研究で大切なこと【結論:質より量】

2019年3月9日

きょうごく
本記事では「これから研究していきます。研究で大切なことが知りたいです」という疑問にお答えします

本記事の内容

  • 研究で大切なこと【結論:質より量】
  • 研究で大切な「量」をこなすコツ
  • 研究で大切なことを学べるおすすめ本

本記事を書いているぼくは作業療法士ですが、現在のところ大学&大学院で教員しておりまして、この領域では大学院生も多く育てています。

あわせて読む
大学院における論文指導実績一覧

きょうごく本記事では「大学院進学を検討しています。大学院における京極の論文指導実績を教えてください」という疑問にお答えします こんな方におすすめ 大学院進学を検討している 京極真の修士課程・博士前期課 ...

続きを見る

また、『作業で創るエビデンス』という本の著者でもあり、研究についてはわりと詳しいです。

あわせて読む
【お知らせ】研究本を出版します!【作業で創るエビデンス】

きょうごく本記事では2019年3月に出版される研究本を紹介します! 本記事の内容 研究本を出版します! 研究本の特徴 研究本とあわせて読みたい電子書籍 本記事を書いているぼくは、2010年4月から大学 ...

続きを見る

本記事ではそんなぼくが、研究で大切なことについてさくっと解説します。

研究で大切なこと【結論:質より量】

結論をいうと、研究で大切なことは「質」より「量」です。

理由は以下の通りです。

理由

  • その①:質はいきなり上がらない
  • その②:量が質を生む
  • その③:良質なものはごく一部である

その①:質はいきなり上がらない

過去の経験をふり返ればわかると思いますが、最初から高品質なものを生みだすことはできません。

例えば、急に思いたって「論文を書こう!」と思った人が、いきなり良質な論文を書けるわけないのはわかると思います。

誰でも最初の一歩は駄作です。

質はいきなり上がらないのです。

その②:量が質を生む

質を上げるには、挑戦回数を上げる必要があります。

例えば、論文は1本よりも10本、10本よりも50本、50本よりも100本、、、と書いているうちに、その中からたまに良質なものが生みだされていきます。

数をこなしていると、だんだん努力の質がアップしてくるので、徐々に良質な論文も産める確率が上がってくるわけです。

量が質を産むのです。

その③:良質なものはごく一部である

量が質を産むといっても、残念ながら量をこなせばすべての質が上がる、というわけないです。

量をこなしていても駄作を産むことは普通にあります。

圧倒的な量の中からごく一部で質の高い研究ができるんです。

だからこそ、質より量が大切という話になるわけです。

研究で大切な「量」をこなすコツ

研究で大切なことは質よりも量です。

量をこなすコツは以下の通りです。

量をこなすコツ

  • その①:よく寝る
  • その②:運動する
  • その③:習慣化する
  • その④:得意分野で勝負する
  • その⑤:失敗しても気にしない

その①:よく寝る

質より量が大切ということは、数をこなす必要があるので、健康状態が良好な方がよいです。

健康状態に影響しやすいには睡眠でして、研究者は寝不足の人が多いですけど、ぼくはあまりおすすめしません。

日中の集中力を維持し、創造性を高めるためにも、しっかり寝ましょう。

その②:運動する

質より量が大切ということは、ぶっちゃけ「研究=体力勝負」ということです。

研究はラットレースそのものなので、途中で息切れしないためにも有酸素運動で身体を鍛えた方がいいです。

最後まで走り抜くためにも、運動習慣を身につけてくださいませ。

その③:習慣化する

質より量を実行するには、研究の習慣化がわりと大切なポイントです。

呼吸するかのごとく研究に関わり続けることが、質より量の基礎になりえるからです。

習慣化のハードルは最初の3ヶ月ほどなので、ここを乗りきれば軌道にのせやすいですよ。

その④:得意分野で勝負する

質を高めるために量をこなすには、やっていることが「好き」でないとマジで苦行です。

