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無料で効果量が推定できるソフト

Makoto KYOUGOKU
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京極真
京極真

本記事では「研究仲間から無料で効果量が推定できるソフトを教えてもらいました」のでご紹介します

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無料で効果量が推定できるソフト

これがなかなか使い勝手がよさそうです。

備忘録がわりに手順をメモしておきます。

まず上記のサイトからexcelファイルをダウンロードします。

ファイルを開くと、デモデータが入った状態なので、その部分を削除します。

ピンク色と黄色のセルは、結果を受け取るところなのでいじっちゃだめよ。


以下の状態になればOKです。

次に空欄になった箇所にデータを入力します。

正しく使えているかを確認するために、今回は以下のファイルにある表1のシミュレーションデータを用います。

効果量は0.3なので、このソフトを用いて同じ結果が得られれば正しく使えたと判断できます。


結果を確認すると、Aの効果量は0.3で95%信頼区間が-0.10から0.69、Bの効果量は同じく0.3で95%信頼区間が0.02から0.58です。

サンプルサイズが大きくなると信頼区間が改善していることがわかります。

このソフトはプールした標準偏差を用いて効果量を推定しています。

  • 効果量 = 平均の差 ÷ プールした標準偏差

利点は推測統計な効果量を出せるところにあります。

プールした標準偏差について知りたい人は以下からどうぞ。

以下の記事で、研究を学べる本について紹介した記事をまとめています。

興味がある方は、合わせてどうぞ!!

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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