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【朗報】働きたくない理由は甘えではないです【対策あり】

京極真
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京極真
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本記事では「職場の人間関係は悪いし、労働条件もきついので、仕事つらいです。できれば働きたくない、、、。こんな気持ちは甘えですか」という疑問にお答えします

働きたくない理由は甘えではないです

結論:働きたくない理由は甘えではないです

結論をいえば、働きたくない気持ちは甘えではありません。

理由は、労働環境がわりとハードなので、働くこと自体に無理ゲー感があるからです。

労働環境が厳しくなる理由は以下の通り。

労働環境が厳しくなる理由
  • 高齢化&人口減の煉獄
  • 20年間かけて下がり続ける所得
  • なのに、上昇し続ける物価
  • しかも、老後の生活費2,000万円不足
  • そのうえ、終身雇用の崩壊でもらえない退職金 など

こんな感じでハードな環境で働く必要があるので、「仕事つらい、、、。働きたくない」と思っちゃうのは致し方ないところがあります。

まずは甘え以外の理由に気づくことが大切

とはいえ、「やっぱ働きたくない、、、と思うのは甘えではないの?」と思う人がいます。

「働きたくない=甘え」という考え方は説得的かもですが、ぶっちゃけ思考停止なので脱する必要があります。

思考停止すると対策が立てようがないですからね。

思考停止から抜けるには、どうしていま働きたくないという気持ちになっているのかを考えるべしです。

これまで、働きたくないという方々に理由を伺うと、だいたい以下のような理由がありました。

働きたくない理由
  • 体調が悪い
  • 人間関係にストレスを感じる
  • 労働条件がめちゃ悪い
  • 忙しすぎる
  • 努力が成果に結びつかない
  • どうでもよい仕事が多い など

体調が悪いのは、もう休むしかないです。

しかし、それ以外はこうしてみると、「働きたくない」と感じちゃってもおかしくないような理由があることがわかります。

もちろん、働きたくない理由は人それぞれなので、ご自身でゆっくり理由を考えてみることがお勧めです。

理由がわかると対策を立てられるようになりますから、ここはしっかり考えてみてください。

人類史で考える「働きたくないは甘えではない」理由

さらに、人類史的視点でこの問題をとらえてみると、「働きたくない=甘えではない」と理解しやすいです。

なお、あらかじめ言っておくと、以下の議論は「サピエンス全史」上下巻をヒントに考えているので、興味ある人はぜひお読みください。

人類はずっとその日暮らしだった

人類は250万年のあいだ基本的には狩猟採取社会に適応してきました。

ぼくたちホモサピエンスは20万年前に進化しましたが、もちろんライフスタイルは狩猟採取社会でした。

狩猟採取社会というのは、究極のその日暮らしです。

基本的には、将来の備えのために今を犠牲にしてひたすら働くこともなければ、人間関係もそれほど固定されていません。

移動が基本の社会なので、人間関係もいまほどがちっと固定されておらず、うっとうしい人がいたら適度に距離をとって逃げることもできます。

ぼくたち人間は、その日暮らしに適応した存在としてずっとやってきたわけです。

その日暮らしから仕事に支配される生活へのシフトチェンジ

ところが、約1万年前にライフスタイルが激変する出来事が起こりました。

かの有名な農業革命です。

これによって、人類は定住社会で生きるようになりました。

定住社会は、将来の備えのために今を犠牲にしてひたすら働く仕組みですし、一定の場所で過ごすことになりますから人間関係も固定されています。

うっとうしい人がいても、ストレスを貯めながらどうにか一緒にやっていくしかない。

これは、いまある仕事と構造的には同型です。

つまり、1万年前のライフスタイルの激変にともなって、いまある仕事につうじる仕組みが生まれていったと考えることができます。

その日暮らしとは真逆のライフスタイルです。

人類はその日暮らし体質から変わっていない

ところが、ライフスタイルは狩猟採取社会から定住社会へと激変したけども、人間の生物学的な特性も一緒に変わったという証拠はありません。

ぼくたちホモサピエンスの遺伝子構造は、ライフスタイルの変化にあわせて変わったという証拠はないんです。

人類が誕生した250万年前から狩猟採取社会であり、しかもホモサピエンス(ぼくたち)に進化した20万年前も同じく狩猟採取社会を継続していたということは、恐らくその日暮らしがぼくらの生物学的な特性にあっているのです。