なので、研究は自分の得意分野(好きな分野)で勝負するようにしたら良いです。

得意分野がない人は、数をこなしているうちに苦にならない分野が見つかると思うので、それがわかったらリソースを集中投下したらよいです。

その⑤:失敗しても気にしない

質より量を実行すると、思っているよりも失敗が重なるものです。

でも、それを気にしていると圧倒的な数をこなすことは不可能です。

なので、マインドとしては「失敗しても気にしない」を徹底させるべきです。

研究で大切なことを学べるおすすめ本

研究で大切なことを学べるおすすめ本は以下の通りです。

おすすめ

  • 死ぬこと以外かすり傷
  • 多動力
  • 行動しながら考えよう 研究者の問題解決術

死ぬこと以外かすり傷

研究者向けの本ではないですが、研究者こそ読んでほしい本です。

量をこなすことによって質がアップすることが、いい具合に狂った熱量で伝わってきます。

研究者にとって大切なことがわかる、必読本です。

多動力

こちらも研究者向けの本ではないですけど、すべての研究者に読んでほしい本です。

「熱中する→量をこなす→質が向上する→他分野に展開する」という構図が理解できるので、まずは質より量をこなす必要があるとわかります。

失敗を恐れずに量をこなすべし!

行動しながら考えよう 研究者の問題解決術

研究者向けの良書です。

研究者として大切なことが、一通り学べます。

まずは量をこなしつつ質を高めながら、きっちり成果を出していくポイントが理解できます。

まとめ:研究で大切なこと【結論:質より量】

本記事では「これから研究していきます。研究で大切なことが知りたいです」という疑問にお答えしました。

最後に、「質より量」は研究者にとってとても大切なことなんですが、ラットレースに陥りやすいのでたまに「つらい」と感じるときもあるでしょう。

そういうときの対応は以下の記事で解説しているのであわせてお読みください。

あわせて読む
【初心者向け】研究つらいなら休んでもOKです【体験談あり】

きょうごく本記事では「研究がつらいです。研究を頑張ってきたけど、めちゃくちゃ大変ですね。かなりつらいです。なかなか成果もでないし、どうしたらよいかわからなくなってきました。。。研究つらくても頑張るしか ...

続きを見る

おすすめ記事一覧

1

きょうごく本記事では「現在の職場は人間関係が最悪で、労働条件も悪く、日々消耗しています。より好待遇な職場に移りたいです。おすすめの求人転職サイト・エージェントを教えてください」という疑問にお答えします ...

2

きょうごく本記事では「いまの職場は人間関係も労働条件も悪いので、より好待遇な職場で働くために転職したいです。医療福祉系の転職は転職サイトや転職エージェントを使ってもよいですか。おすすめはどこですか」と ...

3

きょうごく本記事では「コミュニケーション能力を高めたい。けど、そもそもコミュニケーション能力って何だろう?コミュニケーション能力の本質を理解したい」という疑問にお答えします こんな方におすすめ コミュ ...

4

きょうごく本記事では研究を学べるおすすめ本を紹介した記事のまとめます こんな方におすすめ 研究を学べるおすすめ本を知りたい 選りすぐりのおすすめ研究本で学びたい 本記事を書いているぼくは作業療法士であ ...

5

大学院に進学したい作業療法士向けのまとめ記事。 本記事では、大学院進学に興味のある作業療法士向けに書いた記事をまとめました。 今後も記事は増える予定ですが、これから大学院進学を検討している人はぜひ参考 ...

6

きょうごく本記事では、このブログで解説した作業療法士を目指す高校生のための記事をまとめています 本記事の内容 『作業療法士が何なのかよく分からない』という人から、『作業療法士になりたい』といった方向け ...

7

きょうごく本記事では学会発表・学会参加で失敗したくない人向けの記事をまとめています こんな方におすすめ 学会発表・学会参加のコツを知りたい 本記事では学会発表・学会参加で失敗したくない 学会発表のレベ ...

-研究
-

Copyright© 京極真の研究室 , 2019 All Rights Reserved.