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【解説】独学はモチベーションに頼ってはいけない件【結論→習慣化】

京極真
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本記事では「独学しはじめても、モチベーションが持続しないので、途中で止めちゃいます。どうしたら独学を続けるためにモチベーションを維持することができますか」という疑問にお答えします

独学はモチベーションに頼ってはいけない件

結論から言うと、独学はモチベーションに頼ってはいけません。

理由は、モチベーションそのものがそれほど持続しないからです。

独学をはじめるときは、モチベーションがきっかけになります。

例えば、ぼくの場合、「YouTubeに動画をアップしたい!」というやる気が高まったことがきっかけになって、動画撮影の方法について独学し始めました。

モチベーションは、独学し始めるきっかけになるわけです。

でも、独学には様々な苦労がともないますよね。

基本的にわからないことがいっぱいだし、独学したくてもする時間が確保できなくてイライラするし、しかも独学は孤独な作業なのでつらいときに助けてくれる仲間もいない。

つまり、独学はモチベーションの向上がきかっけで始めるけども、いざ独学を開始するとモチベーションの低下を引き起こす要因に満ちあふれているわけです。

モチベーションは、多くの人が想像しているよりも当てにならない。

なので、モチベーションに頼っていると、独学を続けたくても続けられないという事態に陥るのです。

独学はモチベーションの高まりで始めるものの、独学がはじまるとモチベーションが落ちる出来事がいっぱいなので、モチベーションを高めることで独学を続けるというのは無理ゲーです

なお、独学にはメリットがあり、一方でデメリットもあります。

以下の記事で詳しく紹介しています。参考にどうぞ!

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独学を続けたいならモチベーションよりも習慣化が重要です

疑問

では、どうしたらいいの?

結論から言えば、独学を続けたいならモチベーションよりも習慣化が重要です。

理由は、習慣化できればほぼ半自動的に独学し続けることができるからです。

いったん習慣化できれば、あれこれ考えることなく行動することができます。

例えば、皆さんは平日、朝起きたらトイレに行って、顔を洗い、朝食を食べ、身支度をし、通学・出勤する、などの行動をしているでしょう。

その間、「今日はションベンに行ったら、少し右にカーブさせながら放尿しよう!」とか「歯ブラシを歯に当てる角度は70度ぐらいにするべ」などのようにあれこれ考えていないはずです。

特に何も考えることなく、そういうことがずっとできている。

しかも、イレギュラーな出来事がきっかけになって、歯を磨けなかったり、髭を剃ることができなかったりすると、何となく気持ち悪い気分にさえなりがちです。

習慣化した活動は、モチベーションに頼ることなくやり続けることができるうえに、それができないときは言い知れぬ居心地の悪さを味わうのです。

これを独学に置きかえてみましょう。

習慣化された独学は、モチベーションがあってもなくても、気がついたら自然にやることができています。

しかも、習慣化された独学は、それができないと居心地が悪いので、ちょっとしたチャンスを見つけてでもやろうとします。

こういう効用は、モチベーションの高さに頼っていたら得られないものです。

習慣化された独学は、「何があってもやらざるをえない」という感度がともなうので、ちょっとやそっとじゃ中断できない力動をもちます。

独学を続けたいならば、モチベーションに頼るのではなく、さっさと習慣化しちゃいましょう

独学を習慣化するコツ【脱モチベーション】

結論をいえば、独学を習慣化するコツは以下の通りです。

独学の習慣化のコツ
  • その①:目標を決める
  • その②:最優先でやる
  • その③:最低1ヶ月は頑張る
  • その④:目標を達成するためにやり続ける

その①:目標を決める

独学を始めるきっかけはモチベーションです。

なので、最初はやる気が高まる目標を設定しましょう。

独学の習慣化は時間がかかるので、目標は達成できるかどうかわからないぐらいのレベルに設定すべしです。

ただし、モチベーションに頼るのはここまでなのでご注意あれ。

その②:最優先でやる

次に、独学したいことは最優先でやるようにしてください。

例えば、ぼくは独学にリソースを割いているときは、朝の4時ごろとかに起きて誰にも邪魔されない時間帯で勉強しています。

独学したいテーマが決まったら、生活の中心点をそこにおくようにするんです。

そうすると、「独学したい。でもできない」という悪循環に陥る事態を回避できます。

その③:最低1ヶ月は頑張る

最優先でやる期間は最低でも1ヶ月です。

独学の習慣化は時間がかかるものでして、1週間とか2週間では基本的に無理です。

独学の習慣化には最低でも1ヶ月は必要です。

なので、生活の最優先事項に独学をおいたら、最低1ヶ月はその状態を維持しましょう。

その④:目標を達成するためにやり続ける

習慣化にむけて最低でも1ヶ月間頑張ったら、後は目標を達成するためにやり続けるのみです。

ぼくの場合でしたら、目標は独学したスキルを使って研究のレベルを上げて、研究論文とか著書という成果に結びつけることでした。

目標達成は簡単なことではないですが、自ら設定した目標を達成するまでたんたんとやり続けるのです。

途中で困難に出会うかもですけども、それでもたんたんとやり続けましょう。

まとめ:独学はモチベーションに頼ってはいけない件

本記事では「独学しはじめても、モチベーションが持続しないので、途中で止めちゃいます。どうしたら独学を続けるためにモチベーションを維持することができますか」という疑問にお答えしました。

結論をいえば、独学したいならモチベーションに頼らず習慣化しろ、です。

独学を習慣化するコツは以下の通りです。

独学の習慣化のコツ
  • その①:目標を決める
  • その②:最優先でやる
  • その③:最低1ヶ月は頑張る
  • その④:目標を達成するためにやり続ける

なお、それでも独学が上手くいかない人は以下の記事で優良書籍を紹介しているので、あわせてお読みください。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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