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コミュニケーション能力が高い人の特徴【デメリットとメリットも解説】

京極真
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本記事では「コミュニケーション能力を高めたいです。どうなればよいのか理解したいので、コミュニケーション能力が高い人の特徴を教えてください」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • コミュニケーション能力が高い人の特徴を知りたい
  • コミュニケーション能力が高い人のデメリットとメリットを教えてほしい

なお、以下の記事にコミュニケーションに関する記事をまとめました。

興味のある人は合わせてお読みください。

コミュニケーション能力が高い人の特徴

結論:目的と状況に応じて柔軟に対応できる

コミュニケーション能力とは「目的と状況に応じて柔軟に対応できる」ことです。

なので、コミュニケーション能力が高い人の特徴は、その時々の状況や目的に応じてやり取りの仕方をしなやかに調整できることに求められます。

コミュニケーションは以下の要因によってダイナミックに変化するものです。

要因
  • その①:その時々の状況
  • その②:当事者の目的
  • その③;地位
  • その④:社会・文化
  • その⑤:言語的・非言語的スタイル
  • その⑥:上記の要因の相互作用 など

ダイナミックな変化に対応できない場合、自他ともに「コミュニケーション能力が低い」と感じちゃいます。

他方、ダイナミックな変化に対応できる場合、自他ともに「コミュニケーション能力が高い」と感じちゃうものです。

したがって、「コミュニケーション能力が高い人の特徴は?」と問われたら、さまざまな要因とその相互作用によって生じる変化に柔軟に対応できることだという答えになってくるわけです。

情報伝達だけでは不十分です

そうすると、本来「コミュニケーションとは情報伝達のことではないか?」という疑問をもつ方がいらっしゃいます。

確かにそれはその通りでして、コミュニケーションには情報伝達という重要な機能があります。

けど、そもそも情報伝達するためには、その時々で変わっていく事態にあわせて、自らしっかり適応していかないとどうにもならないです。

例えば、よく知っている者同士であれば「A」を伝えるためには「A」を情報伝達すればよいかもしれません。

けど、よく知らない者同士の場合、「A」を伝えるためには背景の文脈として「B」「C」「D」などもあわせて解説しないとけないでしょう。

情報伝達というコミュニケーションの機能を発揮するには、その前提として状況と目的に合わせて柔軟に対応できる、ということが求められるのです。

それができないと、情報伝達そのものが上手くできません。

コミュニケーション能力が高い人になりたければまず【気づく】ことです

コミュニケーション能力が高い人になりたいなら、まずは上記の要因に気づけるようになるべしです。

例えば、「その時々の状況」に気づくことができれば、状況の変化に応じてやり取りを調整できる可能性が生まれます。

また、「言語的・非言語的スタイル」に気づくことができれば、話し方のトーン、スピード、声量、ジェスチャー、ポジション、表情などを工夫する余地が生まれるものです。

コミュニケーション能力が低い人は、上記の要因にではなく自らの感情に注意が向きすぎです。

自らの感情に注意が向きすぎ、「当事者の目的」「地位」「社会・文化」などに配慮が行き届かず、場違いなコミュニケーションをやってしまうのです。

コミュニケーション能力が高い人になりたければ、注意の方向性を変える必要があります。

具体的には上記に示した要因に注意を向けることです。

そして、その実情に気づいて変われる可能性を担保すべしです。

コミュニケーション能力が高い人になるデメリットとメリット

コミュニケーション能力が高い人はメリットばかりが注目されがちですが、もちろんデメリットもあります。

以下ではデメリットとメリットについて解説します。

デメリット

ぼくが知っている限りにおいて、デメリットは「いろんなタスクが集中しすぎる」です。

コミュニケーション能力とは「目的と状況に応じて柔軟に対応できる」ことです。

つまり、コミュニケーション能力が高い人は、たいてい処理能力が高いです。

そのため、わりと周囲から高評価を得やすいので、多数のタスクがどんどん集まってきます。

期待値が高いから仕事をどんどん任されるわけです。

もちろん、コミュニケーション能力が高いので、目的と状況に応じて柔軟にタスクを減らしていくことはできます。

でも、全体の流れとして、タスクが増える力動のほうが強くなります。

なので、どうしても引き受けざるを得なくなりがちです。

うまく処理し続ければよいですが、あまりにもタスクが集中しすぎるとスケジュールが破綻したり、体調を壊したりします。

コミュニケーション能力が高い人は周囲の期待を集めがちなので、いろんなタスクが集中しすぎるというデメリットがあると思います。

メリット

もちろん、メリットはデメリットよりもたくさんあります。

コミュニケーション能力が高い人のメリットは以下の通り。

メリット
  • 問題に柔軟に対応できる
  • 信頼関係を構築できる
  • 人生の選択肢が増える
  • 人生が豊かになる など

コミュニケーション能力とは「目的と状況に応じて柔軟に対応できる」ことですから、それが低いときに比べて、高いと上記のようなメリットを享受しやすいです。

タスクが増えすぎるというデメリットは、これらのメリットの裏返しでもあります。

コミュニケーション能力は低いよりも高い方がよい

コミュニケーション能力の高さにはデメリットとメリットがあります。

とはいえ、高いコミュニケーション能力は人生のチート行為みたいなもので物事が好転しやすくなるものです。

もちろん、コミュニケーション能力が低くても特に困らない人はいます。

けど、それを高めることに関心があるなら、ミュニケーション能力は低いよりも高い方がよいです。

なので、コミュニケーション能力を高めたいと思う人は、ぜひチャレンジしてみましょう。

まとめ:コミュニケーション能力が高い人の特徴【デメリットとメリットも解説】

本記事では「コミュニケーション能力を高めたいです。どうなればよいのか理解したいので、コミュニケーション能力が高い人の特徴を教えてください」という疑問にお答えしました。

結論をいうと、コミュニケーション能力が高い人の特徴は、その時々の状況や目的に応じてやり取りの仕方をしなやかに調整できるというものです。

コミュニケーション能力が高いと、人生の可能性が広がりがちです。

コミュニケーション能力を高めたいと思っている人は、メリットとデメリットを理解したうえで高めていったらよいです。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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