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コミュニケーションが苦痛な人は他者評価を気にしすぎな件

京極真
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京極真
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本記事では「コミュニケーションが苦手すぎて苦痛です。話が弾まないし、面白い返しもできないし、みんな私と話していてもつまらないと思います。どうしたらよいですか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • コミュニケーションが苦痛でつらい
  • コミュニケーションの苦痛を和らげる方法を教えてほしい

なお、以下の記事にコミュニケーションに関する記事をまとめました。

興味のある人は合わせてお読みください。

コミュニケーションが苦痛な人は他者評価を気にしすぎな件

結論:他者評価を気にしすぎ

結論から言うと、コミュニケーションが苦痛な人は他者評価を気にしすぎです。

他人からどう見られるかを気にするあまりに、ストレスフルに感じてしまうためです。

具体例

Aさんは「他の人と話しても話が弾まない」と強く思い込んでいました。その結果として、「私と一緒にいてもみんなつまらない」と感じてしまい、自分の居場所を感じられず、コミュニケーションが苦痛で仕方ありませんでした。

つまり、他人から「つまらない人間だ」と評価されることを過剰に意識してしまい、結果としてコミュニケーションに強いストレスを感じていたわけです。

こんな感じで、他人からの評価を気にしすぎで強くストレスを感じ、コミュニケーションを避けたい心情にかられて「コミュニケーション=苦痛」という構図が成立してしまっていたわけです。

確かに、他人の評価を気にしはじめると、コミュニケーションはしんどくなるものです。

なので、他者評価に対する過剰な意識を前提にする限りにおいて、「コミュニケーション=苦痛」という構図は確からしいものだといえます。

よくある質問:自分の価値は他者が決めるので他者評価は気にしても気にしすぎることはないのでは?

疑問

自分の価値は他者が決めるので他者評価は気にしても気にしすぎることはないのでは?

確かにそういう側面はありますが、この疑問には「自分の価値は自分で決めることもできますし、むしろそれができてこその他者評価だ」という視点が欠落しています。

理由は、あらゆる価値は関心に応じて決めることができるので、「他人の価値は?」という関心に加えて「自分の価値は?」という関心も原則等価に成り立ちますし、自分で自分の価値を決めずに他者評価のみで自分の価値を決めると自分でコントロールできない要因によって自らの価値を規定するので不安定になるだけだからです。

具体例

「自分の価値は他者が決める」とブレることなく断言できる人→たいてい自らのスタイルを確立している。

それはそれでたいへん素晴らしいことで、そう考えてもしんどくないならばそのまま突き進んでいけばOKです。

けど、自らのスタイルを確立できていない人は、他者評価のみで自分の価値が決まると思うとストレスを感じるだけです。

他者評価は十人十色、千差万別ですから、軸がないまま他者評価で自己価値を規定すると存在基盤から揺れ動かされることになりかねないからです。

そうなると、他者評価のきっかけになりえるコミュニケーションは苦痛の機会でしかありません。

こんな感じで、自己評価が確立していないうちに他者評価で自己価値を決めるとしんどいだけです。

コミュニケーションが苦痛な人がやるべき対策

コミュニケーションが苦痛な人がやるべき主な対策は以下の通り。

主な対策
  • その①:自分を大切にする
  • その②:あるがまま認める
  • その③:自分の価値は自分で決める

その①:自分を大切にする

コミュニケーションが苦痛な人はまず、自分を大切にするべしです。

理由は、そういう方は他者評価で傷ついた状態なわけでして、それ以上自分で自分を責めてもしんどいだけだからです。

具体例

誰かが苦悩を相談してきたときに、どう対応するかというときっと優しく接しますよね。それによって、苦悩が癒やされ、立ち直るかもしれないからです。それと同じように、コミュニケーションが苦痛な人は苦悩しているわけなので、まずは自分で自分を大切にあつかうようにしたらよいのです。「十分頑張っている、、、」そう受け入れるようにしてみましょう。

自分の友達、親友、恋人、家族が悩んでいるときに優しく関わるようなイメージで自分を大切にすればOKです。

その②:あるがまま認める

また、コミュニケーションが苦痛な人はあるがまま認めるべしです。

理由は、他者評価を通した自己否定が強いために苦しみがちだからです。

具体例

話が弾まないし、面白い返しもできないし、みんな私と話していてもつまらない」と感じている状態を否定も肯定もせずに「あぁそう感じちゃってるんだなぁ」とそのまま受け流したらよいです。

コミュニケーションを苦痛に感じる人の場合
  • 話が弾まない→だからダメだ
  • 面白い返しができない→だからダメだ
  • 私と話してもつまらない→だからダメだ

けど、そう考えると苦痛は増すばかりです。

なので、以下のように切りかえるのです。

きりかえた場合
  • 話が弾まない→あぁそう感じちゃってるんだなぁ
  • 面白い返しができない→あぁそう感じちゃってるんだなぁ
  • 私と話してもつまらない→あぁそう感じちゃってるんだなぁ

あるがまま認めるようにしていけば、苦痛を感じる機会が減るのでそのぶん楽になります。

こんな感じでコミュニケーションが苦痛な人は、自分自身をあるがまま認めていきましょう。

その③:自分の価値は自分で決める

最後にコミュニケーションが苦痛な人は「自分の価値は自分で決める」という視点をもつべしです。

理由は、そうすることによって軸が定まるので、他者評価ともおりあいがつきやすいからです。

具体例

「話が弾まなくても、それが自分だし、別にそれで何も問題ない。他人に変だと思われても痛くもかゆくもない」と肩の力を抜きつつ思いさだめる。

自分の人生は自分で決める。

他者評価を完全無視するわけではないけども、まずは自分が納得できる規範にしたがって生き、自分で自分を肯定するところからはじめてみるわけです。

こんな感じで、コミュニケーションが苦痛な人は「自分の価値は自分で決める」という視点をもつとよいです。

まとめ:コミュニケーションが苦痛な人は他者評価を気にしすぎな件

京極真
京極真

本記事では「コミュニケーションが苦手すぎて苦痛です。話が弾まないし、面白い返しもできないし、みんな私と話していてもつまらないと思います。どうしたらよいですか」という疑問にお答えしました

結論を言うと、コミュニケーションが苦痛な人は他者評価を気にしすぎです。

以下の対策を行って楽になりましょう。

主な対策
  • その①:自分を大切にする
  • その②:あるがまま認める
  • その③:自分の価値は自分で決める
著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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