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人間関係の本質は愛です

京極真
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本記事では「人間関係って難しいです。人間関係の本質は何ですか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • 人間関係に悩んでいる
  • 人間関係の本質が知りたい

また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。

お困りの方は以下の記事を参考にしてください。

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人間関係の本質は愛です

結論をいうと人間関係の本質は愛ですね。

この話を深掘りしていきます。

人間関係の本質が愛と言える理由

愛は対象関係を結ぶことでしか成立しないからです。

つまり、愛は人と人との関係性によって結合子なわけです。

人間関係の中心には愛があるのです。

哲学者フロムは、愛は能動的であると論じたうえで、愛の成立条件を次のように示しました。

愛の本質
  • 配慮
  • 責任
  • 尊重

配慮とは対象に気づかうことです。

責任とは対象の求めに応じることです。

尊重とは対象をあるがまま認めることです。

知とは対象について理解を深めることです。

しかもこれらは能動的であって、受動的ではないというのです。

つまり、ぼくらは「愛する」ことはできても、(赤ちゃん時代を除いて)無条件に「愛される」ことはないわけです。

こうした議論を踏まえると、愛こそが人間関係の本質であるとわかるはずです。

人間関係とは人間と人間の関係であり、その関係の結合子こそが愛だからです。

愛=濡れた関係ではない

愛というと、濡れた関係をイメージする方がいらっしゃるかもしれません。

けど、それは愛の一部である性愛や恋愛に限った話です。

もし「濡れた関係」しかイメージできないなら、それはあなたの関心がそっちに寄りすぎているだけです。

そういう人は関心の幅を広げる必要がありますよ。

例えば、愛には性愛、恋愛以外にも以下のかたちがあります。

多様な愛
  • 神への愛
  • 無償の愛
  • 母性愛
  • 父性愛
  • 親子愛
  • 夫婦愛
  • 家族愛
  • 兄弟姉妹愛
  • 同性愛
  • 自己愛
  • 他者愛
  • 人類愛
  • 隣人愛
  • 物質愛 など

このように愛には色んなバリエションがあるんです。

よりよい人間関係を育みたいなら愛するべし

以上を踏まえると、よりよい人間関係を育みたいなら愛する必要があるとわかります。

つまり、自ら他に配慮、責任、尊重、知をもって働きかけるんです。

例えば、周囲の人が困っていたら、自ら気づかってみるのです(配慮)。

また、他の人から頼まれたこととがあれば、自らその求めにしっかり応じるのです(責任)。

ちょっと変わった人がいたとしても、肯定したり否定したりせず、ありのまま認めみましょう(尊重)。

いつもよりちょびっと他の人の理解を深めることに注意を注いでみてください(知)。

そうした営みによって、人間関係の結合子である愛が機能しはじめるので、そうしない場合に比べてよりよい関係性が作れるかもしれません。

愛するとは性愛、恋愛に限る話ではないです。

愛するとは、あらゆる人間関係に通底する基礎原理であるといえるのです。

人間関係の本質を理解したい人が読むべき本

人間関係の本質を理解したい人は以下の本を読むべしです。

おすすめ本
  • 愛するということ
  • LOVE2.0

愛するということ

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紀伊國屋書店出版部
¥2,090 (2024/04/22 18:10:10時点 Amazon調べ-詳細)

上記で紹介した愛の本質を解き明かした名著。

愛という視点で人間関係を考えたい人は必読。

LOVE2.0

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¥6,402 (2024/04/22 18:10:11時点 Amazon調べ-詳細)

愛について科学的に理解したい人は必読。

ポジティブ心理学の愛研究を理解できます。

まとめ:人間関係の本質は愛です

本記事では「人間関係って難しいです。人間関係の本質は何ですか」という疑問にお答えしました。

結論は「愛」です。

おすすめ本
  • 愛するということ
  • LOVE2.0

よりよい人間関係を育みたいなら、愛するということについて理解を深めましょう。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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