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嫌な予感はわりと当たらないと気づきはじめると勇気がわくかもしれない

京極真
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本記事では「先々の人生には嫌な予感しかないです。だって、悪い話しかないんですもん。どうしたらいいの?」という疑問にお答えします。

また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。

お困りの方は以下の記事を参考にしてください。

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嫌な予感はわりと当たらないと気づきはじめると勇気がわくかもしれない

結論:嫌な予感は想像以上に起こらない

結論をいうと、嫌な予感は当たらないことが割と多いです。

ぼくらはリスク回避のために、無意識のうちに良い予感よりも、嫌な予感を大きく見積もるからです。

具体例

嫌な出来事は実際に起こってほしくないため、回避するためにあれこれ良からぬ予想をふくらましがちになります。そのため、実際には起こる確率が低いものまで妄想してしまい、さもそれがいますぐ起こるかのように感じてしまうことがある。

それが積み重なっていくと、実際に起こりうる嫌な出来事よりも嫌な予感が大きくなるので、想像以上に起こらない、、、という事態になります。

図式化すると以下の通りでして、悪い予感は大きく見積もられるので、実際には想像しているほどには起こらないわけです。

そう理解すると、どうです?

ちょっぴり勇気がわきませんか?

よくある疑問:嫌な予感は当たらないんですか?

疑問

嫌な予感は当たらないんですか?

結論をいうと「嫌な予感は当たる」ことがあります。

理由は、嫌な予感は大きく見積もられるので、その中に実際の嫌な出来事が含まれていることがあるからです。

図解すると以下の通りです。

嫌な予感は大きくふくらみがちなので外れる部分もあります。

けど、その一部に実際の嫌な出来事が含まれていることがあります。

そこは、嫌な予感が当たる箇所です。

したがって、嫌な予感は想像以上に起こらないけども、当たることもあると理解しておきましょう。

よくある疑問:良い予感よりも、嫌な予感を大きく見積もるのはなぜ?

疑問

良い予感よりも、嫌な予感を大きく見積もるのはなぜ?

結論をいうと、ぼくらは得するよりも損したくない、、、からです。

これは行動経済学の「プロスペクト理論」で説明されている事象でして、ぼくらは損失回避を最優先にする傾向があるのです。

具体例

得する選択肢と損しない選択肢があるとします。すると、ぼくらは損しない選択肢を選ぶ傾向にあります。

悪い予感は損をもたらしますので、それを回避したいがためにあれこれ考えているうちに、良い予感よりも嫌な予感が大きく見積もられる事態に陥るわけです。

こんな感じで、ぼくらは得するよりも損したくないと思っちゃうので、良い予感よりも嫌な予感を大きく見積もられちゃうんですね。

行動経済学は以下の本がわかりやすくておすすめです。

嫌な予感を無闇にふくらませないコツ

嫌な予感を無闇にふくらませない主なコツは以下の通り。

主なコツ
  • 手順①:嫌な予感をメモする
  • 手順②:嫌な予感の当たり外れを検証する

基本、2つの手順を実行したら、「あまり当たらないから、あれこれ妄想しても仕方ないかも、、、」と思えるでしょう。

手順①:嫌な予感をメモする

嫌な予感が頭によぎったら、さくっとメモすべしです。

記録に残すことによって、その真偽を検証できるからです。

具体例

  • このままだと手ひどい失敗する、、、と予感したら、さくっとメモってください。
  • このプロジェクトは絶対にうまくいかない、、、と予感してもさくっとメモです。
  • その他、頭によぎるいろんな嫌な予感をさくさく言語化していきましょう。

こんな感じで、嫌な予感を記録に残していくのです。

メモ帳をもっていない人は以下が安くて使いやすいのでおすすめです。

手順②:嫌な予感の当たり外れを検証する

嫌な予感をメモしたら、しばらくした後でそれが実際に起こったかどうかを確認してください。

それによって、「あまり当たらないから、あれこれ妄想しても仕方ないかも、、、」と思える機会をつかむことができるからです。

具体的には、メモした内容の左側に「○」「×」をつけたらOK。

具体例

  • × このままだと手ひどい失敗する
  • × このプロジェクトは絶対にうまくいかない
  • ○ 部長に怒られる

こんな感じで検証しておけば、「嫌な予感ってわりと当たらないもんなんだぁ」と思えると思います。

嫌な予感が当たらないようにするコツ

結論:事前に対策するべし

とはいえ、嫌な予感は当たることもあります。

嫌な予感を無闇にふくらませないようにしても、当たるときは当たるんです。

致命的な嫌な予感が当たると、それで人生詰むこともあります。

人生ってまじハードゲームですね、、、。

そうした事態を回避するには、事前に対策するしかないです。

事前の対策で嫌な予感が的中した場合になるべく損失回避できる余地を作っておくんです。

胸騒ぎは膨らませすぎず、けど「確認→対策」はする

①確認

  • 矛盾しているように聞こえるかもですが、嫌な予感という胸騒ぎが起こったら、その原因があるかどうかをまずは確認した方がいいです。

②対策

  • 特に具体的な原因がない場合→嫌な予感を大きく見積もりすぎかもなので、スルーする。
  • 何かしらの原因が思いあたる場合→今すぐ対策すべきか、しばし放置でよいのか、を検討する。

対策してもしなくても、結果が変わらないと予想されるならば、しばし放置でよいかもしれません。

実際、ぼくも放置しているものがありますもん。

けど、今すぐ対策したら結果が変わりそうなら、嫌な予感の原因を解消・解決するために即行動あるのみです。

ただし、やぶ蛇になることもあるので、即行動した結果よけいに嫌な予感が起こる確率が上昇することもあります。

こればっかりは、やってみなくちゃわからないですね。

まとめ:嫌な予感はわりと当たらないと気づきはじめると勇気がわくかもしれない

というわけで本記事は以上です。

嫌な予感は当たることもあるんですが、想像している以上には当たらないもんです。

悪い話ばかりで嫌な予感が膨らむときは、損失回避したいがために嫌な予感を必要以上に膨らませている可能性に思いはせてくださいね。

とはいえ、当たるときは当たるんですけどね。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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