作業療法士のための通信制大学院のメリットとデメリット【教員が語る】

投稿日:

きょうごく
本記事では「働きながら学べる通信制大学院への進学を検討しています。通信制大学院のメリットとデメリットがあれば教えてください」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ

  • 通信制大学院の進学をちょびっと検討している
  • 通信制大学院のメリットとデメリットを知りたい

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本記事の信頼性

ぼく自身は、2010年から現在まで通信制大学院で指導教員しており、主指導させていただいた大学院生は14名います(2018/8/5現在)。

同世代の作業療法士に比べると、たぶんそこそこ多くやらせてもらっています。

というわけなので、客観的に見ても「通信制大学院の実情には詳しい」と言えるかなと思います。

そこで今回は、通信制大学院にある独特のメリットとデメリットについて解説します。

大学院一般のメリットとデメリットは以下の記事でわかりやすく解説しています。

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通信制大学院のメリットとデメリットを理解すると、納得したうえで大学院進学の可否を決めることができます。

別に難しい話はないので、この記事でしばしおつきあいください。

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通信制大学院と研究の質

通信制大学院だからといって、研究の質が低くてもよいということはまったくありません。

むしろ、通信制大学院は自ら率先して研究に取り組まないといけません。

そのぶん、研究の質はきっちり高めていく必要があります。

なので、通信制大学院でも通学制大学院でも研究を遂行する苦労は避けられないとご理解ください。

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通信制大学院にある独特のデメリット

ココがポイント

  • 文献を集めにくい
  • 孤独感がある
  • 直に研究指導を受けたいときに受けにくい

文献を集めにくい

職場、自宅、大学が地理的に離れている場合、文献を集めにくくなります。

大学内のネット回線からアクセスすれば、無料でダウンロードできる文献は数多くあります。

けど、大学と職場、自宅が離れているとそれが気軽にできない。

もちろん、研究室メンバーや大学図書館経由で文献を送ってもらうことはできます。

けど、自分でサイトや図書館を探索しながら文献を探せないし、ほしい文献をほしいタイミングでとりにくいという問題は残ります。

解決策としては、職場、自宅の近くにある別の大学を利用することです。

所定の手続きを行う煩雑さは残りますが、これによってこのデメリットは低減できます。

ただし、職場、自宅が田舎だとこれもままならないので、ちょっと不便を感じるでしょう。

孤独感がある

通信制大学院生の話を聞くと、普段なかなか直に指導教員や研究室メンバーに会えないので孤独感を味わうようです。

GoogleハングアウトやSkype等を活用しても、直に会う安心感はなかなか越えないのかなぁと思います。

孤独感が強くなると不安になってモチベーションも低下するから何かしらの対策が必要です。

具体的な対策としては、大学院生同士で定期的にWebゼミを開催する、他の大学院でもよいので身近に大学院で研究しながら働いている仲間を作る、などがあります。

同じように頑張っている仲間を作ると孤独感が和らぎます。

直に研究指導を受けたいときに受けにくい

通信制大学院を選択する場合、研究室には物理的になかなか行けないことが多いです。

なので、通学制大学院生に比べると、指導教員に直接会って研究指導を受けたいときに受けにくいという制約がともないます。

通信制大学院の場合、人によっては研究室に毎日入り浸って研究しています。

なので、タイミングを見計らっていつでも研究指導を受けることができる。

でも通信制大学院の場合、そういうことはかなり難しくなるでしょう。

この問題の解決策としては、指導教員や研究室メンバーとメールで気軽にやりとりできる関係を構築しておくことです。

それによって、困ったときにすぐSOSを出して必要なサポートを受けることができます。

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通信制大学院にある独特のメリット

ココがポイント

  • 学業と仕事と家庭を両立しやすい
  • 学費が安い
  • 研究室内の人間関係のストレスが比較的少ない
  • スクーリングが研究合宿状態になるので効率がよい

学業と仕事と家庭を両立しやすい

通信制大学院のメリットは何といっても学業と仕事と家庭を両立しやすい点にあります。

毎週、大学院に通学しなくてもよいわけですから、このメリットは大きいです。

もちろん、通信制大学院にもスクーリングがあるので、まったく通学なしというわけにはいきません。

でも、スクーリングは年3回(1回あたり約3日間)程度ですから、通学制に比べたらずいぶんましです。

学業と仕事と家庭を両立する負担を減らしたい人は通信制大学院を検討するとよいでしょう。

学費が安い

うちもそうですが、一般的に通信制大学院は通学制大学院に比べると学費が安いです。

学費は先行投資みたいなものでして、研究テーマによっては後から回収することはできます。

実際、ぼくも回収に成功しています。

でも、それができない人もいるし、かりにできたとしても一時的な負担増はしんどいもんです。

その負担を少しでも減らすために、通信制大学院に進学するというのはよい選択肢です。

研究室内の人間関係のストレスが比較的少ない

通信制大学院は指導教員や研究室メンバーとしょっちゅう会わなくてよいです。

なので、研究室内の人間関係によるストレスが比較的少ないかと思います。

指導教員の人柄がよかったとしても、ずっと一緒にいると嫌なところの1つや2つは見つかります。

通学制でも適当に距離をとれればよいですが、物理的に会っちゃう場合はそれが難しいこともあります。

そうした場合、通信制大学院だと年に数回しか会わないので、だましだましやっていきやすいかと思います。

スクーリングが研究合宿状態になるので効率がよい

通信制大学院にはスクーリングがあります。

経験上、これは研究合宿状態になります。

スクーリングは限られた時間内で非常に濃密な時間を過ごします。

なので、一気に理解が進み、研究も発展しやすいです。

これは、通信制大学院の利点のひとつだと思います。

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まとめ

本記事では「働きながら学べる通信制大学院への進学を検討しています。通信制大学院のメリットとデメリットがあれば教えてください」という疑問にお答えしました。

通信制大学院の進学を検討している方の役に立つようでしたらうれしいです。

なお、大学院一般のメリットとデメリットは以下の記事で詳しく解説しました。

こちらもあわせてご覧になっていただければ、大学院進学のメリットとデメリットを包括的に理解できるかと思います。

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