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コミュニケーションの極意は納得解を作ることです

京極真
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本記事では「コミュニケーションの極意って何ですか。コミュニケーションの極意を教えてください」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • コミュニケーションの極意が知りたい
  • コミュニケーションの極意を体現できる方法を知りたい

コミュニケーション関連の記事は他にも多数書いているので、以下にまとめています。

興味のある方は合わせてお読みください。

コミュニケーションの極意は納得解を作ることです

結論:コミュニケーションの極意は納得解を作ること

結論から言うと、コミュニケーションの極意は納得解を作ることです。

理由は、本来のコミュニケーションは関係する人々との間で共通了解を作っていくために、状況と目的にあわせて柔軟に対応することだからです。

具体例

「今日の昼ご飯は何を食べる?」みたいな単純な問いかけからはじまるコミュニケーションでも、その時々の状況や目的を前提にしながら、双方が食べたいものに向かってやりとりしていくことになるはずです。

それがたとえ「食えるもんなら何でもええで」みたいな応答であったとしても、「あなたが食べたいものを一緒に食べますよ」という点で納得解が作られているわけです。

もし「何も食べたくない」と言われたら、「食べたい」「食べたくない」の間で関係性の綻びが生じないようにしつつ、両者の思いが満たされる方向にむかってやりとりが進むはずです。

こんな感じで、コミュニケーションはつまるところ共通了解可能性を担保することに意図が向いているわけです。

なので、「コミュニケーションの極意は?」と問われたら「納得解を作ること」だと答えることになります。

よくある質問:話せば話すほどわかりあえないのでは?

疑問

話せば話すほどわかりあえないのでは?

それは確かにその通りで、ぼくらはいくら言葉を尽くしても、わかりえないときはわかりあえないです。

けど、話せば話すほどわかりあえないということと、コミュニケーションの極意が納得解を作ることというのは矛盾しません。

理由は、わかりあえなくても納得することはできるからです。

具体例

ウジ虫嫌いな人にとって、ウジ虫は気持ち悪いだけでして、できれば触りたくないし、避けたいものです。

けど、ウジ虫はある特定の条件下において有益なものに変わります。

そう、マゴットセラピーです。

無菌性のウジ虫は糖尿病性潰瘍などの回復を促すツールとして価値があるのです。

このとき、ウジ虫嫌いな人は決してウジ虫好きになることはないけども、有益な存在になりえるという点は納得できるはずです。

こんな感じで、わかりあえないけども納得できる、という事態が成立することがあるわけでして、両者は矛盾しないのです。

よくある質問:納得解にたどりついても、それって一時的なものでは?

疑問

納得解にたどりついても、それって一時的なものでは?

それも確かにその通りで、ぼくらは原理的に絶対に正しい解にたどりつけないので、納得解も一時的なものだといえます。

けど、だからといってそれは無駄なものだとはまったくいえません。

理由は、ぼくら人類は暫定的な納得解を重ねていくことによって前進してきたからです。

具体例

学問はその典型例です。

学問って正しい知識の集合のように感じるかもですが、実際には90%ぐらい間違っています。

けど、ぼくら人類は検証を重ねていくことによって、ちょっとずつ確度を高めていきつつあるわけです。

コミュニケーションと何が関係あるの?と思うかもですが、学問の発展は科学者間のコミュニケーションによって支えられておりまして、その本質は他の場面におけるコミュニケーションの極意の理解にも妥当しうるものです。

このように、ぼくらは暫定的な納得解を重ねていくことによって前進するので、一時的な解であっても無駄ということにはならないわけです。

コミュニケーションの極意を実質化するコツ

コミュニケーションの極意を実質化する主なコツは以下の通り。

  • その①:目的を知る
  • その②:状況を知る

その①:目的を知る

納得解を構成するには、自他の目的を知る必要があります。

理由は、それぞれの主張を理解するには、その背後にある意図を把握する必要があるからです。

具体例

先の例と重ねると「ウジ虫って役立つんやで」と言われたときに、その目的を知ることなく不全感なく納得することは困難です。

けど、「ウジ虫で潰瘍などにアプローチしたい」などの目的が明確になればどうしょうか。

おそらく、そういう目的が不明な場合に比べて納得しやすいはずです。

こんな感じでコミュニケーションの極意を実質化するには、目的を知ることが重要です。

その②:状況を知る

また、状況を理解することも欠かせません。

理由は、納得できるかどうかは状況によって左右されるからです。

具体例

「ウジ虫で潰瘍などにアプローチしたい」という目的を背景に「ウジ虫って役立つんやで」と言っていたとしても、状況がそれよりもメンタルケアを必要としているならば「いまそれ関係ないやん」となるはずです。

あるいは、葬式でそれを言っていたとしたらさらに理解し難いはずです。

状況にミスフィットなやりとりは納得解を阻むので、状況を知ったうえでやりとりすることが大切です。

このように、コミュニケーションの極意を実質化するには、状況を知ることが欠かせないです。

まとめ:コミュニケーションの極意は納得解を作ることです

本記事では「コミュニケーションの極意って何ですか。コミュニケーションの極意を教えてください」という疑問にお答えしました。

結論を言うと、コミュニケーションの極意は納得解を作ること、です。

それを実質化する主なコツは以下の通りです。

  • その①:目的を知る
  • その②:状況を知る

本記事がコミュニケーションの極意の理解に役立てば幸いです。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授(役職:保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長、人間科学部長、他)。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『OCP・OFP・OBPで学ぶ作業療法実践の教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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