だから、定住社会はそれだけで人間にとって不自然なライフスタイルであり、ストレスフルなものになりやすいわけです。

働きたくない気持ちは甘えではなく自然な感情です

そう考えると、仕事は本来「こころ楽しく生きる」ための手段に過ぎないはずなんですが、働きたくない気持ちは甘えではなく自然な感情です。

ずっと同じ場所で、固定された人間関係の中で、将来を心配しながら、それでも毎日ずっと楽しく過ごせるように、人間はおそらくできていない。

そうではなく、ぼくたち人間は今していることに集中し、生きたいように生きられる感度を担保したライフスタイルのほうに生物学的に適した存在だったし、いまもそういう存在である可能性のほうが高い。

そう考えると、働きたくない気持ちは自然な感情であり、甘えでも何でもないと言わざるを得ないわけです。

働きたくない人が収入を確保する方法

「これ以上無駄に消耗したくない」から働きたくない気持ちになっているならば、無駄に消耗しない方法で収入を確保していくとよいです。

本業で「働きたくない」と思っているのに、そこにしか収入源を頼れないというのはめっちゃストレスフルです。

なので、ちょっとでも収入源を増やして、本業しかないという心的負担を軽減し、stressを低減していく方向で対策を立ててみましょう。

対策例は以下の通りです。

対策
  • 特技で稼ぐ
  • ネットで稼ぐ
  • 転職して稼ぐ  など

特技で稼ぐ

本業で「働きたくない」と思っていても、副業で少しでも収入あれば、逃げ道ができるので気持ち的に楽です。

働きたくないと感じにくい副業としては、特技で稼ぐがあります。

例えば、「おしゃれなファッションが得意です」「イラストを描くのが好きで結構うまいです」「占いがめちゃ得意です」「写真・動画作成が趣味でバリバリやれます」などのように、何か得意なことがあればそれで稼ぐとよいです。

「特技で月3万稼ぐ」という目標ぐらいなら、うまくいけば十分達成できるものなので、気軽にチャレンジしてみるとよいです。

いまはとてもよい時代でして、特技で稼ぐことができる無料のプラットフォームが整備されています。

「私には無理かも」と感じる場合でも、「働きたくない」という消耗戦から脱するために、まずはどんな感じかみておいた方がよいので、さくっと無料登録しちゃいましょう。

ネットで稼ぐ

働きたくないと感じにくい副業としては、ネットで稼ぐがあります。

例えば、自分が使ってみて「これは良い!」と思う商品があれば、それを紹介して稼ぐアフィリエイトという方法があります。

これも「月3万稼ぐ」ぐらいの目標ならわりと現実的です。

ネットで稼ぐことに関心がある人は以下は必須です。

  • WordPressでブログを作る
  • ASPに登録する

ASPは以下が超有名なので、さくっと無料登録して中身をチェックするとよいです。

転職して稼ぐ

本業はどうしても「働きたくない」ならば、転職することも現実的な対策です。

「働きたくない」と思っていても、職場を変わると活き活き働けることはわりと普通に起こります。

「特技で稼ぐ」「ネットで稼ぐ」ぐらいではどうにもならないぐらい「働きたくない」なら、転職活動してみるとよいです。

まとめ:働きたくない理由は甘えではないです

本記事では「働きたくないです。仕事しているとうっとうしい人が多いので関わりたくないです。そんな気持ちは甘えですか」という疑問にお答えしました。

結論をいえば、働きたくない理由は甘えではないです。

人類はその日暮らしに適したところがあるため、同じところにとどまって固定された人間関係の中におかれるとしんどいんです。

働きたくない気持ちになっているならば、無駄に消耗しない方法で収入を確保し、好きなことで収入確保を考え、少しでも気楽になれるようにしましょう。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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