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【2020年】作業療法士におすすめ本ランキング【厳選3冊】

京極真
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本記事では「2019年に出版された本のなかで、特に作業療法士におすすめの本があれば教えてほしいなぁ。できれば本を読んだ後にやるべきことも知りたい」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • 作業療法士におすすめ本を教えてほしい
  • 本を読んだ後にすべきことも知りたい

【2019年】作業療法士におすすめ本ランキング【厳選3冊】

2019年に発売された本の中で、ぼくがおすすめする作業療法士向けの本は以下の通りです。

以下それぞれ紹介します。

学校に作業療法を 「届けたい教育」でつなぐ学校・家庭・地域

作業療法士向けの本では、やっぱこの本が一番のおすすめですね。

発達障害領域の作業療法の本ですけども、すべての作業療法士が読んだ方がいいです。

本書は新領域の開拓という筆舌に尽くしがたい苦難がともなう取り組みを、活き活きとリアルに描きつつ、作業療法の本質を体現するプロセスを明示しています。

「作業療法らしい作業療法を実践するのは難しい、、、」と感じている病院・施設で働く作業療法士はたくさんいらっしゃいますが、本書を読めば「まだ自分にはやれることがあるかも!」と勇気づけられ、明日からの実践の改善に尽力しようというエネルギーをもらえると思います。

作業療法士なら分野に関係なくマジでおすすめ。

動画でも解説しているので、気になる方はぜひどうぞ。

作業療法の話をしよう:作業の力に気づくための歴史・理論・実践

2019年も作業療法士向けの本をいろいろ読みましたが、こちらの本はトップ3に入る内容かと思っています。

作業療法士が作業療法を理解するために適切な入門書だからです。

作業はとても複雑な現象でして、それを目的と手段におく作業療法もまた認知的負荷が高く、作業療法の専門家でもさくっと理解しにくいです。

けど、本書は作業療法の本質をわかりやすく、しかも魅力的に解説しており、「作業療法ってなんやねん、、、」と悩んだときに読むといいと考えています。

特に作業療法士がもつべき知識・技能をわかりやすく論じている第3章は、作業療法学生に加えて作業療法士も必読かと思います。

作業療法を理解したい人は必読です。

作業で創るエビデンス

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自分で言うのもあれですけども、本書は2019年に出版された本の中でもかなりいい内容だと感じています。

作業療法研究の本はいろいろでています。

本書はそれらに比べて基礎から応用、そして最先端まで網羅しており、これ一冊で研究法の全容を理解することができるかと思います。

日々の臨床は最重要ですが、研究がなければその質を高めることは無理ゲーです。

1人ひとりの作業療法士の研究力を高め、作業療法の底上げに貢献していただき、対象者にとって役立つ作業療法を実現していく必要ありです。

本書はその努力を後押しすることでしょう。

作業療法士におすすめ本を読んだ後にやるべきこと

作業療法士におすすめ本を読んだ後にやるべきことは以下の通り。

以下それぞれ解説します。

その①:小さく行動する

本を読んだら、自分の行動に少しでもいいから反映させてください。

知識は使ってこそ意味があるからです。

  • その①:小さく行動する
  • その②:ふり返る
  • その③:リソースを集中投下する

最初は失敗するので、うまくいかなくても気にする必要なしです。

小さく行動→失敗、、、を繰り返し、小さな成功体験を積めれば御の字です。

その②:ふり返る

小さく行動したら、ふり返るようにしてください。

それによって、本当にやるべきことが明確になるからです。

具体例

学校に作業療法を 「届けたい教育」でつなぐ学校・家庭・地域」を読んだら、自分の実践に活かせることはないかを考えてみてください。

もし、対象者に届けたい作業療法があるなら、少しでもそれを実現するために小さく行動してみたらOK。

それはもしかしたら、多職種に想いを伝えるだけで精一杯かもですが、それでもいいです。

こんな感じで、ふり返るとよりよくするにはどうしたらいいかを明確にすることができます。

ふり返ってもよくわからないときは、本を再読したらいいです。

その③:リソースを集中投下する

やるべきことがわかったら、徐々にリソースを投下していけばOK。

それによって、読書した成果が実を結びはじめるからです。

具体例

作業療法の話をしよう:作業の力に気づくための歴史・理論・実践」を読んで、作業療法士の技能を小さく行動に移したら、そのプロセスとアウトカムをよく振り返ってみてください。

すると、知識が足らなかった、とか、思っていたよりもうまくできな、などがわかるはずです。

「小さく行動する→ふり返る」を通して、これからやるべきことを明確にすべし。

こんな感じで、やるべきことが見えたら、リソースを集中投下してがんがん行動していきましょう。

まとめ:【2019年】作業療法士におすすめ本ランキング【厳選3冊】

本記事では「2019年に出版された本のなかで、特に作業療法士におすすめの本があれば教えてほしいなぁ。できれば本を読んだ後にやるべきことも知りたい」という疑問にお答えしました。

結論は以下の三冊です。

未読の方は読んでから年越ししましょう。

以下の記事でもおすすめ本を紹介しています。合わせてどうぞ。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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