はその方法を示してくれている
  • そして問題から学び、どのようにして自らの成長に繋げていくのかということも、この本から学ぶことができる

自らの生活に反映させる時は、そうした学びを自身の行動に繋げていけばオッケーです。

もちろん、それは簡単なことではないかもしれません。

しかし、自身の生活に少しでも使えるところは取り入れていくことによって、読書は知識から行動へと繁華し、その有用性をより発揮することができるものになっていきます。

読書をしたら自らの生活に少しでも取り入れるということを意識してみましょう。

ただし、全ての本を行動に移す必要はありませんよ。

あくまでも自分にとって、これは本当に良い本だなと思うものに限って、それをしていけば良いです。

まとめ:2020年に読んだ本の中からマイベストを紹介【厳選5冊】

本記事では、2020年に僕が読んだオススメ本を五つに絞って紹介いたしました。

2020年読んだ本の中からベスト5

1位 ゲロン戦記

2位 アフターコロナの生存戦略

3位 独学大全

4位 定本MーGTA

5位 苫野一徳特別授業「社会契約論」

他にもいい本はいっぱいあったのですが、特に紹介しろと言われれば、これらの5冊になります。

今年の年末年始は帰省できませんから、是非読書で有意義な時間を過ごしていきましょう。

なお、2019年のおすすめ本が知りたい人は以下の記事で紹介しています。ご一緒にどうぞ!

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著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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