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どうする!?作業療法士のスキルアップに役立つおすすめ資格の選び方

京極真
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本記事では「作業療法士です。スキルアップで他の資格を取ろうと思っています。おすすめの資格はありますか。また選び方にコツはありますか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • 作業療法士のスキルアップでおすすめの資格
  • 作業療法士がスキルアップするための資格を決めるコツ
  • いまの時代、作業療法士のスキルアップに資格なんて必要ない!?

作業療法士のスキルアップに役立つおすすめの資格

結論からいうと、作業療法士のスキルアップに役立つおすすめの資格は皆さんの「関心によって変わる」というものになります。

ちょっと深掘りしていきますね。

資格とは?

資格とは、何かすることに対する必要な条件です。

例えば、医術をする条件には、医師免許が求められます。

こんなふうに、何かすることに、満たすべき条件というものがあって、それを資格と呼ぶわけです。

おすすめとは?

また、おすすめとは、利点を見いだして他者を誘い促すことです。

例えば、「看護師の資格をとったほうがいいよ」とおすすめしたとすると、これをとることに何らかの利点を見いだしているわけです。

このように、おすすめは利点を見いだすことが起点になって、他の人をそれに促すというアプローチといえます。

おすすめ資格は関心によって変わる

こう考えると、おすすめ資格は関心によって変わるという結論にならざるを得ないことがわかります。

理由は「何かすること」も「利点を見いだすこと」も、「すべてその人の関心を起点に展開している」からです。

関心を抜きに、スキルアップにおすすめの資格を紹介することはできないわけです。

作業療法士がスキルアップするための役立つ資格を決めるコツ

そう考えると、作業療法士がスキルアップするために資格を決めるコツは以下の通りになります。

  • 手順①:関心の明確化
  • 手順②:情報収集
  • 手順③:関心にあった資格の選定
  • 手順④:行動

手順①:関心の明確化

「スキルアップで資格を取ろうか」と思った作業療法士は、そもそも何のためにスキルアップするのかを明確にした方がいいです。

そこが曖昧なまま資格を取りにいっても、結局のところ挫折したり、仮にとれたとしても活かせないままになりかねないです。

スキルアップする理由は「臨床の腕を上げたい」「臨床でできることを増やしたい」「活躍の場を広げたい」「新しい挑戦がしたい」「もっとお金を稼げるようになりたい」など人によっていろいろあるでしょう。

そこから整理することによって、関心が明確になるのでどんな資格を取れば良いかを明らかにしやすくなります。

手順②:情報収集

関心が明確になったら、関連する情報を収集してください。

例えば、「臨床でできることを増やしたい」と思った人は、作業療法士の臨床を続けながらアプローチのバリエーションを増やせる資格を中心に情報を集めたらよいです。

また、「新しい挑戦がしたい」と思った人は、今の自分に比べて可能性を拡大できる資格って何だろうかという観点から情報収集していきましょう。

関心の明確化→情報収集へと進むことによって、スキルアップに必要な資格を見つけやすくなります。

手順③:関心にあった資格の選定と計画

情報を収集したら、関心にあったスキルアップのための資格を決めましょう。

そして、資格を取得するまでの行動計画を立ててください。

その際、資金、時間、労力など現実的な制約も考慮するべしです。

行動計画立案時に、現状にあまりにもあっていないと感じることがあるかと思いますが、そのときは、関心を変える、資格を変えるなどのして、現状にあった資格を選定し計画を再立案するとよいです。

手順④:行動

計画を立てたら、実際に行動するのみです。

行動するときは「上手くいかなかったらどうしよう」などと不安になりがちです。

けども、失敗したら資金や時間は失いますが、代わりに経験を得ることができます。

経験を糧にして次の挑戦をはじめたらよいので、行動するときは不安を脇に置きながら挑戦に専念するとよいです。

付記:相談のコツ

スキルアップでおすすめの資格を他者に相談するときは、「何のために」を明確にしてからの方がよいです。

関心が明確になっていれば、他者は必要な情報を提供しやすいからです。

もし、関心が不明確なまま相談したいと思ったならば、それを相談相手に伝えた方がいいです。

それによって、他者は感心の明確化から支援できるので、相談で生じるロスが少なく、お互いに楽です。

いまの時代、作業療法士のスキルアップに役立つ資格なんて必要ない!?

なお、「いまの時代、資格なんて必要ない!」と主張される方々がいらっしゃいます。

これに対する応答としては、「資格は必要である/必要でない」のいずれもその人の関心によって変わるというものになります。

そう主張する方はたまたまご自身の関心にとって「資格は必要ない」だけです。

だから、他者から「資格は必要ない」と言われたらひよることなく、「あなたにとってそうなんですね」と応答しておけばよいです。

原理上、関心は無限にありますから、資格が必要な方もたくさんいらっしゃるので、自他にとっての関心を見極めながら必要な資格を見いだしていけばよいだけです。

まとめ:作業療法士のスキルアップに役立つおすすめ資格の選び方

本記事では「作業療法士です。スキルアップで他の資格を取ろうと思っています。おすすめの資格はありますか。また選び方にコツはありますか」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、スキルアップにおすすめ資格は関心によって変わるです。

また作業療法士がスキルアップするために資格を決めるコツは以下の通りになります。

  • 手順①:関心の明確化
  • 手順②:情報収集
  • 手順③:関心にあった資格の選定
  • 手順④:行動

本記事が皆さんの思案に役立てばうれしいです。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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