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コミュニケーションのズレを解消するコツ【具体例あり】

京極真
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京極真
京極真

本記事では「コミュニケーションがズレて相手になかなか通じません。コミュニケーションのズレはどうしたら減らせますか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • コミュニケーションのズレで困っている
  • コミュニケーションのズレを低減するコツを知りたい

なお、以下の記事にコミュニケーションに関する記事をまとめました。

興味のある人は合わせてお読みください。

コミュニケーションのズレを解消するコツ【具体例あり】

結論:状況・目的・方法に焦点化する

結論をいうと、コミュニケーションがズレて、相手になかなか通じないときは、以下の3つに焦点化したコミュニケーションを行うとよいです。

ポイント
  • 状況
  • 目的
  • 方法

基本はこれだけよくて、「あれ?何か通じていないな・・・」と感じたら、状況・目的・方法に注目したらよいです。

コミュニケーションのズレが生じる理由

コミュニケーションのズレは、状況・目的・方法が良くわからないために生じていることが多いです。

簡単な例を示すと以下の通り。

***朝***

A子
A子

急ぎで資料を作成しておいてください

B太
B太

わかりました

***夕方***

A子
A子

資料は出きましたか?

B太
B太

え?まだです

A子
A子

えー!?私は今朝、急ぎで資料作成をお願いしましたよね?

B太
B太

はい。でも今日の夕方とは言われなかったので、明日までにやろうと思っていました

A子
A子

これから会議があるのに、もう間に合わないじゃない!

B太
B太

そんな・・・。申し訳ありません・・・

わかりやすくするために単純な例を示しましたが、これは両者の間で状況・目的・方法が明らかになっていないために生じているコミュニケーションのズレです。

このように、コミュニケーションは状況・目的・方法が良くわかっていないとズレが生じるのです。

コミュニケションのズレを解消するコツ

したがって、コミュニケーションのズレを減らしたいなら、状況・目的・方法を確認していくとよいです。

先ほどの例で示すと以下の通りです。

***朝***

A子
A子

急ぎでこの資料を作成しておいてください

B太
B太

わかりました。いつまでにやればいいですか?(状況

A子
A子

今日の夕方に会議があるので、それまでにお願いします

B太
B太

了解です。資料作成にあたって会議の目的を教えてください。それにあわせて内容を精査します(目的

A子
A子

売り上げが落ちているのでその対策を話しあうんです

B太
B太

わかりました。では、意志決定しやすいよう資料をまとめる方向でよいですか?(方法

A子
A子

そうですね。それでぜひお願いします

***夕方***

A子
A子

資料はできましたか?

B太
B太

はい。資料作成しました

A子
A子

ありがとうございます!とても助かります

理解を促すために、簡単な例にしていますが、このように状況・目的・方法に焦点化するとコミュニケーションのズレを低減できます。

コミュニケーションのズレを解消できると人間関係が楽になる

コミュニケーションのズレを解消できると人間関係が楽になる

ぼくの経験上、コミュニケーションのズレを解消できると人間関係が楽になります。

理由は、人間関係のストレスのたいはんはコミュニケーションエラーで起こっているからです。

状況・目的・方法に焦点化したコミュニケーションができれば、ズレを予防できるし、たとえズレが起こっても解消できます。

なので、人間関係を楽にしたければ、コミュニケーションのズレを解消するスキルを身につけるべしです。

基本は配慮です

スキルの本質は配慮です。

上記の例を見てもらったらわかりますが、状況・目的・方法に焦点化したコミュニケーションは配慮に満ちています。

他方、そうでない例は配慮に欠けるやり取りになってしまっています。

コミュニケーションのズレを解消するというと大袈裟に聞こえるかもですが、基本は自他に配慮するとよいだけです。

人生を無駄に浪費したくないなら状況・目的・方法に焦点化しよう!

ぶっちゃけこれにつきます。

人生は有限であり、トラブルのたいはんは人間関係由来です。

しかも人間関係のトラブルは不毛です。

なので、人生を無駄に浪費したくないなら、最初は面倒に感じるかもですけども、状況・目的・方法に焦点化したコミュニケーションを実行していきましょう。

まとめ:コミュニケーションのズレを解消するコツ【具体例あり】

本記事では「コミュニケーションがズレて相手になかなか通じません。コミュニケーションのズレはどうしたら減らせますか」という疑問にお答えしました。

結論は、状況・目的・方法に焦点化したコミュニケーションを実行したらよいです。

本記事がコミュニケーションのズレで悩んでいる人の役に立つようでしたらうれしいです。

追記:信念対立解明アプローチの書籍はこちらから

本記事の基盤にある信念対立解明アプローチの書籍は3冊あります。

本記事が面白かった人は、ぜひ書籍もあわせてお読みいただけるとうれしいです。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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