【2020年】統計を独学したい人におすすめ書籍10冊+α【研究者が語る】
本記事では「統計を独学したいけども、どんな本を読めばよいの?」といった疑問にお答えします。
- 統計を独学したいときにおすすめの書籍がわかります
- 書籍を読んだ後にするべきことは〇〇です
- 本で独学が苦手な人は動画を活用してください
統計を独学したい人のためのおすすめ書籍10冊
本記事でおすすめする書籍は以下の10冊です。
- 東京大学のデータサイエンティスト育成講座
- マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説
- 統計学入門(基礎統計学)
- 世界一カンタンで実戦的な 文系のための統計学の教科書
- 東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!
- 統計学が最強の学問である
- 心理学のための統計学入門
- 心理統計学の基礎―統合的理解のために
- 続・心理統計学の基礎
- 統計学のための数学教室
これらの本は全部読むと独学が圧倒的に進むのでマジでおすすめです。
東京大学のデータサイエンティスト育成講座
最近読んだ統計関連本の中で圧倒的に良書。
統計の基礎から機械学習までわかりやすく学ぶことができます。
しかも世界的に流行しているPythonを使ったデータ解析の実際を学べるのでお得です。
個人的には練習問題がめちゃ豊富だった点が、特にお気に入りです。
本記事の後半でも解説しているように、統計って結局のところ手足を動かさないと独学できません。
本書は実際に手足を動かすメニューまで用意してくれており、秀逸です!
マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説
統計の直感的理解にめちゃ役立ちます。
統計って皮膚感覚レベルで理解し難いので、苦手な人にとってはいつまでたっても意味ぷーです。
けど、本書は可愛いイラストを活用しながら、皮膚感覚レベルで理解を促進してくれます。
「最初からこれ読んでおけばよかった・・・」と心底思いました。
統計を独学したい人には圧倒的におすすめです。
統計学入門(基礎統計学)
とっても有名な名著です。
統計が苦手な人にとってはかなり難解です。
なので、最初から読むことはおすすめできません。
だけども、上記の「マンガでわかる統計学」を読んだ後にこれを読むと知識の体系的な整理にとても役立ちます。
統計を独学するなら、いつか必ず本書を読むときがきます。
なので、平易な入門書でイメージをつかみつつ、本書で知識を体系的に整理していくとよいです。
世界一カンタンで実戦的な 文系のための統計学の教科書
本書もめちゃくちゃわかりやすい入門書です。
統計が苦手な人が統計を独学するには、入門書が必ず必要です。
本書は特に実践でどう使うかという観点から平易に解説してくれています。
中学生レベルの知識でも読み解けるので、「統計マジで苦手・・・」という人はぜひどうぞ。
東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!
統計を独学していると、必ず数学にいきつきます。
しかし、統計が苦手な人は中学生レベルの数学でつまずいていたりするわけでして、いきなり数学の本を読んでも理解不能です。
本書は中学、高校の数学で挫折した人を対象に、めちゃくちゃ平易に数学を解説してくれています。
ぼくはこの本に中学のころに出会いたかったとマジで思いました、笑。
統計に加えて数学も苦手な人はぜひ読むべしです。
統計学が最強の学問である
初学者にとっては、ガチで素晴らしい本です。
「最強の学問」とか書いているので、うさん臭いイメージをもつ人がいるかもですが、まったくそんなことありません。
非常にわかりやすい書き方であるうえに、社会調査、疫学、生物統計、心理統計、データマイニング、テキストマイニング、計量経済まで幅広く解説してくれています。
これ一冊で統計の入り口はだいたいわかります。
ぼくは紙でもKindleでももっています。
独学したい人は最初に読むべき本。
心理学のための統計学入門
マジで役立つ本です。
心理学を謳ってますが、他の分野でもまったく問題なく通じます。
統計は方法なので「確率的にアプローチしたい」という目的を共有できていれば、領域は基本かんけーないです。
本書は丁寧に解説してくれているうえに、とてもわかりやすく書いてくれているので、途中で挫折することなく最後まで読めます。
しかも、著者紹介がサイコーに面白い。
読んでいる途中で疲れたら、それを読むべし。
独学したい人は必読書。
心理統計学の基礎―統合的理解のために
上2冊で導入を理解したら、次に読むべき本です。
これは、名著です。
本書も心理統計学と書いていますが、その他の領域でもまったく支障なく学べる内容です。
統計が苦手な人が、深く強く理解するために役立つ書籍です。
記述統計から構造方程式モデリングまで幅広くカバーしていますので、これ一冊で包括的に理解を深めることができます。
続・心理統計学の基礎
これも名著です。
上記の書籍の続編で、効果量、マルチレベル、ベイズなどといった最新の動向をわかりやすく解説してくれています。
統計が苦手な人が、本書を単独で読んでもたぶん理解できません。
なので、上記で紹介した書籍で基本的な考え方を学んでおくと、新しい動向について理解を深められるでしょう。
統計学のための数学教室
これもおすすめです。
上記で紹介してきた書籍で基本的な考え方の理解を深めたら、この本で統計の理解に必要な数学を復習するとよいです。
統計学の入門書には、数式を一切排除した良書もあります。
が、研究で統計を使おうと思ったら、結局のところ数式の理解が必要です。
本書はとてもわかりやすく数学を解説してくれています。
統計を独学した後にやるべきことは実践です!
上記で紹介した書籍や動画で独学した後は実際にデータ解析してください。
当たり前ですが、データがなければデータ解析はできません。
手元に実際のデータがあるときは、それを使ってデータ解析するとよいです。
他方、それがないときは、統計ソフトに付属する練習用のデータや統計ソフトで発生させたシミュレーションデータを使ってデータ解析を実際に行ってみます。
「平均」という知識も、実際に平均値を求めたり、データの分散を眺めたりすると、その理解がとても深まります。
なお独学にはメリットがある一方で、デメリットもあります。
以下の記事で紹介しています。参考にどうぞ!
まとめ:【2020年】統計を独学したい人におすすめ書籍10冊+α【研究者が語る】
本記事では「統計を独学したいけども、どんな本を読めばよいの?」といった疑問にお答えしました。
結論をいうと本記事でおすすめした書籍は以下の10冊です。
- 東京大学のデータサイエンティスト育成講座
- マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説
- 統計学入門(基礎統計学)
- 世界一カンタンで実戦的な 文系のための統計学の教科書
- 東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!
- 統計学が最強の学問である
- 心理学のための統計学入門
- 心理統計学の基礎―統合的理解のために
- 続・心理統計学の基礎
- 統計学のための数学教室
独学するなら最低限これらの本は読むべしです。
また、独学で苦労している人は、以下の記事もおすすめです。