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【無料あり】医療従事者がオススメするプログラミング言語3選【2018年】

京極真
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本記事では「医療従事者です。これからプログラミングを学びたいけど、どの言語を選べばよいのかわかりません。医療従事者向けの言語はどれなんだろう?」という疑問にお答えします。

本記事の内容
  • 医療従事者におすすめのプログラミング言語を解説しています
  • 各プログラミング言語の特徴、使いどころ、学習方法がわかります

プログラミングができると実現する未来

医療従事者がプログラミングできると、例えば次のようなメリットがあります。

メリット
  • 業務が効率化できる
  • 診断評価や治療効果に関するデータ解析ができる
  • 仕事の幅が広がる      など

プログラミング学習はかなり大変で、多くの人は途中で挫折します。

しかし、地道に努力を続けられれば、できることが確実に増えますので、必死こいて頑張ってみる価値は高いです。

ぼくもめっちゃ苦手でしたが、コツコツやり続けているおかげで自身の研究の幅が広がりましたし、国内外の共同研究でデータ解析担当で参加できたりするようになりました。

途中で挫折せずに頑張っていれば、こういう成功体験がわりと積みやすいので、それがさらなる学習行動につながるかと。

とはいえ、ぼくもまだまだ学習の途上なんですけどね、笑。

プログラミング言語を選ぶポイント

医療従事者がプログラミング言語を選ぶときには大きく言うと4つポイントがあると思います。

ポイント
  1. 問題解決に役立つ
  2. 学習しやすい
  3. 使いやすい
  4. エンドユーザーが多い

問題解決に役立つ

プログラミング言語は方法です。

方法は問題解決の手段です。

なので、プログラミング言語の選定は問題解決に使えるかどうかで決めます。

本記事では、医療従事者は業務を効率化したい、診断評価や治療効果に関するデータを解析したい、仕事の幅を広げたい、などの問題を解決したい人が多いと勝手に仮定しています、笑。

学習しやすい

医療従事者が一番重視すべきは、学習の容易さです。

医療界隈は知識と技術の発展がめざましく、自身の専門領域の最先端を追うだけでも苦労します。

そこに、プログラミング言語となるとたぶん倒れます。

なので、プログラミング言語は学習しやすいかどうかで選ぶとよいです。

使いやすい

また、医療従事者は実践してなんぼの世界で生きています。

だから、「学んだけど使いにくい」ではたぶん話にならない。

それはプログラミング言語であっても同じです。

とことん使いやすさにこだわって、学習するプログラミング言語を選定しましょう。

エンドユーザーが多い

最後に、エンドユーザーが多いことも重要です。

というのも、自身がプログラミングでつまづいたときに、エンドユーザーが多いとwebで調べて問題解決しやすいからです。

エンドユーザーが少ないと何かあったらすべて自己解決しないとダメですから。

なので、とにかく実際に使っている人が多い言語を選ぶとよいです。

作業療法学者がオススメするプログラミング言語3選

以上を踏まえると、数多あるプログラミング言語の中から以下の3つがオススメできます。

  • R
  • Python
  • HTML

R

Rの特徴

Rでできることは非常にたくさんあります。

一例を挙げると以下の通り。

特徴
  • 無料で使える
  • データ解析が得意である
  • 作図が容易にできる
  • 研究論文などの報告書を作成できる
  • 再現可能性を担保できる
  • 教材が充実している   など

Rはすでに活用している医療従事者も多いと思います。

Rには上記のようなメリットが多数ありますが、他方でTBを越える大規模データの処理、ゲームやwebアプリケーションなどの作成は不得意です。

Rの使いどころ

医療従事者がRを活用するならば、やっぱデータ解析です。

t検定、相関分析、分散分析、回帰分析などの基本的な統計解析はもちろん、構造方程式モデリング、一般化線形混合モデル、状態空間モデルなど複雑な統計解析を無料で実行できます。

臨床ではサイエンスとアートの融合が求められまして、Rはサイエンス(データ解析)を助けてくれます。

Rの学習方法

基本は書籍と動画で学ぶとよいです。

Python

Pythonの特徴

Pythonでできることも、めちゃくちゃ多くあります。

一例を示すと次の通り。

特徴
  • 無料で使える
  • データ解析ができる
  • 機械学習、ディープラーニングも得意である
  • ゲームやwebアプリケーションも作れる
  • システム開発ができる   など

Rに比べてPythonはぼくも勉強して日が浅いです。

けど、シンプルな言語なので、基本的なことは比較的すぐできるようになりました。

C++やJavaなんかはちょっと勉強したぐらいではまったく意味がわからないです。

けど、Pythonはそんなことないのでエンドユーザーでも入りやすいです。

Pythonの使いどころ

医療従事者がPythonを活用するならば、データ解析、機械学習、システム開発などですね。

ぼくは使い方を理解するためにデータ解析を中心に使っていますが、もうちょしたら機械学習、システム開発などに広げていく計画です。

それによって、

そうやって研究でできることを増やしていき、自身の価値を高めていこうという算段です。

Pythonの学習方法

Pythonも書籍で学ぶとよいです。

書籍は以下がお勧めです。

MITの教科書にも採用されておりまして、体系的にわかりやすく解説しており、しかも最新のPython3にも対応しています。

HTML

HTMLの特徴

HTMLでできることも、たくさんあります。

一例を示すと次の通りです。

特徴
  • 無料で使える
  • ホームページやブログが作れる
  • ゲームやwebアプリケーションも作れる
  • システム開発ができる   など

HTML(HTML5)はwebの基礎技術なので、これがわかるとインターネット上でできることが増えます。

もちろん、CSSなどの理解も必要ですが、HTMLが何となくわかるとCSSもつかみやすくなるものでして、web基礎技術としてはHTMLから入るとよいです。

実際には最新のHTML5から学ぶとよいでしょう。

HTMLの使いどころ

医療従事者がHTMLを活用するならば、やっぱホームページやブログなどのサイト制作です。

このブログはwordpressで作成していますが、HTMLやCSSの知識があるとさらに柔軟に扱うことができます。

病院・施設や学会・研究会のホームページ、個人のサイトやブログをより良くするためにHTMLやCSSの知識を活用することができます。

HTMLの学習方法

HTML(とCSS)も書籍と動画で学ぶとよいです。

書籍は以下がお勧めです。

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動画は無料と有料がありまして、とりあえず無料の動画で十分かと思います。

動画はドットインストールがお勧めです。

まとめ

本記事では「医療従事者です。これからプログラミングを学びたいけど、どの言語を選べばよいのかわかりません。医療従事者向けの言語はどれなんだろう?」という疑問にお答えしました。

プログラミング言語の学習はかなりハードで途中で挫折しがちです。

けど、これには、①業務が効率化できる、②診断評価や治療効果に関するデータ解析ができる、③仕事の幅が広がる、などのメリットがあります。

なので、ともに頑張って勉強しましょう。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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