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EBMを学べるおすすめ本【厳選3冊】

京極真
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本記事では「エビデンスに基づく医療(EBM)について興味があります。おすすめ本があれば教えてください」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • EBMがよくわからない
  • EBMを学べるおすすめ本を知りたい
  • EBM本を理解するために本の読み方を知りたい

EBMを学べるおすすめ本【厳選3冊】

本記事で紹介する本は以下の3冊です。

おすすめ本
  • 医学文献ユーザーズガイド 根拠に基づく診療のマニュアル
  • Evidence-Based Medicine: How to Practice and Teach EBM
  • Evidence-Based Rehabilitation: A Guide to Practice

他にもよい本はいろいろあるんですけど、この3冊しっかり読めばとりあえず大丈夫です。

医学文献ユーザーズガイド 根拠に基づく診療のマニュアル

EBMの提唱者であるGuyatt先生らが編纂した名著です。

EBMを学びたい人は、これは必ず読まないとダメです。

ただし、すぐ入手できるのは第2版で、もうすぐ第3版がでます。

急ぎでない人は以下の第3版を待った方がよいかも。

Evidence-Based Medicine: How to Practice and Teach EBM

こちらも名著。

EBMを実践し、教える方法を学びたい人は読むべし。

エビデンスとしての質的研究についても、患者の経験と価値を理解するのに役立つと明確に位置づけており、質的研究の妥当性、重要性、適用性を評価する方法もわかりやすいです。

Evidence-Based Rehabilitation: A Guide to Practice

ぼくは作業療法士なので、その界隈に限っていうと、本書は必読です。

リハビリテーションという文脈で、エビデンスをどう活用したらよいかを詳しく論じています。

著者はカナダの作業療法士で著名なLaw先生です。

いまから12年以上前に本書の第一版の翻訳の話しがあったんですけど、結局ポシャってしまい日本の読者に届けられずじまいです。

EBMを学べるおすすめ本を読む方法

本記事で紹介した本は和書と洋書がまじっているので「ハードルが高い!」と思った人がいるかもしれません。

なので、それぞれの読み方を学べる記事をご紹介します。

和書の読み方

和書は入門→初級→中級→上級→プロで読み方が変わります。

入門レベルではわかるところを中心に読みましょう。

初級レベルでは難しいと感じるところも読んでいきます。

中級レベル以上は概念を調べたり、文献を調べたりしながら読むことになります。

詳しくは以下の記事をどうぞです。

洋書の読み方

本記事でおすすめした本は3冊中2冊が洋書でした。

洋書の読み方のコツは以下の通り。

  1. まずは実際に読む
  2. 最初から精読しない
  3. 和訳しない
  4. パラグラフの1行目を順に読む
  5. ひたすら繰り返し読む

輪読のコツ

本記事でおすすめした本はいずれも大著です。

その場合、有志で集まって輪読するとわりとよいです。

輪読とは、参加者が書籍を順番に読んでいき、学術的な議論を通して理解を深める方法です。

輪読のコツは7ステップあり、着実に実行していくと本を深く理解できます。

詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひどうぞです。

まとめ:EBMを学べるおすすめ本

本記事では「エビデンスに基づく医療(EBM)について興味があります。おすすめ本があれば教えてください」という疑問にお答えしました。

本記事で紹介した書籍は以下の通りです。

おすすめ本
  • 医学文献ユーザーズガイド 根拠に基づく診療のマニュアル
  • Evidence-Based Medicine: How to Practice and Teach EBM
  • Evidence-Based Rehabilitation: A Guide to Practice
著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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