
本記事の内容
- スキルアップを図るコツがわかる
- スキルアップしたい人が読むべき本がわかる【厳選2冊】
本記事を書いているぼくは「スキルを高めること」が役割の1つである作業療法士です。
作業療法学の博士号という珍しい学位ももっています。
また、大学教員として大学生・大学院生の教育にあたっており、スキルアップを促すために日々奮闘しております。
つまり、スキルアップの支援は、ぼくの本業みたいなもんなわけです。
本記事ではそんなぼくが、スキルアップを図るコツを解説します。
スキルアップを図る4つのコツ
結論から言えば、スキルアップのコツは以下の通り。
ポイント
- その①:一歩先を進む人の方法をまねる
- その②:繰り返しやり抜く
- その③:満足する水準を高める
- その④:自らフィードバックする
その①:一歩先を進む人の方法をまねる
スキルアップしたいなら、いまの自分よりも少し先を進む人のやり方を参考にするとよいです。
例えば、研究論文を書くスキルを上げたいとしましょう。
その場合はまず、自分よりも上手に書いている人を見つけます。
そして、その人なりの論文の書き方を教えてもらって、自分が研究論文を書くときに取りいれてみるのです。
ただし、めちゃくちゃ先を進んでいる人のやり方は真似られないので、一歩先を進んでいる人が最適です。
例えば、ぼくはだいぶ前に、尊敬する池田清彦先生に「本や論文はどう書いているんですか?」と聞いたら「手書きでひと筆書き」と教えていただいたことがあります。
当時、ぼくが池田先生から原稿を受け取ったとき、まじで原稿用紙に手書きでひと筆書きでしたからめちゃくちゃビックリしました。
しかし、池田先生とぼくでは元々の才能やスキルに差がありすぎて、これはなんら参考にならなかったです、笑。
なので、一歩先を進む人の方法をまねるようにしましょう。
その②:繰り返しやり抜く
また、スキルアップしたいなら相応の努力が必要です。
自分も他人も「こんなに繰り返しやり抜いていたら、スキルアップしないわけないだろ!これでもしスキルアップしないなら間違いなく才能がないだろう」って思っちゃうぐらい努力すべしです。
ただし、努力の方向性が間違っていたらどうにもなりません。
なので、先の述べたように、自分よりもスキルが一段上の人の方法を真似てみるのです。
すでに成果がでているわけですから、努力の方向性を間違える確率が下がり、繰り返しやり抜くことでスキルアップできるかもしれなからです。
その③:満足する水準を高める
最後に、スキルアップしたいなら自身が満足する水準をどんどん高めていきましょう。
ちょっと努力したら「頑張った」と満足しちゃって、それ以上なかなかスキルアップしない人が少なくありません。
スキルが伸び悩んでいる人は少しの努力で満足せずに、自身に対して「もっとできるはずだ」「さらに伸びるはずだ」とプレッシャーをかけてください。
それによって、毎日小さな改善点がみつかって、少しずつスキルが向上していきやすくなります。
ただし、プレッシャーによって押しつぶされそうになったら、ストレスでさらにスキルアップし難くなります。
なので矛盾するようなことを言いますが、スキルアップするために満足する水準を高めつつも、いまの自分を認めてあげるようにしてくださいね。
その④:自らフィードバックする
スキルアップしたいなら能力の自己評価を深める必要があります。
つまり、努力のプロセスとアウトカムから「できていることは○○である」「できていないところは△△である」と自らフィードバックしていくのです。
そして、なぜできなかったのか、そしてどうしたらできるようになるのか、を分析していきます。
また、できているところはどうしたらもっとできるようになるのか、を検討しましょう。
それによって、改善点を見つけやすくなって、スキルアップを促進しやすくなります。
なので、スキルアップしたい人は自らテンションをかけてフィードバックしていくようにしてください。
スキルアップを図るためのおすすめ本【厳選2冊】
スキルアップを図るために読むべし本は以下の通り。
おすすめ
- やり抜く力 GRIT
- 世界一わかりやすい教える技術
やり抜く力 GRIT
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
必読書。
本記事で上述したやり抜く重要性を、さまざまな研究を示しながら説得的に論じています。
本書を読むと、スキルは才能×努力で向上するものですが、大きな効果量をもっているのは努力であることが理解できます。
努力の方向性さえ間違わなければ、困難や挫折に負けずにやり抜き続けることによって、しっかりスキルアップしていきます。
本書を読んでその重要性を理解しましょう。
世界一わかりやすい教える技術
本書は「教え方」の本ですが、自分自身にフィードバックをかけるときに使えます。
スキルとひと言でいっても、運動、認知、態度から構成されており、どのスキルを伸ばしたいかによって教え方のポイントが変わってきます。
自身のスキルを伸ばしたいときに、こうした知見は転用することができます。
なので、本書の知見を活かして、伸ばしたいスキルに応じてうまくフィードバックをかけるようにしていきましょう。
まとめ
本記事では「スキルアップしたいんですけど、なかなかうまくできません。どうしたらスキルアップできるようになりますか?」という疑問にお答えしました。
本記事で解説したスキルアップのコツは以下の通りです。
ポイント
- その①:一歩先を進む人の方法をまねる
- その②:繰り返しやり抜く
- その③:満足する水準を高める
- その④:自らフィードバックする
え?伸ばしたいスキルがそもそも見つからないですって?
そういう人は「【断言】新しいことに挑戦したい人にオススメの3つのテーマ【2018年版】」を読むとよいですよ。
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