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余計な仕事を増やす人にはどうしたらいいか

京極真
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本記事では「職場に余計な仕事を増やすことが仕事、、、みたいな人がいます。毎度のことなので、本当に困ります。どうしたらいいですか」という疑問にお答えします

こんな方におすすめ
  • 毎度のごとく余計な仕事ばかり増やす人に疲れている
  • どう対策したらいいか知りたい

また、仕事や人間関係などについてのお悩みについて書いた記事を以下にまとめています。

お困りの方は以下の記事を参考にしてください。

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余計な仕事を増やす人にはどうしたらいいか

結論:毎度のように余計な仕事を増やすなら、基本的に自分で対応してもらおう

結論をいうと、毎度のように余計な仕事を増やすなら、基本的に自分で対応してもらったほうがいいかもです。

周囲がばんばんフォローするから、自分が増やした余計な仕事を自覚できず、どんどんいらん仕事を増やしていくことがあるからです。

例えば、ある人が必要な確認を怠ったため、業務上の過誤が起こってしまい、そのフォローで余計な仕事が生じたとしましょう。

こういうミスは誰でもやりがちですので、基本は皆で連携しながらフォローしたらOK。

困ったときはお互い様ですからね。

けど、毎度のように余計な仕事を増やしているような場合、ちょっと踏みとどまって考えた方がいいかもです。

周囲がフォローすることによって、自身の問題性に気づくことができず、同型の問題を再生産している可能性ありだからです。

行動変容するには行動の問題を気づいてもらうしかないです。

気づきを促すには、結果に向きあってもらうのが一番です。

なので、毎度のように余計な仕事を増やすなら、基本的に自分で対応してもらったほうがいいでしょう。

よくある疑問:自分で対応してもらったら問題がさらに生まれるのでは?

疑問

自分で対応してもらったら問題がさらに生まれるのでは?

確かにその恐れありです。

けど、それも含めて自分で対応してもらったらいいじゃないですか。

余計な仕事を増やす→自分で対応する→さらに余計な仕事を増やす→自分で対応する、、、これやったら「自分の働き方は何かおかしい、、、」とアホで気づくものです。

そして、こんな感じで2回、3回、、、と自分で対応してもらいつつ、内省を促しながら改善できるところから改善していく。

そういうスタンスで関わっていれば、そうしない場合に比べて自身の行動の問題性に気づきやすいです。

一時たいへんかもですけども、こういうことは永遠に続くわけではないので、フォローに走り回るのではなく、ちょびっと静観してみましょう。

よくある疑問:職場の連携がとれなくなるのでは?

疑問

職場の連携がとれなくなるのでは?

確かに、「毎度のように余計な仕事を増やす→増やした余計な仕事は自分で処理してもらう」にすると、フォローしていないのでそう感じやすくなるかもです。

けどそれは今までの発想に囚われすぎているから、そう感じちゃっているだけかもですよ。

というのも、自分で増やした余計な仕事は自分で対応することによって気づきを促し、行動変容してもらってメンバーとして機能するようにしていくだけだからです。

つまり、「毎度のように余計な仕事を増やす→増やした余計な仕事は自分で処理してもらう」の先には連携があるわけです。

なので、連携がとれなくなるかも、、、と不安にもう必要なしです。

余計な仕事を増やす人への対策は皆のためにもなる件

結局はマッチングの問題です

もっと根本から考えると、余計な仕事を増やすことが仕事、、、みたいになっている人は、結局のところ仕事とのマッチングでミスっているんですよね。

自分にあっていない仕事をやらざるを得ないから、余計な仕事ばかり増やしているわけです。

具体例:営業の仕事の場合

顧客からのクレームが耐えない状況が続いています。

普通、時間がたてば適応しはじめて、そういう問題も減ります。

しかし、何年やっても続くようならマッチングでミスってますよね。

こんな感じで、ご本人と仕事がうまくかみあっていないと、余計な仕事を増やすことが仕事みたいな状態に陥るわけです。

労働の流動性を高めるしかない

マッチングの問題を減らすには、労働の流動性を高めるしかないです。

労働の流動性とは、ぼくら労働者が会社を移動しやすさの程度です。

移動しやすいと、労働の流動性があります。

その逆は労働の流動性がないです。

労働の流動性が確保可能なら、マッチングがいまいちのときにさくっと変わることができます。

労働の流動性の確保は社会システムが変わる必要がありますけども、主な変更ポイントはたぶん以下かと思われます。

  • 解雇規制緩和
  • 同一労働同一賃金

この2つはちゃんと変えないと、マッチングの問題が起こったときに抜本的な対策ができないです。

余計な仕事を増やす人への対策は皆のためにもなる

上記2点を変えることができれば、余計な仕事を増やす人以外にも働きやすい状態がやってきます。

だって、あわないと思ったら別のところに移動したらいいだけだし、雇用主も「こりゃだめだ」と思ったらさくっと切れるからです。

いまたいへんなのは、マッチングの問題が起こっているのに、雇用主も労働者も動くに動けないから小手先の対策をやるしかないからです。

毎度のごとく余計な仕事を増やす人は、ご自身と仕事がうまく適していません。

そういう状態の人を雇い続ける雇用主もリスキーですし、そういう状態で働き続けなきゃいけない人も気の毒です。

社会が変わって、柔軟に生き方を選べる状態が整えばいいですね。

まとめ:余計な仕事を増やす人にはどうしたらいいか

本記事では「職場に余計な仕事を増やすことが仕事、、、みたいな人がいます。毎度のことなので、本当に困ります。どうしたらいいですか」という疑問にお答えしました。

結論をいえば、毎度のように余計な仕事を増やすなら、基本的に自分で対応してもらったほうがいいでしょー。

フォローするから問題に気づけず、同じことの繰り返しになっている可能性ありだからです。

著者紹介
京極 真
1976年大阪府生まれ。Ph.D、OT。Thriver Project代表。吉備国際大学ならびに同大学大学院・教授。作業療法学科長、保健科学研究科長、(通信制)保健科学研究科長。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程・終了。『医療関係者のための信念対立解明アプローチ』『作業療法リーズニングの教科書』『作業で創るエビデンス』など著書・論文多数。
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